「山野草」ってどんなお菓子?
1917年創業の金沢の和菓子屋さん「柴舟小出」から販売されているお菓子です。それぞれ味も見た目も異なる「山」「野」「草」と名付けられた3種の蒸しカステラが、化粧箱に詰め合わされています。夏季の暑い時期(7月~8月)を除き、販売されている商品です。
今回紹介するのは、16個入(税込3,132円)ですが、8個入(税込1,620円)、12個入(税込2,376円)、20個入(税込3,780円)もあります。
うつりゆく山野の姿を和菓子にしたという「山野草」。「山」と「野」は、蒸しカステラと抹茶のそぼろ餡が二層になったお菓子で、「草」は小豆の入った生地に加賀の丸芋を使用し、かるかん風に蒸し上げられたお菓子です。
公式サイトによると、金沢駅構内にある百番街あんと店、おみやげ処 金沢のほか、金沢市内の野町本店(現在は休業中)、横川店、金沢駅西店、いなほ店、金沢エムザ、大和 香林坊店、石川県観光物産館に柴舟小出の店舗があります。購入したい場合は、山野草の取り扱いがあるか事前に確認したほうが安心です。
実際に食べてみた
山野草を実際にいただいてみました。箱の中には、2個ずつ袋に入った山野草が並んでいます。包み紙にそれぞれ「山」「野」「草」と書かれているので、どれがどのお菓子なのかわかりやすいです。
まずは「山」。二層になっていて、緑は抹茶のそぼろ餡です。
こちらが「野」。黄色と緑の色合いが鮮やかできれいです。緑は「山」と同じく抹茶香るそぼろ餡。
「草」は小豆の存在感たっぷりのかるかん風蒸しカステラ。もちもちとした食感に、小豆がアクセントになっています。
1つずつでも、3つ並べても美しいですね~。写真からも蒸しカステラのふわふわ感、伝わりますでしょうか?
それぞれ味も異なるのですが、どれもしっとり上品な味わいです。比較すると、「山」と「野」は甘め、「草」は甘さ控えめ。しっかりと食べ応えのあるお菓子です。金沢土産にはもちろん、上品な味なので来客用のお茶菓子にしてもいいですね。
甘みがあるので、煎茶など日本茶と合わせるのはもちろん、コーヒーや紅茶とも合いそうです。
[All Photos by Chika]
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