京都駅に京だし茶漬け専門店がオープン
2020年1月18日にオープンし、行列のできる京だし茶漬け専門店として親しまれていた京都・錦市場近くの「錦おぶや」。その人気店が2022年8月31日「京都おぶや 京都駅店」として、京都駅「ジェイアール京都伊勢丹」レストラン街「JR西口改札前イートインパラダイス」に移転リニューアルオープンしました。
京都の食文化を支える京都中央市場と共に生まれた、創業90余年を迎える魚屋が手がけているので、厳選した海の幸を活かしただし茶漬けを味わうことができます。
白木や和紙を配した温もりのある和モダンな店内は、カウンター9席、テーブル6人がけ3席で合計27席。11時の開店早々に列ができており、その人気ぶりがうかがえます。
京都では、お茶のことを“おぶ”や“ぶぶ”と呼ぶのが店名の由来です。京都の“ぶぶ漬け(お茶漬け)伝説”で聞いたことがある人も多いのでは?
看板商品で人気No.1「おぶやの贅沢茶漬け」
看板商品で人気No.1という「おぶやの贅沢茶漬け」1,800円(税込)をいただきます。7種類の海の幸、とりわけイクラに思わず目が奪われます! さすがは“贅沢”。
では、「京だし漬けの召し上がり方」に沿っていただくことにします。
ご飯と自家製だしでシンプルに
まずはご飯に自家製だしをかけ、だしそのもののおいしさを味わいます。鰹と昆布をベースにしただしは、存在感がありながらもあっさり風味でまろやか。具材の味が引き立つように仕上げられています。ご飯とだしだけでも後を引くおいしさです!
ご飯はだし茶漬け専用の「おぶ漬け米」を使用。100年近い歴史を持つ京都の老舗の米問屋から、京だし茶漬けに合う国産米を取り寄せているそうです。粘り気が少なくさらりとした食感のお米を昆布と一緒に炊き込んでいます。
具材とあわせて
そして具材と合わせていただきます。創業90余年の魚屋が吟味した海の幸は、サーモン、炙りハラス、ホタテ、エビ、タコ、イカ、イクラの7種。
さらにだしをかけていただくと、魚、ご飯、うま味のあるだしとが一体となりたまらないおいしさ! 魚が温かいだしに浸り、半生状態になった食感もクセになりそうです。プチプチと口の中で弾けるイクラが加わると贅沢感がUP。
脂と旨味しっかりでとろけるような炙りハラス、プリプリとした歯ごたえのタコ、甘味のあるエビ……。あられとゴマを合わせるとお茶漬けらしさが倍増。大葉が爽やかな風味を添えています。
どんどん食べ進めてしまう前に、しょうゆに漬け込んだ漬け卵を合わせます。これは海鮮丼のイメージですね。全体にまろやかさとコクが加わり濃厚な味わいを楽しめますよ。
けずり節をかけて
そして最後に「おぶや特製 けずり節」をふりかけます。薄く大きめに削ったかつお節、まぐろ節、さば節を独自の配合でブレンド。かなり存在感があります。うま味、香り、コクがしっかり、けずり節だけでもご飯が進んでしまいます。というわけで気づくと完食。ショウガの効いた漬物は、箸休めにちょうどよかったです。
一品で、だし、具材、けずり節をかけて3段階、筆者の場合は漬け卵を加えるとだいぶ風味が変わったので、4段階の異なる味わいを堪能させていただきました。
また好みで卓上のわさびを合わせ、辛味を添えてもいいですね。
人気No.2「鯛と胡麻だれ」
人気No.2は「鯛と胡麻だれ」1,100円(税込)。新鮮な真鯛を濃厚な胡麻だれと共に楽しめます。
人気No.3「鮭尽くし」
人気No.3は「鮭尽くし」1,050円(税込)。鮭、炙りハラス、イクラに、塩気のある紅鮭の麹漬けをアクセントにあしらった豪華な鮭尽くし。4種の鮭を楽しめます。
他のメニューは、「釜揚げしらすと梅」880円(税込)、「炙り明太子」880円(税込)、「昆布の素茶漬け」780円(税込)、「帆立・烏賊・蛸」1,050円(税込)がそろいます。
京都の玄関口である京都駅に移転リニューアルオープンした「京都おぶや 京都駅店」。ランチにはもちろん、小腹がすいた時、新幹線に乗る直前に軽く腹ごしらえと、カジュアルに上質な京のだし茶漬けを堪能できますよ。
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
ジェイアール京都伊勢丹 レストラン街「JR西口改札前イートパラダイス」
TEL:075-708-5889
※席の予約不可
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:15)
定休日:不定休
URL:https://www.kyoto-obuya.jp/
Photos by ©︎food o’clock & Yo Rosinberg
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
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