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【島根・隠岐諸島2泊3日観光モデルコース】絶景カヤック&隠れた名店を巡る旅!

Posted by: ちあん
掲載日: Jul 17th, 2024.

2024年も、本格的な夏休みのシーズンがやってきました。円安の影響で海外旅行は高くて考えられないし、国内は国内で、どこへ行っても外国人観光客が多くて気が滅入る……。ではもし、「国内にいながら海外気分が味わえて、外国人観光客は全然いない」場所があるなら? 島根県の離島・隠岐諸島は、今まさに求めている旅先にぴったりの場所なんです! この記事では、東京・羽田(大阪・伊丹)からの2泊3日モデルコースを紹介。海士町を主な拠点に、知夫村と隠岐の島町をアイランドホッピング。話題のホテルや観光名所、絶景アクティビティ、知られざる名店を巡ってみましょう。

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知夫里島絶景ブルー

目次


「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されている隠岐諸島

島根県の離島・隠岐諸島は、住民の住む4つの大きな島(隠岐の島町、西ノ島町、海士町、知夫村)と、他の180の小島からなる~からなる諸島で、隠岐の島町を「島後(どうご)」、西ノ島町、海士町、知夫村を総称して「島前(どうぜん)」と呼びます。そのうち4つの有人島は、世界的に優れた地質や文化の遺産を知り、守り、生かすプログラム「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されています。

島間・島内の移動手段は?

有人島の隠岐の島町、西ノ島町、海士町、知夫村の島間は、島後と島前の間は大型のフェリーや高速船「レインボージェット」で、島前間は内航船と呼ばれる小型船で移動が可能。どの島も、島内の主な移動手段は車(レンタカーや観光タクシー)です。

リアルな便付き! 東京から隠岐へのアクセス

漫画家・水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のデザインが描かれているフェリー
西郷港で乗り込むフェリーには、隠岐にルーツがある漫画家・水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のデザインが描かれている

今回の旅で利用したリアルなアクセス情報:所要時間約4時間

▼飛行機移動:
・【JAL】JAL107便|羽田(08:30発) → 伊丹(09:35着)フライト約1時間
・乗継約50分
・【JAL】JAL2331便|伊丹(10:25発)→ 隠岐世界ジオパーク空港(11:15着)フライト約50分

▼空港からフェリー乗り場まで
・隠岐世界ジオパーク空港から西郷港前の観光案内所(フェリー乗り場)まで空港連絡バスで約15分
運賃:大人1名520円

▼フェリー移動
・【船】西郷港|隠岐の島町(12:05発)→ 菱浦港|中ノ島・海土町(13:15着)乗船:1時間10分
運賃:大人1,600円

今回、東京・羽田から飛行機に乗り込み、大阪・伊丹を経由して、まずは隠岐世界ジオパーク空港へ。そこからはまず、大型フェリーで海士町(中ノ島)へ移動しました。正直これまで隠岐へのアクセスは、“なんとなく大変で時間がかかるイメージ”でしたが、“こんなに近いの?”と拍子抜け。

1日目:海士町(中ノ島)での過ごし方

13:20【昼食】フェリーを降りてすぐ「船渡来流亭」で定食を

「船渡来流亭」の定食
「寒シマメ漬け丼」1200円

本土からの移動を経て、まずは腹ごしらえ。「船渡来流亭(せんとらるてい)」は、海土町のフェリー乗り場にある施設「キンニャモニャセンター」内のカフェレストラン。フェリーから降りてすぐ右手にあります。

メニューには、島の名物や創作メニューがラインナップ。おすすめは、冬にとれるシマメ(スルメイカ)を味わえる「寒シマメ漬け丼」。身が厚く脂ののった肝が特徴のシマメを、主に日本海域で収穫される海藻「あらめ」や生卵とともに白米にのせ丼ぶりに! 移動で疲れた体に染みわたるおいしさです。

