香りにこだわる食パン専門店のサンドイッチは絶品だった【VIKING BAKERY F】

東京メトロ千代田線 乃木坂駅から徒歩2分ほど歩いた場所にお店があります。お店が近づくとパンの良い香りが周辺に漂い、香りに誘われるように店内へ。美味しそうな食パンがずらりと並ぶ姿を目の当たりにして、パン好きのテンションが上がります。

食パンはなんと10種類！一番人気なのは？

VIKING BAKERY Fでは、プレーンの食パン、21雑穀（Cereal）、サワーブレッド（Sourdough）の他に、7種類のフレーバー食パンがあります。やっぱり一番人気はなんと言ってもプレーンの食パン（1本2斤、850円・税抜）なんだそう。

二番目に人気なのは、7種類あるフレーバーのうちの一つ、「ガトーショコラ（520円・税抜）」です。コーヒーのお供にもピッタリというこちらのパン、チョコレートの濃厚な香りが漂います。

そして、三番目に人気なのは、入口近くのショーケースで最も目を惹くビジュアルの「苺とマスカルポーネサンド（550円・税抜）」。

見てください、このビジュアル。苺の赤とガトーショコラの食パンのブラウン、マスカルポーネのホワイトが彩り美しく映えますね。ショーケースにずらりと並んでいたこのサンドイッチ、お昼どきにはあっという間に売れてなくなっていきました。

最近の食パンブームのおかげで、色々な場所で美味しい食パンが手に入るようになりました。お店それぞれにこだわりを持って作られている食パンですが、「VIKING BAKERY F」はどのようなところにこだわって作られた食パンなのでしょうか？広報の方にお聞きしました。

「香り」にこだわって作られた食パン

「VIKING BAKERY F」の食パンは、一言で表現すると「香り」にこだわって作られた食パンなんだとか。「VIKING BAKERY F」の食パンのミミ（クラスト）は、極力薄く仕上げているのですが、香ばしさが出るようにあえて少しだけ長く焼いているのだそう。この少しだけ長く焼くことを”焼き込み”と表現し、粉選びから焼き込みまで、小麦の香りを最大限に活かす作り方をしているのです。

プレーンな食パン以外に7種類あるフレーバー食パンは、「チーズ×ペッパー」「竹炭×ドライトマト」というように、必ず2つのものがかけ合わされています。なぜこの2つなのでしょうか？それは、味として良いものと香りの良いものを組み合わせているからなのだそう。

美味しいものは香りが良い、という信念を元に、香りにとことんこだわって作られた食パンだったのです。

おすすめの食べ方って？

一番人気のプレーンの食パンも、購入した当日はそのまま食べるのがおすすめ、ということですが、広報の方によると、シンプルにたまごサンドで食べてほしいとのこと。他のたまごサンドでは感じられない、美味しさを感じられるそうですよ。

食パンは、すぐに食べるもの以外は冷凍するのがおすすめ。賞味期限は、常温で3日です。冷凍する際は一枚一枚カットして、ラップにくるんでください。冷凍したものを食べる際には、半解凍くらいでトーストして食べるのが良いそう。

待ち時間はどれくらい？

休日はレジカウンター前に行列ができますが、10～15分程度の待ち時間で購入できるそう。プレーンの食パンは焼き上がり時間が店頭入口に書いてあります。筆者が訪れた平日は、8:00・9:00・11:00・13:30の4回でしたが、土日は多めに焼いているそう。

焼き上がり時間は電話で問い合わせすれば教えてもらえます。また、電話での取り置きも可能。多めに購入したい方、確実に購入したい方は、事前に問い合わせするのがおすすめです。

平日は、手土産としてスーツを着たビジネスマンが食パンを買い求めることも多いそう。好みがわかれるスイーツを手土産にするよりも、食パンを手土産にする方が、圧倒的に喜ばれるかも！妙に納得してしまいました。

「VIKING BAKERY F」では、通常透明のビニール袋に購入した食パンやサンドイッチを入れてもらえます。手土産やギフト用などで紙袋が欲しい場合は、有料（税込54円）で用意がありますので、会計の際に伝えましょう。

元々はサンドイッチのお店を作りたかった

元々は食パン専門店ではなく、サンドイッチのお店をオープンしたかったというこちらのお店。オープンに先立ち、海外にまで足をのばし、色々なお店のサンドイッチを食べ歩きしたのだそう。

ところが、サンドイッチを食べた時に一番最初に口に当たる部分であるパンが美味しいお店には出会えませんでした。そこで、サンドイッチが美味しく食べられる食パンを作るために、「VIKING BAKERY F」はオープンしました。

筆者が訪れた際、店頭には5種類のサンドイッチがありました。実際に食べてみたオススメはなんと言っても「VIKINGサンド（630円・税抜）」。3種類の味を詰め合わせたサンドイッチです。（写真奥）

チーズ食パンのたまごサンド、オリーブ食パンの生ハムとルッコラのサンド、竹炭ドライトマト食パンのクリームチーズのサンドの3種類。どのサンドイッチも、食パンと具のバランスがとても良い！例えば、たまごサンドは、チーズ食パンのチーズの風味もしっかり主張していて、たまごにとても合うのです。正直なところ、こんなに美味しいサンドイッチは初めて食べたというくらい、感動のお味でした。

このサンドイッチを食べて初めて、広報の方が「たまごサンドにして食べて欲しい」と言っていた意味を理解しました。食パンと合わせて、「VIKINGサンド」を購入することをおすすめします。そして、プレーン食パンをそのまま食べて味わったら、今度はたまごサンドにして食べてみて欲しい！自宅でも充分、美味しいたまごサンドを味わうことができますよ。

[All photos by Chika]
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PROFILE

Chika

Chika

都内在住、京都をこよなく愛する、コテコテの大阪人。飛行機好きが高じて航空会社のグランドスタッフとして勤務していた経験も。海があるところに行くと癒される。

都内在住、京都をこよなく愛する、コテコテの大阪人。飛行機好きが高じて航空会社のグランドスタッフとして勤務していた経験も。海があるところに行くと癒される。