富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

Posted by: Nao

掲載日: Aug 31st, 2016

旅情あふれる鉄道の旅。目的地に早くたどり着ける新幹線や特急は便利ですが、ゆっくりと車窓からの風景を眺めたり、地元の人々の暮らしを垣間見れる鈍行列車の旅もまたよいもの。

今回は、筆者自身が体験した日本海側の富山から太平洋側の名古屋まで、日本列島を縦断する一泊二日の鈍行列車の旅をご紹介しましょう。

旅のはじまりは富山駅

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

JR富山駅。駅ビルで絶品のお寿司を堪能した後、14時05分発の高山本線猪谷駅行きに乗車。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

本数が少ない高山本線ですが、地元の学生さん達の通学にも利用されているようです。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

ドアがバスのような折り戸。日頃見慣れない車内にワクワク気分も高まります。

奥深い山々が織りなす、緑の風景

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

外はかなり強い雨。緑は一層色濃く見えます。深い山々と険しい谷は圧巻の風景!

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
15時03分猪谷駅着。静寂に包まれた雰囲気の駅。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
15時08分発の美濃太田行きに乗車。

大自然に囲まれた飛騨高山

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
16時17分高山駅着。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

高山駅前の街並み。富山駅からは険しい山や谷を通ってきたので、賑やかな市街地にやって来るとどことなく旅情を感じます。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

江戸時代の面影を残す高山の古い町並。奥深い山々に囲まれた地にどのようにしてこの美しい町が築かれたのか、遠い昔に思いを馳せてしまいます。

再び高山本線にて名古屋を目指す

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

翌朝。一泊ながらも風情ある町並みと絶品の飛騨牛を堪能できて大満足の滞在に。10時24分発の美濃太田行きに乗車。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた

本日は晴天。車窓からは大自然が織りなす渓谷美が広がります。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
13時07分美濃太田駅着。今回の鈍行列車の旅では、一番暑さを感じた駅でした。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
13時29分発の岐阜行きに乗車。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
14時02分岐阜駅着。車窓から広がる風景もだいぶ都会に。

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
14時08分発の東海道本線豊橋行きに乗って名古屋駅へ。

高山駅から4時間4分、名古屋駅にたどり着く

富山から名古屋まで。一泊二日で日本列島を鈍行列車で縦断してみた
14時28分、ついに名古屋駅到着! 豊かな自然を鉄道で駆け抜けて来ると、より一層大都会に感じました。

高山駅から4時間4分の鉄道旅でしたが、険しい山々、澄んだ川、田んぼや畑、商業地や住宅地と移りかわる風景を眺めていたら、あっという間に時間が経過。小さな駅にも停まるので、乗っては降りていく地元の人たちの会話も聞こえてきたりと、新幹線や特急では感じられないような旅情も楽しめました。

ゆったりとした時間を楽しむ鈍行列車の旅。忙しい日常から解放されたい時は、あえて「急がない旅」をしてみるのはいかがでしょうか?

[All photos by Nao]

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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