船渡来流亭
場所:〒684-0404 島根県隠岐郡海士町福井1365−5
(菱浦港フェリーターミナル2階)
時間:ランチ:11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー:貸切営業のみ(利用時間要相談、要予約)
※営業時間は季節によって変動する場合があります

15:00【チェックイン】話題のオーシャンフロントホテル『Entô』へ

話題のオーシャンフロントホテル『Entô』外観

『Entô』別館外観。全ての部屋が、島前カルデラ(火山の噴火でできた凹地)や海を行き交う船の姿を眺められるオーシャンフロント

「船渡来流亭」がある海士町の玄関口「キンニャモニャセンター」からホテル『Entô(エントウ)』へは、徒歩約5分。道中若干の坂道ではありますが、キャリーケースをおして行ける傾斜と距離感です。

大きな窓から目の前の海と島の緑を眺められるロビー空間
大きな窓から目の前の海と島の緑を眺められるロビー空間

『Entô』は、生きる地球に暮らしていることを実感し、自分自身とも向き合える、唯一無二の贅沢な場所。その歴史は、1971年に開業した国民宿舎「緑水園」からスタート。94年には増築され、「マリンポートホテル海士」へと名称を変更。そして、2021年に本館の一部をリノベーション&別館が建て直されて生まれ変わったのが今の『Entô』です。

泊まれるジオパーク拠点施設とも呼ばれており、館内には、「ユネスコ世界ジオパーク」である隠岐諸島の自然や文化について理解を深められる展示スペースも設けられています。

宿泊したのは、別館「NEST WA」108号室

客室タイプ「NEST WA」プライベートテラスからの眺め
客室タイプ「NEST WA」プライベートテラス。タイミングによっては、ここまで乗ってきた隠岐汽船を見ることもできる

今回宿泊したのは、別館の「NEST WA(ネストワ)」。3階建てからなる別館は、木の穏やかな香り漂う棟。Nest(=巣)の名が表すように、周囲の自然と溶け込んだ、内外の隔たりがないシームレスな建築が特徴です。また「ネストワ」は、畳の上に低めのベッドを配置した和モダンタイプの客室。テーブルと寝転べるチェアが置かれたプライベートテラスも併設されています。

(左)プライベートテラス(右)ルームキー
(左)プライベートテラス(右)ルームキー

別館の客室は、どのタイプも部屋のどこにいても雄大な風景の隣にいる感覚を味わえます。水と自然がある地球に住まわせてもらっている意識が芽生える空間。部屋にテレビや時計はなく、なにもない贅沢を体験できますよ。

『Entô』
場所:〒684-0404 隠岐郡海士町福井1375-1
宿泊料金:基本プラン(素泊まり)1泊1名17,500 円~
Wi-Fi、各種アメニティ、部屋着、水、ウェルカム菓子、温泉、無料の駐車場あり
https://resv.e-oki.net/ento/

16:30【島内観光】「隠岐神社」へ

隠岐神社

部屋に荷物を置き、館内を一通りチェックしたら、海士町の島内観光へ! 『Entô』から徒歩約45分(3.4km)or菱浦港から島内巡回バスで約15分(隠岐神社前 下車)の中里地区に鎮座する「隠岐神社」は、隠岐の歴史を象徴する霊験あらたかな神社。

筆者は霊感など特別なことを感じる能力は持っていませんが、隠岐神社はとても神聖な場所に感じられました。とにかく空気が澄んでいて、静かで、どこか護られているような、普段感じることのない“気のよさ”を体感。海士町にくるたび必ず参拝に訪れたい神社です。

顔はめパネルと、隠岐神社入口

5万6,000平方メートルもの境内には、隠岐一とたたえられる桜並木が続いています。今回訪れた梅雨前のタイミングでは、美しい新緑を見ることができました。

隠岐神社
場所:〒684-0403 隠岐郡海士町海士1784
料金:無料
アクセス:菱浦港より車で10分、徒歩約45分、
自転車15分~25分程度、島内巡回バス海士島線「隠岐神社前」下車徒歩1分
無料の駐車場あり
https://www.e-oki.net/spots/5986/



18:00【温泉】サンセットタイムに心と体をリフレッシュ

『Entô』館内にある温泉(大浴場)

温泉の泉質は、疲労回復に効果があるとされるナトリウム・カルシウム塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)

『Entô』に戻ってきたら、館内にある温泉(大浴場)へ。窓の向こう、サンセットタイムを静かに眺めながら、天然温泉で心も体もさっぱりリフレッシュ!

