
日本からの出国は余裕を持って
今回筆者が予約したフライトは、ANAエコノミークラス羽田空港9:20発、台北・松山空港12:30着のNH851便です。前日にANAから「その日は多くのお客様から予約をいただいており、搭乗手続きカウンターと保安検査場の混雑が予想されています」といった内容のメールを受け取っていたため、余裕を持って7時前に空港へ到着する電車で向かいました。

そうしたら……平日なのに、本当に大行列!
旧正月が近かったからでしょうか。家でオンラインチェックインを済ませていたものの、荷物を預けるのに50分ほど行列に並びました。
ちなみにチェックインや搭乗手続きの際は、コロナウイルス陰性証明書やワクチン接種証明書などは必要ありません。パスポートとオンラインチェックイン時に発行されたモバイル搭乗券の提示のみで大丈夫です。
でも、日本入国時はVisit Japan Webに登録している必要があるのでご注意くださいね。
保安検査場でのチェックはスムーズ
荷物を預けたら、続いては保安検査場でのチェックです。こちらは思ったよりも混んでいなくて、5~10分ほどの待ち時間でした。
いつものようにコートやブーツは脱ぐよう求められます。でも以前と違っていて驚いたのは、パソコンや携帯電話などの電子機器やジップロックに入れておいた液体類を、カバンから出さなくてもよいと言われたこと。いつも電子機器だらけでカバンから出して戻すのに一苦労でしたが、今回は楽ちんでした。

無事に手続きを終えたら搭乗口へ。お土産店も飲食店も、コロナ前と変わらないくらい賑わっていました。
搭乗や機内食は変わらず

飛行機への搭乗手続きや、機内食はコロナ前と変わりません。座席は8割ほど埋まっているように感じました。ただし、機内食を食べるとき以外はマスクを着用するよう求められます。

この日のANAの機内食は「鶏照り焼き丼」か「ハンバーグドリア デミグラスソース」で、筆者はハンバーグドリアをチョイス。

ハンバーグはしっかりとお肉の濃い味がして、まろやかなホワイトソースもたっぷりでおいしい~っ。マカロニとカニカマのサラダや野菜サラダも箸休めにぴったり。

いちごのムースケーキもやさしい甘さで、機内食は筆者がここ数年食べた中(航空会社問わず「日本-台湾線」)でベストな満足度でした!
台湾に到着!検査キットを受け取る
機内では今まで気になっていた映画を見たりとくつろいでいたら、あっという間に台北・松山空港に到着。
台湾入国後は隔離は必要ないものの、到着日は0日目とカウントしたうえで7日間の自主防疫が必要です。外出時は2日以内に実施した抗原検査の陰性結果を携帯する必要があります。

「そんなにたくさん抗原検査キットなんて持ってないよ~~」という方がほとんどだと思いますが、なんと到着後の空港で4回分の検査キットを無料でもらうことができます。受け取りも並ぶことなくスムーズ。
もし3泊4日くらいの台湾旅行だったら、2つ使用すれば4日間外出できるわけで、2つは手元に残ると思うのです。日本で抗原検査キット買おうと思うとけっこう高いので、残った検査キットを持ち帰ればすごく貴重な台湾土産になるのでは……と思いました。
公共の交通機関の利用可能

台湾到着時に無症状であれば、公共の交通機関を利用して宿泊場所まで向かうことが可能です。到着してから検査キットを受け取り入国手続きを済ませ、荷物を受け取ってチェックしてもらうまでにかかった時間は40分ほどでした。とてもスムーズです。
というわけで、約3年ぶりに日本から台湾への入国を体験。自主防疫が必要とはいえ、少しずつコロナ前の生活に戻っているなぁと感じました。また以前のように、コロナの心配をせず台湾旅行が楽しめる日が、はやくきてほしいなぁと思っています。
[All photos by Yui Imai]
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Yui Imai ライター
語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。
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