おすすめドライブ1 シマブルーと「千と千尋の神隠し」温泉【群馬県・四万温泉】
おすすめドライブコースの最初は群馬県の四万温泉。「四万温泉(しまおんせん)」は“四万(よんまん)の病に効く”といわれる温泉も魅力のひとつですが、“シマブルー”と呼ばれる神秘的なターコイズブルーの水をたたえる湖もあるんです!
ちょっとひと息できる「四万温泉 柏屋カフェ」
関越自動車道「渋川伊香保IC」から国道17号・国道353号を経由して1時間ほどの四万温泉。ちょっとひと息入れたいときにぴったりなのが、温泉街にある「四万温泉 柏屋カフェ」。
ビターチョコレートで温泉マークを描いたかわいらしい「温泉マークカプチーノ」があるんです!昭和初期の建物をリノベーションした2階建ての店内は、プロペラ扇風機が回り、木の梁や柱を生かしたノスタルジックな装い。思わずまったりしてしまいます。
独特のブルーが広がる「四万川ダム」
緑濃い山懐に抱かれた四万温泉の最奥端に、突如、姿を現すのは「四万川ダム」。西洋城郭とも思えるような、人工建造物の圧倒的な迫力は息をのむほど!高さ89.5mのダムを下から見上げれば、要塞のようなダムの威圧感にちょっと恐怖すら感じます。
つづら折りの坂道をダムの上まで行けば「奥四万湖」が広がります。雲まで映す静寂の湖面は、ターコイズブルー・コバルトブルー・群青色・・・なんとも表現しにくい神秘的な青さ。
これが“シマブルー”という、どこにもない“青”なのです。湖面が鏡のようになっているので、ミステリアスな青さが写真では伝わりにくいかもしれませんが、吸い込まれそうなほどの美しさ。
住所:群馬県吾妻郡中之条町四万4400-28
https://nakanojo-kanko.jp/shima/spots/%E5%A5%A5%E5%9B%9B%E4%B8%87%E6%B9%96/
ふんわりしたおまんじゅうで腹ごしらえ「焼まんじゅう島村」
腹ごしらえは「焼まんじゅう島村」。注文が入ってから炭火で丁寧に焼き上げられる「焼まんじゅう」は、4つも串に刺さってボリューム満点。実は酒まんじゅうで見た目より軽くてふんわりしています!
「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデル「四万温泉 積善館」
赤い橋を渡れば、アニメ映画『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルのひとつといわれる江戸時代創業の「四万温泉 積善館」。
大正ロマン香る「元禄の湯」は、タイル張りの浴場に5つの長方形の湯船が配されたシンメトリーな造り。声が反響するほど高い天井や陽光眩しいアーチ窓など、洋風でモダンな要素が取り入れられ、お風呂なのに!国の登録有形文化財にもなっているんです。日帰り入浴も行っているので、のんびりとそのお湯を楽しんでください。
>>>ジブリ映画のモデルにもなった!?「積善館」は人に教えたくない癒しの湯
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おすすめドライブ2 首だけの大仏が人をダメにする!?【神奈川県・湯河原】
東京からも車で1時間40分ほどで行くことができる、東京の奥座敷「湯河原」。まずは、ガラスと木製ルーバーからなる大屋根がきれいな湯河原駅をちょっと見学。新国立競技場のデザインでも有名な隈研吾氏によるもので、足湯ならぬ“手湯”なども設けられています。
工場見学やカフェ、買い物を楽しむ「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」
「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」は、贈答用アソートクッキーメーカーとして70年を超える歴史がある「ちぼり」の本社直営店。白木をいかした天井が高い館内には、ショップはもちろん、カフェ(イートインスペース)、工場見学できるスペースまであり開放感たっぷり。
破格のアウトレットクッキーはもちろんのこと、500種類を超えるお菓子やスイーツが勢ぞろい!湯河原特産のミカンをイメージしたコロコロッとしたフォルムがかわいい「シュークリーム 湯河原みかん」は、たっぷりのカスタードクリームにミカンの爽やかな甘酸っぱさが合わさるハーモニー。
珍しい首だけの大仏を見学「福泉寺」
千歳川沿いを温泉街の中心に向かえば、世にも珍しい!首だけの大仏が鎮座する「福泉寺」。茅葺きの風情あるお寺の境内にある“首大仏”は、その高さ約2.5m。肩から上だけの陶製の釈迦像。
元々は、名古屋城内に安置されており、戦後、福泉寺に奉納されたとのことですが、胴体部分は行方不明になってしまったという逸話付き。螺髪(らほつ)なども手にとれるほど間近に見ることができます。
清涼感を味わう「不動滝」と「不動滝茶屋」
温泉街の中心地を抜けて千歳川の上流を目指せば「不動滝」に到着。竹林などの緑に包まれた中にある滝は落差約15m。水量も多く、清涼感いっぱい!!