入浴可能時間
15:00~23:00、24:00~9:00
※23:00~24:00は清掃と入替のためクローズ

19:30【夕食】地のもの、旬のものに一期一会の舌鼓

ディナーコース「自然 – Jinen Dinner Course -」のメニュー例。季節により6~7品の提供
ディナーコース「自然 – Jinen Dinner Course -」のメニュー例。季節により6~7品の提供

『Entô』のダイニングでは、自らの手で作り採集した食材や、島の生産者が提供してくれるものを使用しています。そんな島の食材にシェフのアイデアや経験が加わって、ここでしか出合えない一期一会の食を味わうことができます。季節ごとに旬の食材を取り入れているため、何度滞在しても新しいメニューに出合えるそうです。ディナーコースは完全予約制で、アラカルトでの提供はありません。

今回いただいたディナーでは、海士町・隠岐の大自然で育ったブランド牛・隠岐牛や岩牡蠣春香、さざえカレーなど、島根県内の名産を堪能。特に、隠岐牛はお肉自体の味わいが豊かで、塩も味噌もタレも何もいりませんでした。旨味がぎゅっとつまっていて、一切れ食べるごとに舌鼓を打つおいしさでした!

自然 – Jinen Dinner Course – 【大人】
料金:1人11,000円(税込)、ドリンク別
※完全予約制、要事前予約
https://ento-oki.jp/food

2日目:海士町~知夫村~隠岐の島町

2日目は、島前間を繋ぐ内航船を利用して、海士町からまずは知夫村へ移動します。

6:00【起床】部屋のビューバスで癒しの朝風呂

エントウ、ベッドからのビュー

夜、カーテンを閉めずに眠ると、朝陽とともに起きることになります(それもまたよし)。部屋にいる間は景色を眺めることに気を取られ、着替えるときなどにカーテンを閉め忘れないよう注意が必要。客室や浴槽は外から丸見えなので、必ず閉めるようにしましょう。

部屋のお風呂

部屋のお風呂も魅力的。差し込む朝陽を調整しながら、たっぷりはった湯につかりましょう! 朝から幸せなため息がもれる、至福のひとときを過ごせます。

7:00【朝食】多彩なおかずを景色とともに

「島の朝ごはん 海と山と」全ラインナップ
「島の朝ごはん 海と山と」全ラインナップ

朝食は、「海士町産魚の焼き物」や、海士町郷土料理の「ハリハリ」※、「味噌漬け豆腐(亀田さんの豆腐)」など、多彩なおかずを少量ずつ味わえます。

※千切大根とワカメの酢の物のこと

エントウダイニングからの景色
ダイニングからの景色

眼前にひろがる隠岐の海を眺めながらの朝食は、眼福な要素も加わっておいしさがアップ。

8:10【チェックアウト】“また来るね”と告げて次の目的地へ

『Entô』に別れを告げ、次なる目的地・知夫村へ向かいます。「キンニャモニャセンター」へ行き、内航船のチケット「島前3島周遊パス」を購入。「島前3島周遊パス」は、隠岐・島前の、知夫里島、西ノ島、中ノ島(海士町)の3島をつなぐ内航船の乗り放題パスポートです。

島前3島周遊パス:1dayパス 600円
ttp://chibu.jp/faq/douzen-unlimited-ship-pass.html

8:33【移動】内航船で知夫村へ

内航船

リアルなアクセス情報
▼内航船移動
【船】菱浦港|海土町(8:33発) → 来居港|知夫村(8:52着)

内航船「いそかぜ」を利用して、海士町から約20分ほどで知夫村へ。乗船中も島の美しい景色を眺められて、アイランドホッピングを実感できます。船着き場のすぐそばに「知夫里島観光協会」があり、大きな荷物はコインロッカーへ預けられます。

また、あらかじめ 隠岐の島旅ホームページから予約しておいた「島津島シーカヤックツアー」のガイドとの合流場所も「知夫里島観光協会」。無事に合流し、ガイドの車へ乗り込みます。

9:00【アクティビティ】無人島「島津島」でのんびりシーカヤック体験!

