福井土産「わかさ かれいサブレー」には実は謎があった
TABIZINE編集部の山口です。
北陸の複数の自治体が集まって、それぞれの地域の魅力をアピールする北陸PR会議にて、気になるものを見つけました。それがこちら、若狭銘菓の「わかさ かれいサブレー」。皇室にも献上される若狭かれいをモチーフに作られたサブレーの可愛さに惹かれブースに立ち寄ると、スタッフさんがボソリと一言。
「このパッケージ、実はカレイじゃなくてヒラメなんですよね……」
「左ヒラメの右カレイ」という見分け方からすると……
よく、ヒラメとカレイの見分け方は、「左ヒラメの右カレイ」と言われます。お腹を下にしたとき、左側に頭があるのがヒラメ、右側に頭があるのがカレイです。お腹は内臓がある部分、頭は目がある部分ですね。
わかりにくい! という人は、目を表、お腹を裏側に置いたとき、正面から見て左側に目があるのがヒラメ、右側に目があるのがカレイ、で見分けましょう。
世界の海には、名前に「カレイ」がついていながら、頭が左にあるものもあるようですが、一般的な見分け方に照らし合わせると、パッケージの魚は左に目があるので確かにヒラメ!?
かれいサブレーなのになぜヒラメ?店主さんに聞いてみた
「わかさ かれいサブレー」のパッケージがヒラメになっているワケが気になって仕方がなかったため、若狭おばま観光協会の方を通じて、菓子司 木屋傳の店主さんに理由を聞いてみてもらいました。
はたしてパッケージをヒラメにしたのは確信犯なのか間違いなのか、実はヒラメだという事実を受けてパッケージの変更を考えるのだろうか……
-
木屋傳店主
木村さん亡き父が作ったパッケージなので、どういう意図で作られたのかは不明なのですが、パッケージのイラストがヒラメだということは、実は気がついていました。父が大量にパッケージを作っておいたので、それがなくなるまでは変えません。パッケージが可愛いというのなら、また今後もこのデザインにすると思います。
なるほど、すでに気づかれていたんですね! どこかレトロで懐かしいパッケージは確かに可愛い。かれいサブレーなのにパッケージがヒラメ、というエピソードも面白いし、個人的にはぜひこのままのパッケージを希望します!
木屋傳さんは小浜の老舗和菓子屋。「わかさ かれいサブレー」は60年くらい愛され続けているお菓子で、洋菓子を16年学んだ現在の店主の代になってレシピを変えたそうです。
ほんのり塩味が絶妙でサクサクの食感は、誰に贈っても喜ばれそうなおいしさ。パッケージの小話と一緒にお土産にすれば、会話も弾みそう。素敵な福井 若狭おばま土産だと思いました。
「わかさ かれいサブレー」はどこで売ってる?
「わかさ かれいサブレー」は、小浜市小浜の木屋傳店舗ほか、若狭おばま観光案内所(JR小浜駅の目の前)、道の駅「若狭おばま」でも販売されています。
105円(税込)
菓子司 木屋傳(かしつかさ きやでん)
福井県小浜市小浜白鬚42
営業時間 9:00-18:00
定休日 水曜
駐車場 1台
0770-52-0565
[公式Facebook] [小浜市公式サイト]
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
©︎Aya Yamaguchi