その「不動滝」を正面に望む特等席が大正時代創業の「不動滝茶屋」。赤い番傘や毛氈(もうせん)が配され、なんとも風情ある趣。黒みつと酢じょうゆの2種類から選べる自家製のところ天は涼感満点!
人をダメにする温泉!?「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」
真っ赤な鳥居を思わすアプローチは、「The Ryokan Tokyo YUGAWARA(ザ リョカン トウキョウ ユガワラ)」。温泉旅館を現代的に再構築した和モダンな温泉旅館なのですが、ココで日帰り入浴。なんたって“人をダメにする温泉”なのだとか。
温泉は、加水・加温なしの源泉100%。ややぬるめの湯なので、のんびりと富士山を見ながら!?長湯を楽しめます。
湯上りのお楽しみがこちらの「Yogibo(ヨギボー)」。館内の至る所に色も形もさまざまなYogiboが配されています!なめらかな肌触りで身体を優しく包み込んでくれるその心地よさに、うたた寝してしまうこと間違いなしですよ。
>>>1泊たったの2700円!“人をダメにする”温泉旅館に泊まってみた!*The Ryokan Tokyo YUGAWARA*【宿泊ルポ】
おすすめドライブ3 天空の幸福と地中の極楽を一挙に楽しむ【静岡県・伊東】
平安時代の開湯と伝わる東伊豆の伊東温泉へは、小田原厚木道路を経由してのシーサイドドライブが魅力的。
レストラン、お土産、足湯までそろう「道の駅伊東マリンタウン」
マリーナに面した海辺のショッピングモールのような雰囲気の「道の駅伊東マリンタウン」。ヨーロッパの街並みを思わせる赤や青、緑など、三角屋根の建物が並び、レストランはもちろんのこと、スパやお土産屋、遊覧船、観光案内所などと、何でもそろっています。
その中でも極め付けが無料の足湯「あったまり~な」。地下1,000mから湧き出す源泉かけ流しの天然温泉なのですが、なんと!全長43mもある関東最大級の足湯なんです。
>>>海を眺めながら、港直送の新鮮な「近海地魚にぎり」を堪能!【伊豆太郎伊東マリンタウン店】
昭和初期の木造建築様式を残す貴重な建物「東海館」
柳が潮風に揺れる伊東大川が流れる温泉街のほとりには、木造3階建ての「東海館」の姿が。提灯にあかりが灯る夕暮れときは、より一層美しさが増し情緒たっぷり。
この「東海館」は、伊東温泉の象徴ともいえる昭和初期の木造建築様式を残す貴重な建物。旅館としての営業は平成9年(1997年)に終了しましたが、平成13年(2001年)に見学などができる観光施設として生まれ変わり、館内随所に粋を極めた意匠などを見ることができます。
自家製ソフトクリームが人気「スイートハウスわかば」
一般的な形状とは異なる、丸い段々型のソフトクリームが人気なのは「スイートハウスわかば」。夏はあっさり、冬はちょっぴり甘めにするなど、こだわりの詰まった自家製ソフトクリームは、重みがありミルクが優しい口どけ。サンデーやアラモード、クレープなどほとんどのメニューにソフトクリームがセット。「クリームあんみつ」は店の看板商品!
>>>地元の人に愛される名店。ソフトクリームがおいしくてかわいい「スイートハウスわかば」【静岡県伊東市】
“観光番”!?なる不思議なスポットも。実はこれ、平成17年(2005年)までは実際の交番として使われていた建物。現在は観光案内所になっているので、もちろん中に入ることもできます。丸みを帯びたフォルムもかわいらしくてノスタルジック!