無人島「島津島」でのんびりシーカヤック体験している様子

知夫里島へきたらぜひ体験してほしいアクティビティが、歩いて渡れる無人島「島津島」をフィールドにしたシーカヤック。所要時間は約1時間30分です。

エメラルドグリーンの海上から、火山活動によって現れた壮大な地層や洞窟、放牧されている牛を眺めながらのんびり&アクティブに楽しめるアドベンチャー体験は刺激的で思い出に残るはず!

クリアカヤックで楽しさ倍増!

クリアカヤック

用意されるカヤックの中には、カヤックをしながら海の中をのぞけるクリアカヤックもあります。海中の様子もわかって楽しさが倍増! 絶対おすすめです。

「島津島」カヤックアクティビティ
体験料金:大人(中学生以上)7,700円
小人(小学3年生~中学生未満)  6,600円
予約方法:隠岐の島旅ホームページ
予約締切:前日12時00分
キャンセル料:実施日の3日前から20%、2日前から50%、当日100%
※申し出は営業時間内(8:30~17:00)に限ります。

12:00【昼食】知る人ぞ知る名店「Chez SAWA (シェ サワ)」で格別フレンチ

「Chez SAWA (シェ サワ)」外観

2日目の昼食は、知る人ぞ知る隠れ家レストラン『Chez SAWA (シェ サワ)』へ。シーカヤックの場所からは、車で15分くらいです。ここでは季節の地元食材をふんだんに使った絶品フレンチを味わえます。

ランチもディナーも完全予約制で、2〜3カ月先まで予約が取れないことも多々。「『Chez SAWA』の予約が取れたから知夫へ行こう」なんて、旅の目的にもなりうる名店です。

「Chez SAWA (シェ サワ)」のシェフとサービスマン

安定して食材が手に入らない環境のため、メニューは当日手に入った食材でつねに変動。訪れるたびに違ったメニューに出合えるのも特徴です。自家農園(ITADAKI FARM)の野菜やハーブ、知夫村で水揚げされた魚介類など、新鮮な食材たちがシェフの手にかかればそれはもう格別の味わいに。見た目はもちろん、丁寧で繊細な味わいは感動必至。

ランチコースメニュー例(左上から時計回りに)「スズキのポワレ ソースナンチュア」、「ぎたろう軍鶏のグリエ」、「海士の塩とローズマリーの自家製パン」、「イサキの燻香 初夏の野菜煮込み」
ランチコースメニュー例(左上から時計回りに)「スズキのポワレ ソースナンチュア」、「ぎたろう軍鶏のグリエ」、「海士の塩とローズマリーの自家製パン」、「イサキの燻香 初夏の野菜煮込み」

さらに驚くべきは、そのお値段。今回いただいたランチコースは、「新玉葱と生ハムのポタージュ冷製」にはじまり、前菜、魚、肉、バケット、スイーツ、食後のお茶まで全7品で、なんと3,630円(税込) 。一皿ごとに心がときめく味と、大満足のボリュームでこのお値段……。応援したい気持ちから、せめて5,000円、いや、1万円はお支払いさせてくださいと声に出すことも間違いないでしょう。

Chez SAWA 
場所:島根県隠岐郡知夫村仁夫2293
TEL:050-8885-0767
Web:公式HP
時間:ランチ11:30~14:00
ディナー:18:00~21:30 
定休日:不定休
支払方法:現金、カード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
アクセス:来居港より車で10分
駐車場:有
https://www.e-oki.net/localfood/5462/

