日本への好感度ランキング
Meltwaterのエクスプロア<Explore>のセンチメント分析を活用して、2023年1月1日から12月31日にかけて「Japan」というキーワードの検索結果が最も多い国を調査。次に、その中から「ポジティブな感情を含む投稿」と「ネガティブな感情を含む投稿」がそれぞれ最も多かった国のランキングを出しました。
日本への好感度が高い国TOP3
1位 ベトナム 78.3%
日本に対して最もポジティブな感情が多かったのは「ベトナム」でした。特に日本のニュースへの関心が高いようです。
「経済」「市場」などのキーワードが多く検索されていることや、ビジネストピックに関するポジティブ感情の割合が最も高いことから、日本の経済成長やビジネス・産業などに、ポジティブな興味関心をもっているベトナム人が多い傾向がわかります。
2位 デンマーク 50.3%
日本に対するポジティブ感情が2番目に高かったのは「デンマーク」です。デンマークでは、芸術とエンターテイメント分野に関する関心とポジティブ感情が最も高くなっています。
「ダウンロード アルバム」「フルビデオ」などの検索ボリュームが多いことから、日本をはじめとしたアジア圏の音楽に興味をもっている人が多いと考えられます。
エンゲージメントが最も高かったコンテンツは、X(Twitter)に投稿された、タイでブームを巻き起こしたアーティスト「KRIST BRIGHT」の日本で行われたコンサートのショート動画でした。
3位 ドイツ 40.3%
日本への好感度が高い国ランキング3位には「ドイツ」がランクイン。最も関心が高かった分野はニュースで、ほかにもテクノロジーからスポーツ、健康、エンターテイメントまで、SNS、ブログといったメディアで幅広く取り上げられています。
ポジティブ感情が最も高かったのはスポーツトピックで、「サッカー」「バスケットボール選手」に関する検索ボリュームが多くありました。
日本への好感度が低い国TOP3
1位 マレーシア 34.1%
日本に対するネガティブ感情が最も高かったのは、「マレーシア」でした。好感度が最も低い国のトップである一方で、「日本への好感度が高い国」でも4位にランクインしています。
特にニューストピックにおけるネガティブ感情が高く、中でもX(Twitter)に投稿されたダイハツの大規模不正に関するコンテンツは多くの関心を集めました。
2位 フィリピン 23.9%
日本に対するネガティブ感情が2番目に高かったのは「フィリピン」でした。
1位のマレーシアに続き、現地のニュースウェブサイトに掲載された、日本に関するコンテンツに対するネガティブ感情が高くなっています。
3位 ブラジル 19.8%
日本へのネガティブな感情が3番目に高かったのは「ブラジル」です。
ニューストピックに対するネガティブ感情が高く、いくつかの投稿では日本訪問や日本在住について、とりわけ文化の違いや社会問題について議論されています。
特にエンゲージメントを集めていたのは、電車内でのAR技術が活用されていることに旅行者が驚き、「過剰」だと議論を生んでいた、X(Twitter)の投稿です。
[出典]
Preply・Meltwarterによる共同調査『日本に対する関心度の調査結果を発表!』
[参考]
Preply
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