国別に外国人男性の特徴をご紹介する「ダーリンは外国人シリーズ」。アラブにイスラエル、イギリスにフランス、中国にフィリピンなど、さまざまな外国人ダーリンの特徴をお伝えしました。
「国際恋愛デートシリーズ」では、これを少し深く掘り下げてデート中の出来事に特化。中華系マレーシア人ダーリンとのデート中に驚いたことをお伝えしたいと思います。
中華系マレーシア人とは
「中国人なの? マレーシア人なの?」という声が聞こえてきそうなので、本題に入る前にまずはウンチクを少々。中華系マレーシア人とは、主に19〜20世紀にかけて、中国南部からマレーシアにやってきて、定住した華僑の子孫のこと。子孫のルーツは中国にあるけれど、マレーシアで生まれ育った彼らはマレーシア人というわけです。
マレーシア国内では国民の約25%とマイノリティながら、ビジネスに長けている人が多く、米フォーブス誌が紹介する2018年度版マレーシア国内の長者番付では10人中9人が中華系マレーシア人となっています。
辛い時はオレに頼ってくれ!
マレーシアに赴任したときのこと。中華系マレーシア人の男性たちから「頼りにしてくれ」と、職場で頻繁に言われました。筆者が外国人だから、マレーシアのことをよく知らないから、マレーシアでの仕事に慣れないから・・・と言うのが主な理由のようでした。彼らは20代前半で、自分よりも社会人経験が浅い人たち! 「若いのに自信があるのねぇ」と感心。
デートの主導権を握るのはダーリン
「オレを頼りにしてくれ」と言う中華系マレーシア人ダーリンですから、デートプランも自分で考えるのが得意。これは筆者の元ダーリンだけでなく、中華系マレーシア人ダーリンのいるご家庭でも同じようです。もちろんお付き合いが長くなれば「あなたと一緒に、ここに行ってみたい」と言えば、その周辺の観光スポットやおすすめレストランを提案してくれることでしょう。
食べ切れないほどの量を注文
彼とデートしていて不思議に思ったのが、カフェや食堂で食べ切れないほどの量を注文すること。どうやら、これは「たくさん料理を振る舞うだけのお金がありますよ」という考え方のようです。面子のほかに、客人と良好な関係を築くため、親切にすることで自分たちに金銭面で幸運に恵まれるという意味があると教えてもらいました。日本語にするとおもてなしになるのでしょうか。とはいえ、残すのはもったいないと考える日本人からすると複雑。
中華系マレーシア人ダーリンとのデート期間は2カ月に満たなかったものの、首都クアラルンプールやその近郊のさまざまな場所へ連れて行ってくれました。忘れられないのが、夜に眺めたツインタワーの神秘的な煌めき。「タワーのひとつは日本の建築会社が手掛けたんだよ」と教えてくれたのも彼でした。クアラルンプールを訪れるたびに思い出す、ステキな思い出です。
[asianinspirations.com.au]
[forbes.com]
[mofa.go.jp]
[All Photos by shutterstock.com]