14:30【島内観光】「赤ハゲ山」から雄大な自然をのぞむ

「赤ハゲ山」からのぞめるカルデラ湾
「赤ハゲ山」からの雄大な景色

『Chez SAWA』から車で約20分。島の西部に位置する「赤ハゲ山」へ。標高325mの山頂には展望台があり、360度のパノラマビューはまさに絶景。世界でも珍しいカルデラ湾に浮かぶ島前の島々や、遠く島根半島や大山を望むこともできます。付近は放牧場となっており、たどり着くまでの道中では放牧されているたくさんの牛を目の前に見ることができます。

放牧牛

赤ハゲ山
場所:隠岐郡知夫村
アクセス:来居港から徒歩1時間または車で20分
無料の駐車場有、トイレ有
https://www.e-oki.net/spots/5980/



16:00【移動の準備】観光協会に戻って船を待つ

「赤ハゲ山」で景色を堪能したら、知夫村に上陸した乗り場&観光協会へ戻りましょう。次の目的地までの船を待つ間に、小規模ながらも品揃えのあるショップでお土産の吟味を。

16:29【移動】内航船で西ノ島町、乗り換えて隠岐の島町へ

知夫村から隠岐の島町へ渡るには、内航船で西ノ島町を経由する必要があります。

リアルなアクセス情報
▼内航船移動
【船】 来居港|知夫村(16:29発) → 別府港|西ノ島町(16:56)
島前3島周遊:1dayパス 600円※行きに購入した切符を見せることで乗船可

西ノ島町(別府港)に描かれた目玉おやじ

西ノ島町(別府港)についたら、「フェリーしらしま」に乗り換えます。別府港には、目玉おやじと一反木綿のイラストが描かれています。添えられている”ありがとう”の文字にも思わずほっこり。

「フェリーしらしま」は、1日目フェリーに乗り込んだ隠岐の島町の西郷港に到着します。

▼フェリー移動
【船】別府港|西ノ島町(17:15発) → 西郷港|隠岐の島町(18:30着)乗船:1時間15分
運賃:大人 1,440円
https://www.oki-kisen.co.jp/timetable/

19:00【チェックイン】リニューアルした「隠岐プラザホテル」に宿泊

リニューアルした「隠岐プラザホテル」客室

「隠岐プラザホテル」は、西郷港から車で5分ほどの距離にあります。アイランドホッピングにぴったりの立地です。8・9階をエグゼクティブフロアとしてリニューアルをし、7月にグランドオープン。

新たに誕生したエグゼクティブフロアの客室は、木目調でナチュラルな雰囲気。まるで自宅で過ごすように、リラックスした滞在となりました。風呂は大浴場もありますよ。

19:30【夕食】新鮮な隠岐諸島の海の幸をたらふくいただく

リニューアルした「隠岐プラザホテル」での夕飯

夕飯は、リニューアルしたメインダイニング「緋翠:ひすい」で。ローカルガストロノミーをコンセプトにした郷土料理や、旬の島の幸をいただけます。お刺身やしゃぶしゃぶなど、シンプルだからこそ素材のおいしさが際立つ料理の数々に大満足!

3日目:隠岐の島町~大阪・伊丹~東京・羽田へ

最終日は、東京・羽田を最終目的地に、”ここだけは外せない”隠岐の島町の名所を車で巡ります。

7:00【朝食】これぞ日本の朝食。ほっとする味の数々

リニューアルした「隠岐プラザホテル」の朝食

夕飯に続いて朝食も、”これぞ日本の食事”と言いたくなるようなラインナップ。ユニークだったのは、白米の他に「もずく雑炊」が出てくること! 「隠岐プラザホテル」の創業当時から今に続く名物料理です。

磯の香りがたちのぼり、柔らかく炊かれた米ともずくのツルツルとした食感が混ざりあう、新感覚の食感。厳選された隠岐のもずくの風味は奥ゆきが深くて、クセになる味わいでした。