伊豆の海と空を満喫できる絶景スポット「小室山リッジウォーク“MISORA”」
2021年4月23日、小室山に誕生した新スポットが「小室山リッジウォーク“MISORA”」。その“ミソラ”というネーミングのとおり、伊豆の“海”と“空”を満喫できる絶景スポット。
標高321mの山頂には、その稜線に沿うように全長約166mのボードウォークを配し、稜線の形を崩さない地中に埋まるカフェも新たにオープン!
カフェ利用者のみ楽しめるのが「展望ブリッジ」。山肌にせり出すようにあり全長は約10.8m。両側はガラスで透明になっているのでちょっとしたスリルも。眼前には相模湾がド~ンと広がり、まさに海と空に吸い込まれるそうなほどダイナミック!
山頂なので360度ぐるりと見渡せる眺望。伊豆七島はもちろん、房総半島や天城連山、富士山などを望むことができます。
>>>山頂ボードウォーク&絶景カフェ!伊豆に誕生した360度見渡せる新スポット【小室山リッジウォーク“MISORA”】
住所:静岡県伊東市川奈1429
https://www.tokaibus.jp/business/lift.html
https://www.tokaibus.jp/images/685.pdf
防空壕の中にお風呂がある「大東館」
山頂の次は地中へ!? これ何だかわかりますか? 実はお風呂へ行く通路。日帰り入浴を楽しめる「大東館」名物の防空壕の中にあるお風呂なんです!
暗闇に包まれ、ゴツゴツした岩肌がむき出しになっている、第2次世界大戦時に掘られた防空壕は迫力満点!この先にお風呂があるとは想像もできないのですが・・・
あるんです!“五右衛門風呂”が。入口からは20~30mほどの距離。広島県産の重量感ある鉄釜が2つ並び、あつ湯とぬる湯が設けられています。
こちらは、深さががわずか25㎝ほどしかない“寝風呂”。ゴロンと寝転がって入るのですが、湯船の底に玉石が敷き詰められている変わり種風呂。この丸くなめらかな玉石の肌触りがたまらなく気持ちいいのです。
3つ目のお風呂は、青光りする伊豆石が美しい露天風呂。この3つのお風呂は日帰りなのにすべて貸し切り無料で楽しめちゃうのも魅力。しかも源泉かけ流しで、さらりとやわらかな浴感は癖になりそうな心地よさ。
おすすめドライブ4 信玄餅詰め放題と源泉ドバドバ温泉【山梨県・石和温泉】
観光農園も多いフルーツ王国
モモとブドウの生産量が日本一の山梨県は、“フルーツ王国”とも呼ばれるほど。石和や勝沼には観光農園がたくさんありモモ狩りやブドウ狩りを楽しめますが、そのシーズンは夏から秋にかけて。
藤棚から垂れ下がりたわわに実るブドウなどは、この時期残念ながら見られませんが、なだらかに弧を描く丘を覆いつくす、眩しいほどの緑はドライブしていて爽快!
駅中でワインがちょい飲みできる「笛吹市石和温泉駅観光案内所」
ブドウが有名ということは?ワインも有名なんです!ドライバーさんはごめんなさい・・・多くのワイナリーが点在しているんです。
そんな石和温泉駅には「駅中ワインサーバー」なるものが!まさに駅ナカでチョイ飲みできるんです。観光案内所も併設され、笛吹市内のワイナリー10社でつくられた16種類のワインをいただけます。
値段は量と銘柄によって異なりますが、25㏄100円~。75㏄で500円ほどが一番高いもの。セルフ式で、赤・白・ロゼ、ライト・ミディアム・フルボディなどと、各ワイナリーの自信作ぞろい。
桔梗信玄餅の詰め放題に挑戦!「桔梗信玄餅工場テーマパーク」
ドライバーも一緒に楽しめるのは“山梨みやげの王者”、みんな大好き「桔梗信玄餅の詰め放題」。たった220円で信玄餅の詰め放題が楽しめるんですよ!通常の信玄餅は2個で363円なので、その破格ぶりがおわかりいただけますよね!!
詰め放題は毎日9時から開始されますが、人数限定。かなり早くから並ばないと参加できないので注意。
もし詰め放題に参加できなくても、この「桔梗信玄餅工場テーマパーク」のいいところは、アウトレットがあること。約60種類の商品が半額程度のアウトレット価格で購入でき、もちろんその中には信玄餅だってありますよ。
アスレチックが充実「山梨県笛吹川フルーツ公園」
甲府盆地を見下ろす大絶景が楽しめるのは「山梨県笛吹川フルーツ公園」。3つの透明ドームがなんとも特徴的なのですが、大人も楽しめる!?アクアアスレチックなどの大型遊具が大充実!
