【実は日本が世界一】7年連続No.1!500カ所の中で最も清潔と評価される空港とは?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jan 4th, 2023

日本にいながら、意外と知らない日本の「世界一」。いつも何気なく目にしているものから、知られざる自然の世界、そして努力や技術の賜物まで、日本には世界に誇れる「世界No.1」がたくさんあるんです。そんな「実は日本が世界一」、今回は、旅行にも関係が深い日本の世界一を紹介します。

羽田空港
Sean Pavone / Shutterstock.com
 


 

世界一の評価を7年連続で受ける日本の空港

羽田空港1
ちょっと本題からそれますが、去年の年末は大掃除しましたか? 民間の調査によると、年末にまとめてやるというより、ふだんからコツコツと掃除を進める人も今は少なくないみたいです。

それでも、まだまだ3割近くの人がまとめて年末に掃除するといわれていますから、この記事を読んでいる人も大掃除を頑張って、気持ちのいい環境で新年を迎えているかもしれませんね。

そんなお掃除に関係する話。旅行者にとって不可欠の存在である空港の中で、世界で最も奇麗だといわれている場所は、どこかご存じでしょうか?

「そんなのわかるわけない」

と思うかもしれませんが、航空関連の格付け会社である英スカイトラックス社が「World Airport Awards」の中で「World’s Cleanest Airports(世界で最も清潔な空港)」を毎年発表しています

世界の500カ所以上の空港を対象にした、100カ国以上の国の人たちが無償で協力する同調査の最新版(2022年版)を見ると、「東京国際空港(羽田空港)」が世界一清潔だと認められています。しかも、その栄誉を7年連続で獲得しているのだとか。すさまじいですよね。

プロ意識と誇りを持つ清掃員たち

羽田空港2
yu_photo / Shutterstock.com

羽田空港は、どうしてそこまで奇麗なのでしょう。一般には、同空港の環境美化と空間の快適化を担当する「日本空港テクノ」(東京都大田区)の存在が指摘されています。

同社の清掃員は、身だしなみや笑顔、道具の持ち方、清掃のしぐさに至るまで、徹底したプロ意識と誇りを持ちながら空港で作業しているのだとか。

清潔さを維持するための独自のチェック体制も確立されており、清掃員とは別に、空港内を巡回して汚れた箇所をチェックするスタッフもいるそう。

さらに、数百人の清掃員のモチベーションを高め、清掃方法を指導する新津春子さんという「カリスマ清掃員」の存在も知られています。

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に取り上げられたり、さまざまな著書を出版したりと、清掃業界におけるトップランナーとして扱われる方ですね。

羽田空港を訪れる機会があったら、手荷物用のプッシュカートや自動ドア、窓ガラス、外壁、エスカレーターの手すり、ロビーのソファなどにあらためて注目してみてはいかがでしょうか。

見事なまでに奇麗な状態に仕上がった空港の様子を見ると、新年のすがすがしい気持ちがさらに高まるかもしれませんね。

[参考]
World Airport Awards Methodology – SKYTRAX
The World’s Cleanest Airports 2022 – SKYTRAX
“やさしい掃除”で心を込めて 『世界一の清掃員』が目指すのは – NHK
なぜ羽田空港は「世界で一番清潔」なのか? 清掃スタッフ700人の指導役が語る「秘密」 – 東洋経済
世界の空港ランキング2022、日本勢からトップ10に3空港、羽田は7年連続で「世界で最も清潔な空港」に – travel voice
【2022年大掃除意識調査】イマドキママの半数以上が大掃除をしない?!子どもと過ごす部屋で使う暖房器具1位の「エアコン」。掃除のきっかけとは? – HITOWAライフパートナー
清掃管理業務 – 日本空港テクノ

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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