ベトナムで今最も人気の観光スポットといっても過言ではないのが、世界遺産の古都ホイアン。東西貿易の中継地として栄えたホイアンの旧市街には、アジアとヨーロッパが融合したノスタルジックな街並みが広がっています。ホイアンの街が最も輝くのが、夜。ランタン祭りの日でなくとも、毎晩色とりどりの光の競演が楽しめますよ。
ホイアンは夜、魔法にかかる
夜のとばりが下りて、ランタンに灯りが灯るころ、ホイアンの街は魔法にかかります。ベトナムで最もフォトジェニックなパステルイエローの街並みが幻想的な光で照らされ、ノスタルジックなムード全開に。
色も形もさまざまなホイアン名物のランタンが、夜の街をロマンティックに彩ります。
毎日がお祭り気分
ホイアンといえば、毎月旧暦の14日に開催されるランタン祭りが有名。しかし、毎晩旧市街のいたるところにあるランタンにあかりが灯るので、ランタン祭りの日でなくとも、色とりどりの光に包まれたホイアンらしい風景を楽しむことができるのです。
夕方になると、グエンホアン通りにナイトマーケットが出現し、毎日がお祭りのよう。ベトナム雑貨やエスニック衣料はもちろん、ロールアイスやカエルのフライなど、ちょっと変わったグルメを扱う屋台も出て、見ているだけでも楽しめます。ランタンを売る屋台では、カラフルなランタンが一ヵ所にぎゅっと集まっているおなじみの写真が撮れますよ。
トゥボン川の手漕ぎボート体験
夜のホイアンで楽しみたいのが、トゥボン川の手漕ぎボート。昔ながらの木造のボートから、ライトアップされた旧市街の風景を堪能しましょう。
身をかがめながら橋の下をくぐる瞬間は、ちょっぴりスリリング。ちょっとした冒険気分も味わえます。
ボートの乗船料には、灯篭流しも含まれています。光に彩られた夜のホイアンに、またひとつあかりをプラスして。
ロマンティックなディナー
フランス統治の名残を感じさせる邸宅風のおしゃれなレストランが多いホイアンの夜は、ロマンティックなディナーにぴったり。なかでも、トゥボン川を見下ろすテラス席が特等席です。
グエンタイホック通り沿いにあるレストラン「カーゴクラブ」は、ベトナム料理と西洋料理を提供するフレンチコロニアル様式のレストラン。白と赤をアクセントにした2階は、ラグジュアリー感漂う空間で、テラス席からはライトアップされた川沿いの風景が楽しめます。テラス的は特に人気が高いので、ディナータイムは予約必須。
賑やかな川沿いを避けて、落ち着いたムードの中で食事がしたいなら、路地裏の隠れ家レストラン「シークレットガーデン」がぴったりです。中庭のある雰囲気満点の一軒家レストランで、夜はベトナムとヨーロッパのフュージョン料理を楽しんで。
夜だっておしゃれカフェ
ハイセンスなカフェが多い、カフェ天国のホイアン。夜遅くまで営業していて、ディナー後も行けるカフェがたくさんあります。
食後の口直しにおすすめなのが、ホイアンを代表するカフェ「ホイアンロースタリー」姉妹店の「ココボックス」。オーガニック食材を使用したフルーツジュースのお店で、お土産向きの食品や化粧品なども販売しています。
オーダーしたのは、スイカジュースと、パッションフルーツがトッピングされたヨーグルトアイス。さっぱりとしていながら、濃厚なアイスクリームは絶品。スイカジュースにもパッションフルーツの種が入っていて、プチプチした食感がたまりません。
おすすめ時間帯は朝と夕方以降
ホイアン観光におすすめの時間帯は、11時までの朝の時間帯とランタンにあかりが灯り始める夕方以降です。
大人気の観光地だけあって、午後になると団体ツアー客も大勢やってきて大混雑。ゆっくり街歩きを楽しむどころではなくなるので、日中なら比較的人の少ない11時ごろまでがいいでしょう。そのうち9~11時のあいだは、旧市街中心部が歩行者天国になります。
午後なら、美しいランタンの光が楽しめる夕方以降。日中と違って夜の混雑は避けようがありませんが、ホイアンが最も美しくきらめく様子を見逃す手はありません。
ホイアンへはダナンから日帰りで訪れる人も多いですが、できればホイアンでの宿泊がおすすめ。一泊なら、夕方までにホイアンに到着し、翌日のお昼ごろまでホイアン旧市街を楽しむプランがベストです。
こぢんまりとした街ながら、日中と夜でまったく異なる表情を見せてくれるホイアン。おしゃれなレストランやカフェ、雑貨ショップなどの立ち寄りスポットも充実しているので、ゆっくりと時間をとって、世界遺産の古都を味わいましょう。
[All photos by Haruna]
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『【ベトナム】ノスタルジックな世界遺産の古都、ホイアンでしたい8つのこと』もあわせてぜひ。
Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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