ゆらゆら揺れるオレンジの浮き玉が連なるのは「玉渡り」。
「イカダ橋」は、白いイカダが8個連なりドボンしないように駆け抜けましょう。全部で10種類ほどのアスレチックがあり、しかも無料で楽しめます。
園内を流れる小川に沿って上流を目指せば、滝が流れる岩山も。
滝の裏側にも行けるようになっていて、ウォーターシャワーが気持ちいい!
たっぷりの源泉を堪能できる「旅館 深雪温泉」
石和温泉の最後は温泉で締めくくり。自家源泉を2本持ち、これでもかというほど源泉がドバドバあふる湯が楽しめる「旅館 深雪温泉」。
日帰り入浴も可能で、もちろん加水・加温なしの源泉かけ流し。泉温50.8度の「完の湯」と泉温36度の「熟の湯」がブレンドされた無色透明の単純泉は、仄かに硫黄の甘い香りをまとう、さらりと優しい浴感。
それが惜しげもなくドバドバ湯船に注がれ、ドバドバとあふれていく様は本物温泉の真骨頂。
伊豆石などを配した湯船の質感も心地よく、入ったそばから“出たくない・また入りたい”と思わせる源泉鮮度のポテンシャルが際立ちます。
おすすめドライブ5 “かわじい”に導かれる自然の美しさ【栃木県・川治温泉】
高さ37mで揺れるスリル満点!「鬼怒楯岩大吊橋」
栃木県の川治温泉は、鬼怒川の上流にあり車なら20分足らずの距離。鬼怒川のテッパン名所のひとつ「鬼怒楯岩大吊橋」に寄り道。全長約140mの吊り橋は、歩くとゆ~らゆーら!川からの高さは約37m。
ちょっとしたスリルを楽しんで中ほどまで歩けば、左手奥にそそり立つのが高さ100mほどの「楯岩」。鬼怒川を眼下に、渓谷美を一望できる眺望満点スポットです。
自然の神秘と美しさを感じる「龍王峡」
うねうねとカーブを繰り返す国道121号を北上すれば、奇岩怪石と緑のコントラストが美しい龍王峡や小網ダムなどの景観。それにしてもコバルトブルーの鬼怒川が美しいこと。
川沿いには散策道も設けられているので、より自然をダイレクトに感じるならプチトレッキングも。
川治温泉の道先案内人“かわじい”と名物コロッケ
川治温泉に到着すれば、“かわじい”こと川治温泉の道先案内人がお出迎え。温泉街の 所々に出没し、愛嬌たっぷりの笑顔で見守ってくれます。
“かわじい”の好物はコロッケなのですが、川治温泉の名物にもなっているのが「坂文精肉店」のコロッケ。ねっとりしていて独特の甘さが人気の秘密。北海道産の今金男爵というジャガイモを使っているのだとか。そのほかにもメンチやハムカツなど、100円ほどで買える揚げ物がいっぱい!小腹がすいたときには最適です。
川治温泉は鬼怒川に合流する男鹿川沿いにあり、川沿いには遊歩道も設けられています。川面まで下りられるポイントもあり、自然の息吹を感じながら深呼吸してリフレッシュ。
源泉かけ流しの温泉が楽しめる「リブマックスリゾート川治」
加水・加温なしの100%源泉かけ流しの温泉が楽しめるのは「リブマックスリゾート川治」。自然湧出の自家源泉を3本所有し、その内の2本をブレンド。元湯としての役割を担ってきたこともあり、川治温泉の中でもトップクラスの湯量を誇っています。
男鹿川の渓谷と一体になるような黒御影石を使った露天風呂は自然林に包まれ、湯面に緑を落とすほどの清涼な湯。
川の音と小鳥のさえずりを耳に、火照った身体に川を渡る風がなんとも心地よいこと。
真白な大理石で彩られた浴場はリゾートスパのような雰囲気。長さ約6mほどの湯船の向こう側は一面のガラス張り。男鹿川の渓谷に包まれた開放感いっぱいの景観が広がります。
>>>1泊3000円!源泉かけ流し珠玉の湯が楽しめる温泉宿に泊まってみた【リブマックスリゾート川治】
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