宜蘭・礁溪温泉ってどんなところ?
宜蘭縣にある礁溪(ジャオシー)は、台北からバスで1時間ほどでアクセスできる温泉観光地です。温泉や足湯を楽しめるのはもちろん、宜蘭ならではのグルメも見逃せません。台湾鉄道を利用すれば礁溪駅から宜蘭駅へは10分ほど、羅東駅へは20分ほどで移動することができ、周辺の観光スポットとの組み合わせ次第で色々な楽しみ方ができます。
日帰りでも泊まりでも楽しめるローカル感たっぷりなこのスポットは、台湾リピーターの方や温泉好きな方に特におすすめです。
台北MRT科技大樓駅からリムジンバスで約1時間!
礁溪へは台湾鉄道でもアクセスできるのですが、鉄道よりもリムジンバスを利用する方が早く到着する上、確実に座って行けるので便利です。
バス会社も色々ありますが、今回筆者が利用したのは「葛瑪蘭汽車客運」というバス会社です。板橋駅、台北駅、科技大樓駅を経由して礁溪へと向かう、水色の車体の1915番線バスに乗車しました。
まずは台北MRT科技大樓駅から歩いてすぐの「葛瑪蘭汽車客運」の窓口へと向かい、チケットを購入します。日曜日の16:20頃に着いたのですがこの日は週末だったこともあり、お店の周りにはバスを待つたくさんの人がいました。
なにせ、礁溪や宜蘭は台湾人にも大人気の観光スポット。休日にちょっと遠出しようと思った時にまず候補地に挙がるであろう、小旅行にぴったりな観光地なのです。
そのため金曜日の夜や土曜日、日曜日の朝などはもっと混んでいるかもしれません。観光客で台湾にあまり慣れていないという方は、週末は避けた方が無難です。
窓口でチケットを購入!混んでいる時はキャンセル待ちを
まずは窓口に並んで直接チケットの購入と座席の予約をします。英語表記もありますが基本的に中国語のみになるので、言語ができない場合はメモを用意しておくことをおすすめします。
科技大樓駅からは往復券(來回票)で202元(約727円)です。公式ホームページの時刻表を見る限り、この時間帯のバスは20分に1本出ているようでした。
16:32のバスに乗れたらいいなと思い窓口に行ったのですが、購入の際お兄さんに「遅くても17:12のバスに乗れるから」と早口の中国語で言われ、チケット変わりのレシートと帰りの切符、番号札を渡されました。帰りのバスを予約したい場合はその場で予約可能です。
遅くても17:12って一体どういうシステムだろう?と思いしばし観察していたのですが、どうやらこの時点で16:32と16:52のバスは満席のようで、番号札はキャンセル待ちをするためのもののようです。17:12のバスは確実に乗れるのですが、その前の時間帯のバスに空きが出た場合は番号が呼ばれていき、17:12より前のバスに順に乗車できるようです。
筆者は結果的に16:32のバスには乗れませんでしたが、16:52のバスが来た時に番号が呼ばれ、キャンセル待ちで乗ることができました。
座席は広々としていて快適!チケットは無くさないように
予約が取れたバスに乗る場合は座席番号がレシートに書かれていますが、キャンセル待ちの場合は空いている座席に座るようです。チケット購入は思ったより大変でしたが、一度乗ってしまえば座席は広々としており快適。しっかりとシートベルトを閉めるようにということ、非常時の脱出方法に関するビデオは日本語でも流れていました。
この日はあまり渋滞もしておらず、1時間もしないうちに礁溪轉運站(礁溪バスステーション)に到着しました。ちなみにバスを降りる時にレシートチケットを回収するため、無くさないよう注意してくださいね。
休日のバスステーションは人がたくさん。ちなみに筆者は帰りは月曜日の16:25のバスに乗車したのですが、渋滞していたため1時間20分くらいかかりました。
以上、リムジンバスでの行き方をご紹介しましたが、リムジンバスは何度か台湾旅行を楽しんだことのあるリピーターの方におすすめです。ぜひ、ローカルな温泉観光地・宜蘭礁溪への旅を楽しんでくださいね。
[All photos by Yui Imai]
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