【京都・霊鑑寺 春の特別公開】庭園に咲く100種類以上の椿を愛でる!狩野派作の襖絵も

Posted by: TABIZINE編集部

掲載日: Mar 10th, 2023

京都市左京区鹿ケ谷にある、「椿の寺」として知られる霊鑑寺では、2023年3月18日(土)から4月9日(日)まで春の特別公開を開催。広い庭内には100種類以上の名椿が植えられており、それぞれ開花時期が異なるため違った景色が楽しめます。開花中はもちろん、苔の上にぽとりと花が落ちる姿や、散り椿の花びらが地面に散り積もる様子など、散ったあとも美しい姿を愛でに出かけてみませんか。



 

霊鑑寺とは

「椿の寺」として知られる霊鑑寺は、承応3(1654)年、後水尾(ごみずのお)天皇の皇女・多利宮(たりのみや)を開基として創建され、歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院。別名「谷の御所」と呼ばれた格式と清楚な佇まいを今に伝えています。


書院

後西(ごさい)天皇の院御所から移築した書院は、「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる華麗な障壁画で飾られ、本堂は江戸幕府十一代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)が寄進したもので、如意輪観音像が安置されています。後水尾天皇が椿を好まれたことから、広い庭内では100種類以上の名椿を楽しむことができます。

春の特別公開の見どころ

庭園で見ることができる椿は、日光椿(京都市指定天然記念物)をはじめ、散椿、白牡丹椿、舞鶴椿など、100種類以上にのぼります。椿は種類によって開花時期が異なるため、訪れる時期によって違った景色を楽しめます。


開花中はもちろん、苔の上にぽとりと花が落ちる姿や、散り椿の花びらが地面に散り積もる様子など、散ったあとも美しい姿を見せてくれます。

後西(ごさい)天皇の院御所から移築した書院内部をガイド付きで公開し、江戸幕府十一代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)が寄進した本堂も公開されます。書院内部の見どころは「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる華麗な障壁画。如意輪観音像が安置されている本堂もお参りできます。(本堂の中に上がることはできません)。


庭園入口に設置された椿の花手水は、ピンクや白などのカラーで統一されており、思わず写真を撮りたくなる可愛さ。庭園内の小さな手水鉢にも椿が浮かべられています。また、公開期間中しか購入できない霊鑑寺オリジナルの御朱印帳や、椿があしらわれた御朱印も用意されているので、訪れた際にはぜひチェックしてみてくださいね。

春の特別公開概要
拝観期間:2023年3月18日(土)~4月9日(日)
拝観時間:10:00~16:30(最終入場 16:00)
拝観料 :大人 800円、小学生 400円、幼児 無料
     ※団体15名以上 720円
限定御朱印:通常御朱印(300円)の他に令和5年限定御朱印(400円)を授与します

 

霊鑑寺門跡
所在地 :〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12
宗派  :臨済宗南禅寺派
アクセス:▼京都駅から
     市バス5系統「真如堂前」「錦林車庫前」下車 徒歩約7分
     ▼地下鉄東西線蹴上駅から
     徒歩約25分
     ▼京阪三条駅から
     市バス5系統「真如堂前」「錦林車庫」下車 徒歩約7分
※乗用車の駐車場はございません。(但し貸切タクシーのみ駐車可能です)
※大型バスの駐車場はございません。白川通りにて乗下車ください。

 

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