【実はこれが日本一】サッカーをする人の割合が多い都道府県2位は神奈川で1位は?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Dec 13th, 2022

日本一高い山は「富士山」、日本一大きな湖は「琵琶湖」、日本一高いタワーは「東京スカイツリー」など、有名な日本一はいろいろありますが、あまり知られていない、ちょっと意外な日本一を紹介するシリーズ「実はこれが日本一」。今回は、W杯が盛り上がってるサッカーに関する日本一を紹介します。

サッカー試合のイメージ
 


 

過去1年でサッカーをした人は533万人

W杯サッカーボール
kovop58 / Shutterstock.com

サッカーのW杯が盛り上がっていますよね。日本全国にプロサッカーチームがある現状では、サッカー観戦も旅の目的になります。今回は、そんなサッカーに関する日本一の話です。

サッカーの試合は見ますか? 生で観戦を楽しむ熱心なファンにとって、スタジアムでの試合観戦は、ちょっとした旅行にもなりますよね。

では逆に、サッカーをしますか? 体と体の接触がある、広いグラウンドを走り回るなど、肉体的に厳しいスポーツなので、年齢を重ねてくると、かつて部活動などでやっていた人でも、ちょっと縁遠くなるのではないでしょうか。

そんなサッカーをする人の割合が最も高い都道府県はどこか、ご存じですか?

総務省の最新の調査によると、過去1年で1回でもサッカーをした人(行動者)は全国合計で約534万人。年齢の中心は10代・20代前半で、30代半ばから40代半ばもそれなりにいるようです。

後者は、健康を目的とした運動の一環でサッカーをする人たちでしょうか。筆者もこの中に入ります。

では、そんな大人も若者も含めて、サッカーをする人の割合が高い都道府県はどこだと思いますか?

ちょっと詳しい人であれば「サッカー王国」と呼ばれる静岡県や埼玉県が上位に来ると予想するはず。しかし、最新の調査では、静岡県は6位、埼玉県は4位でした。それぞれ、全人口の5.2%(静岡県)、5.6%(埼玉県)といった数字です。

では、1位はどこでしょう?

5年前の調査で1位は神奈川県

サッカーのイメージ
3位から順番に発表します。3位は茨城県で、行動者率は5.7%。茨城県といえば、Jリーグの名門「鹿島アントラーズ」が本拠地を置く場所です。「水戸ホーリーホック」もありますね。

2位は神奈川県(5.9%)。Jリーグでは、「川崎フロンターレ」「横浜Fマリノス」「湘南ベルマーレ」などの強豪が本拠地を構える場所ですね。

では、1位はどこでしょう? 静岡でも埼玉でも神奈川でもなければ、ちょっと予想もつかないかもしれません。ちなみに東京は10位です。

サッカーをする人の割合が最も高い場所は、サッカーに限らず野球もバスケットボールも有名なチームが拠点を構える、あの「どえりゃあ」自治体です。

Jリーグでは「名古屋グランパス」があります。これでおわかりですね。サッカーをする人の割合(6.0%)が最も多い自治体は愛知県でした。

ちなみに、総務省の同調査は5年前にも発表されています。その際、愛知県は4位(6.7%)でした。神奈川県が1位(8.0%)で、千葉県が2位(7.4%)、静岡県が3位(6.8%)となっていました。

しかし、最新の調査では、どの都道府県もこの数字を落としています。結果として、下げ率の少なかった愛知県が1位として生き残った印象です。

最新と前回の調査を比較すると、全体的にサッカーをする人の割合自体が低下している傾向が見てとれます。今回のサッカー日本代表チームの快進撃を見て、サッカーをする人が再び増えるといいですね。

[参考]
統計からみたサッカーの状況-「2022FIFAワールドカップ」にちなんで-(社会生活基本調査の結果から) – 総務省
統計からみたサッカーの状況-「2018FIFA ワールドカップ」にちなんで-(社会生活基本調査の結果から)

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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