旅好きならきっと共感する、旅にまつわる名言を4つまとめました。
1. スナフキン「物を所有したくなったら、見て、頭に入れて持ち帰る。そうすればスーツケースを持ち歩く必要がなく、手ぶらでいられるだろ」
“But that’s how it is when you start wanting to have things. Now, I just look at them, and when I go away I carry them in my head. Then my hands are always free, because I don’t have to carry a suitcase.”
かっこいい旅人といえばこの人。ムーミン谷の一員で、世界中を放浪する思想家です。旅、ひいては人生には、案外多くのものは必要ないんですよね。荷造りをする際に思い出したい名言です。
2.ヘミングウェイ「旅をする際、終着点を決めておくのはいいことだ。ただ、結局価値があるのは旅そのものなのだがね」
“It is good to have an end to journey toward; but it is the journey that matters, in the end.”
『武器よさらば』『老人と海』などのハード・ボイルド小説を多く残したアメリカの作家。生活拠点をアメリカ、パリ、キューバと次々移したり、スペインやアフリカ、アジアを精力的に旅したり。大変な行動派でした。そうした移動生活の中で「特に目的を決めなくても、旅はそれ自体に価値がある」という境地に達したのかもしれません。こう聞くと、旅に対するハードルがぐんと下がりますね。
3. 老子「優れた旅人というのは、予定に縛られず目的地に着かなくても構わないと思っているような人間のことだ」
“A good traveler has no fixed plans and is not intent on arriving.”
紀元前5世紀頃に活躍していたと考えられる、中国の思想家。数多くの名言を残しています。旅行というとつい張り切って分刻みのスケジュールを作り、飛行機や電車がちょっと遅れるだけでイライラしてしまうかもしれません。しかし、老子が言う通りのおおらかな心で旅をすると、ハプニングを楽しむことができたり、思わぬ景色に出会えたりするでしょう。本来旅とは、時間にとらわれず非日常を楽しむものですからね。
4. アンデルセン「旅することは生きることだ」
“To travel is to live.”
『おやゆび姫』『はだかの王さま』などで知られるデンマークの童話作家。旅で訪れたローマを題材に、初めての小説『即興詩人』を執筆しました。旅によってインスピレーションを得、キャリアを築いていった作家にとって、旅はまさに人生そのものだったのでしょう。旅のし過ぎで貯金がなくても、有給を使い倒して上司に嫌な顔をされても、大丈夫です。「旅することは生きること」ですから。
以上、旅にまつわる4つの名言でした。旅立つ前に、ちょっと思い出してみてください。
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Misako Treutel ライター/翻訳業
1986年生まれ。大学では英米文学・英語学を専攻していたが、授業そっちのけで留学、国際インターンシップ、旅に明け暮れる。大学卒業後は出版社に入社し、約80点書籍を制作。2015年に退社し、現在は米国シアトル在住。
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