十二單とは?
源氏物語絵巻に描かれた平安の女房装束(俗称=十二單)は、千年の時を超えてもなお、その姿をほとんど変えることなく皇室に受け継がれています。
十二單の「單」とは、もともと下着であった衣のこと。單の上に「五衣(いつつぎぬ)」「打衣(うちぎぬ)」「表着(うわぎ)」「唐衣(からぎぬ)」を重ね、最後に「裳(も)」をつけて完成となります。
「十二單~襲ねの美」の見どころ
今回開催される「十二單~襲ねの美」では、日本の民謡・端唄・俚奏楽・現代曲三味線の演奏者で、作曲家である本條秀太郎氏監修の音楽に合わせ、国際文化理容美容専門学校の荘司礼子校長が「萌黄」、「紅梅」、「紅葉」といった、代表的な襲ねによる、十二單の雅な姿を披露。
十二單の特徴の一つである独特の着装法、お服上げも見られるそう。たくさんの衣を重ねていき、20kg近い重さのものを、たった一本の紐だけで押さえるという技術も見どころです。
薄い衣を何枚も重ねることで襟元や袖口に生まれる美しい濃淡。これは「襲(かさ)ね」と呼ばれ、日本人が好む四季の移ろいを表しているとも言われています。
また、東京・渋谷区の衣紋道 東京道場(学校法人国際文化学園8号館)では、十二單の実物に触れ、実際に着用体験ができる「十二單体験会」も同時開催。日本古来の伝統文化に触れられる、貴重な機会に体験してみませんか?
公演期間:2023年5月11日(木)~5月14日(日)
会場:東京・青山 スパイラルホール
(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3階)
※東京メトロ銀座線・半蔵門線・
千代田線[表参道駅]B1出口前
「十二單~襲ねの美」公演スケジュール
4日間連続・毎日8公演開催
(1) 10:00~10:30
(2) 11:00~11:30
(3) 12:00~12:30
(4) 13:00~13:30
(5) 14:00~14:30
(6) 15:00~15:30
(7) 16:00~16:30
(8) 17:00~17:30
※(第1/10:00~と第5/14:00~)、(第2/11:00~と第6/15:00~)、(第3/12:00~と第7/16:00~)、(第4/13:00~と第8/17:00~)は、同じ装束によるお服上げとなります。
基本的には、各ステージとも季節感あふれる三つの十二單が見られますが、第4と第8ステージのみ「帛の十二單」という、皇后陛下がお召しになる純白装束が披露されます。帛の十二單をお守りする「随身」のいでたちも楽しめます。
「十二單体験会」
期間:2023年5月11日(木)~5月14日(日)
会場:衣紋道 東京道場
(学校法人国際文化理容美容専門学校渋谷校8号館 東京都渋谷区神泉町6-1)
「十二單体験会」公演スケジュール
4日間連続・毎日4回開催
(1) 10:00~11:30
(2) 12:00~13:30
(3) 14:00~15:30
(4) 16:00~17:30
チケット料金
・「十二單~襲ねの美」
一般:1,500円(全席自由・税込)
・「十二單体験会」
一般:5,000円(税込)
イープラスでチケット発売中
https://eplus.jp/sf/detail/3822860001-P0030001