隠岐プラザホテル
場所:〒685-0015 島根県隠岐郡隠岐の島町港町11-1
宿泊料金:エグゼクティブフロア(夕飯・朝食付き)2名1室19,250円~
Wi-Fi、各種アメニティ、部屋着、水、ウェルカム菓子、大浴場、無料の駐車場あり
https://resv.e-oki.net/okiplaza/



8:30【チェックアウト】島内観光へ。まずは「玉若酢命神社」

「玉若酢命神社」と八百杉

「隠岐プラザホテル」から車で10分ほどの場所にある「玉若酢命神社」。隠岐の開拓にかかわった玉若酢命(たまわかすのみこと)を祀る神社です。

参道の神門をくぐると、右側に八百杉がどんとかまえています。この杉は樹齢約2000年と言われていて、伝説では不死となった八百比丘尼が植えたとされます。根本の洞穴には大蛇が閉じ込められ、木の中から大蛇の大いびきが聞こえてくるとの言い伝えも。

筆御籤

「玉若酢命神社」では、筆みくじを引くことをおすすめ。1枚200円で、開くと素敵な言葉が記されています。

玉若酢命神社
場所:〒685-0017 島根県隠岐郡隠岐の島町下西701
アクセス:西郷港からバス6分、玉若酢命神社前下車
無料駐車場有
https://www.e-oki.net/spots/5984/



9:30【島内観光】自然のパワーを感じる神秘的なスポット「壇鏡の滝」

「壇鏡の滝」入り口

「玉若酢命神社」から車で約40分、島西部の横尾山山中にある「壇鏡の滝」。滝へ向かう入口から神聖な雰囲気が漂っていて、日本神話のワンシーンのよう。

「壇鏡神社」と滝

杉をはじめたくさんの植物と川を横目に、土混じりの砂利道を進んでいくと、屏風を連ねたような岩壁の左右に高さ50mの雄滝と40mの雌滝が流れ落ちています。この滝は「日本の滝百選・日本名水百選」に選ばれていて、2つの滝の間には「壇鏡神社」があります。スピリチュアルな空気感に、不思議な気持になるはず。

壇鏡の滝
場所: 島根県隠岐郡隠岐の島町那久
アクセス:西郷港より(車で約40分)
西郷→(県道44号線)→都万→(県道44号線線)→那久→(村道壇鏡線)→壇鏡滝
無料の駐車場有、トイレ有
https://www.e-oki.net/spots/5983/

11:00【隠岐世界ジオパーク空港】チェックインしてお土産探し

隠岐世界ジオパーク空港内観

帰りのフライトのため、11時には空港に着くよう車を走らせましょう。「隠岐世界ジオパーク空港」には、お土産を買える小さなショップもあります。旅の思い出にお土産を選びましょう。

11:45【帰路の道】大阪・伊丹を経由して東京へ

▼飛行機移動
【JAL】JAL2332便|隠岐(11:45発)→ 伊丹(12:30着)
【JAL】JAL107便  |伊丹(13:30発) → 羽田(14:40着)

15:00【到着】東京・羽田空港

意外と近い! この夏は隠岐諸島へ旅に出かけよう!!

フェリーに乗る女性の後姿

東京・羽田から隠岐諸島に。そして島々をアイランドホッピング。2泊3日とは思えない充実感と、たくさんの自然と名所とおいしい食事。そして何より、島で暮らし支える人々の温かさに触れられる旅。アクセス時の乗換等は確かに少々ネックですが、思っているよりも近く、想像よりもはるかに素敵で魅力的な隠岐の旅を。あなたもこの夏堪能してみて。

隠岐の観光情報はこちら:https://www.e-oki.net/

ちあん

chiaaan ライター
横浜・みなとみらいエリアのフリーマガジン、ファッション系の広告代理店、女性ファッション誌のTOPブロガーなどを経てフリーに。自他共に認める生粋の夏好きで、新島・式根島・神津島の海と夜空を愛している。お店の空間やイベントの雰囲気に合った服を纏ってその場所に行くことや、旅のスケジュール管理が得意。自由気ままもいい。シティか自然か、どちらかなんて選べない。


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