国別に外国人男性の特徴をご紹介する「ダーリンは外国人シリーズ」。アラブにイスラエル、イギリスにフランス、中国にフィリピンなど、さまざまな外国人ダーリンの特徴をお伝えしました。
「国際恋愛デートシリーズ」では、これを少し深く掘り下げてデート中の出来事に特化。インド系マレーシア人ダーリンとのデート中に驚いたことをお伝えしたいと思います。
インド系マレーシア人とは
マレーシア人口の約7%を占めるインド系マレーシア人。主にインドからマレーシアに移り住んだ人たちとその子孫のことを指します。現在のタイやラオス、カンボジアにマレーシアなど東南アジア一帯の地域に古くから影響力のあったインド。その歴史は紀元前後まで遡ります。
15世紀には商人としてインドからマレーシアへ定住した人もいましたが、多くのインド人が労働力として移り住んだのは、18〜20世紀にかけてのイギリス植民地時代(※イギリス領マラヤ)のこと。プランテーション業など労働力の実に9割は南インドのタミル人でしたが、警官や警備員などの職業に就いたのは志の高い北インド人が多かったとのこと。
そんなわけで、現在のマレーシアにはヒンズー教徒、シーク教徒、イスラム教徒など信仰の異なる様々なインド系マレーシア人が暮らしているのです。インド系マレーシア人の歴史についてご興味を持たれた方は、英語になりますがこちらをどうぞ。
デートしたのは南インド人と北インド人
さて、筆者が親しくなったのはマレーシア系南インド人ダーリン(以下、南インド人ダーリン)とマレーシア系北インド人ダーリン(以下、北インド人ダーリン)。前者は褐色肌のタミル人ヒンズー教徒で、後者は頭に巻いたターバンがトレードマークの肌が白いシーク教徒です。北インド人ダーリンは彫りが深くがっしりした体格で、南ヨーロッパ人男性のような外見でした。
アプローチが激しい
2人のダーリンに共通することは「アプローチが非常に激しい」こと。北も南も、ダーリンは初対面からずいぶんとガツガツしていました。南インド人ダーリンに至っては、婚約者がいるのに(※のちに共通の友人から聞いてビックリ!)アプローチをかけてくる始末。結婚生活が思いやられます。
ロマンチックなのか、口がうまいだけなのか
「かわいいよ」「肌がキレイ」「君を愛してる」などのセリフを並べ立てるインド系マレーシア人ダーリンたち。ロマンチックな雰囲気にもっていこうとする姿勢は、北も南も共通していました。北インド人ダーリンは付き合っていないのに、毎日毎日、長文のメールを送ってきたりして困惑。プレイボーイと良心的な男性との見分けがつかなかった当時の筆者は、「私のこと好きなの?」と思ってしまったのです。
金持ち&デキる男アピール
北インド人ダーリンと何度かデートを重ねたり、メールのやり取りをしているうちに、金持ち&仕事がデキる男アピールがすごいことに気づきました。本当のお金持ちや、仕事ができる男性ってそんなアピールしなくても分かるんですけどね・・・。(今思えば、「カッコいい〜」と思っていた当時の筆者はかなりのバカ)。
二股をかけられてた!?
賢い北インド人ダーリンは、筆者の浅はかさを見抜いていました。結局のところ二股をかけられていたのです。さて、どうして二股だと分かったのでしょう? それは彼の携帯に連絡を入れたとき、女性が電話口に出て「彼のガールフレンドは私よ。ダーリンはシャワー中なの」と言われたから。
ショックを通り越して、自称ガールフレンドの頭の悪さと拙い英語に唖然。そんな女性と天秤にかけられていた自分の無能さを恥じ、一気に恋心が冷めたのでした。
その後はSNSを通じてしつこく追ってきた北インド人ダーリンですが、一切こちらからは連絡を断つことに。のちに共通のインド系マレーシア人の女友達から「彼がすごく謝ってた。悪いことをしたと伝えて欲しい」と一言。
その友人からは「あの男は、日本人と付き合うのがステイタスだと思っていたと思う。アジア圏にはそういう男もいるから、気をつけてね」とのアドバイスをもらいました。みなさまも、旅先で出会った口の上手い異性にはお気をつけあそばせ。
[says.com]
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