筑西市から見た秋の筑波山 ©︎ 茨城県観光物産協会
担ぐみこしとして日本最重量
夏祭りの季節到来!
担ぎ出される神輿では日本一の重さを誇る「平成神輿」や「明治神輿」が登場する下館祇園まつりやたくさんの祭りが市内各地で開催されます。
詳しい日程を市ホームページでhttps://t.co/PVzffDfw52 pic.twitter.com/8ZE4jrFPnk— 茨城県筑西市 (@chikusei_city) July 15, 2016
「みこし」を担いだ経験はありますか? 筆者はまさに先日、生まれて初めて担ぎました。町内を巡る小さなみこしでしたが、それなりの重量感があって、上げ下げしているうちにかなりの疲労感がありました。
その疲労感の先に、ある種のゾーンのような楽しさ・心地良さ・一体感もありました。もっと大きくて重たいみこしの場合は、かなりの肉体的・精神的なつらさの先に、さらなる喜びが待っているのだと思います。
では、日本各地にあるみこしの中で、最も重いみこしと言えば、どれになるのでしょうか? オフィシャルの認定機関が認めた記録ではないようですが、一部の情報では茨城県に、担ぐみこしとして日本最大(最重量)のみこしがあると報じられています。
茨城県西部の筑西市(旧下館市)で毎年7月に開催される「下館祇園まつり」で登場する「平成神輿」です。どのようなみこしなのでしょうか?
シロナガスクジラの赤ちゃんくらい!?
【筑西の夏!到来!】
7月25日から28日にかけて, #下館衹園まつり が開催されます!
伝統ある #明治神輿 や 艶やかな #姫神輿 、 #子ども神輿 の連合渡御、そして、日本最大級の重量を誇る #平成神輿 などの勇姿をぜひご覧ください!#筑西市 #夏まつり #神輿 #茨城県 pic.twitter.com/cVG2a0Xfvw— 茨城県筑西市 (@chikusei_city) July 24, 2019
茨城県の公式ホームページによると、平成神輿の重量は2t。
<幅は約1.4メートル、高さが3.5メートル、担ぐ棒の長さは縦7メートル、横6.4メートル>(茨城県のホームページより引用)
というサイズを誇ると言います。高さ3.5mと言えば、大人のキリンの体長くらい、棒の長さ7mと言えば、陸上で最大の動物であるアフリカゾウと同じくらいです。
肝心の2tの重さについては、動物つながりで言えばシロサイよりも重く、シロナガスクジラの赤ちゃんよりもちょっと軽いくらいです。
祭りの様子を撮影した動画を見る限り、かなりの重たさみたいです。みこしが登場する下館祇園まつりのポスターでは、何本も組まれた担ぎ棒の下で大人が、群がるように担いでいる様子がわかります。
地域発信型映画『またいつか夏に。』という映画作品でも取り上げられた巨大なみこしで、みこしが渡御する下館祇園まつり自体も、コロナ禍以前は25万人近くが訪れる人気の祭りだそうです。
浅学な筆者は、これほどの祭りとみこしの存在を知りませんでした。
「同じく知らなかった」という方は今年の夏、日本一のみこしを眺めに訪れてみてはいかがでしょうか? 特に、自分の町内でみこしを担いだ経験のある人は、その重さや大変さ、その向こう側にある喜びがよりリアルに推測できて余計に楽しいかもしれませんよ。
[参考]
※ 筑西市が舞台の映画「またいつか夏に。」の凱旋上映が行われます。 – いばらきフィルムコミッション
※ 情報043:もむ(担ぐ)神輿として、日本最重量・2トンの平成神輿 – 茨城県
※ 下館祇園まつり – つくば新聞
※ 神輿練り歩く 下館祇園まつり開幕 – 茨城新聞