離島という響き、何だかすてきではありませんか? 無条件に旅心がくすぐられてしまう島への旅路。
ただ、日本の地図帳を開くと北から南まで、有人・無人を含めて離島がたくさん。どこもその島なりに素晴らしい魅力があるはずですが、“旅行先”としては一体最も人気な場所はどこなのでしょうか?
そこで今回は旅行予約サイト「楽天トラベル」がまとめた、人気急上昇の離島ランキングから、今注目の島を紹介したいと思います。
ちょっと遅めの夏休みに行くという人も、現実の忙しさに追い回されて妄想だけでも旅に出たいと考えている人も、ぜひともチェックしてみてください。
第3位:阿嘉島(沖縄県)
第3位は沖縄県の阿嘉島。「名前すら知らない」という人が少なくないと思いますが、沖縄県の那覇からフェリーで向かうリゾート地、慶良間諸島の1つです。慶良間諸島は慶良間海峡を挟み、東西に幾つもの島を円陣のように散らしていますが、その列島の一番西側に位置する島が阿嘉島。そもそも渡嘉敷島や座間味島に代表される慶良間諸島は、ローカルの人や米軍関係者が週末などにリゾートで訪れる通好みの離島です。
過去記事「沖縄・那覇からフェリーで1時間半以内!絶景を望めるおすすめ離島5選 」でも紹介しましたね。
中でも阿嘉島はシュノーケリングやダイビングファンに愛されている穴場中の穴場。「沖縄は本島も宮古も石垣も西表も、竹富島も全部行った!」という人は、阿嘉島など慶良間諸島への旅を次は計画してみるといいかもしれませんね。
第2位:直島(香川県)
第2位の離島は、香川県の直島(なおしま)。アートの島として高い認知度を誇ります。現代アートに興味のない人でも、島に置かれた前衛彫刻家・草間彌生作の巨大なカボチャは何かで見た覚えがあるはずです。
直島は瀬戸内海国立公園に浮かぶ無数の島の1つで、直島諸島の一角をなしています。香川県の島になりますので、県庁所在地の高松市からフェリーで行けますし、対岸にある岡山県の玉野市にある宇野港からも船で行けます。所要時間で言えば宇野港の方が近いですね。
また、直島の地中美術館はまさに見もの。全国の美術館を自転車であらかた回ったと豪語する友人の旅人も地中美術館が最も美しく、印象的だったと語っています。美術館そのものがアート作品といった感じですので、直島に行った際にはぜひとも立ち寄ってみてくださいね。
第1位:沖永良部島(鹿児島県)
今回の楽天調べのランキングで人気急上昇No.1に輝いた離島は、沖永良部(おきのえらぶ)島。島の一部の国頭(くにがみ)岬などが奄美群島国定公園に含まれるサンゴ礁の島ですね。鹿児島の佐多岬から種子島、屋久島などの大隅諸島、トカラ列島、奄美大島などの奄美諸島を経て、その先に浮かんでいる島。鹿児島市から南に500kmと言います。500kmと言えば東京と大阪の間ぐらい。そのスケールは圧巻ですね。
島内の魅力は温暖な気候と美しい花、鍾乳洞や美しい海。鹿児島市から行くよりも、沖縄の那覇市から行った方が近いという、まさに南国の島になります。沖縄も行った、奄美大島も行ったという人は、沖永良部を次の旅先に選んでみるといいかもしれませんね。
以上が現在、人気急上昇中の離島トップ3になりますが、いかがでしたか?
第4位はサーファーの聖地、東京の伊豆諸島に浮かぶ新島、第5位は同じく伊豆諸島の神津(こうづ)島が選ばれていました。どちらも富士箱根伊豆国立公園に島が丸ごと含まれている美しい離島になります。東京の調布から飛行機で向かったり、同じく東京の竹芝桟橋から船で向かったりと、一風変わったアクセス方法も旅心を盛り上げてくれます。
静岡県の伊豆半島の先にある下田からもフェリーが出ています。紫外線対策は万全にして、出かけてみてくださいね。
[2016年夏、人気急上昇の離島ランキング – 楽天トラベル ] [Photos by Shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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