
パッケージも目を引く「小鹿物語」

太陽を浴びて憩っているような鹿のパッケージが目印の「小鹿物語」。創業から50年以上、鹿の焼印を押した大きな三笠焼(どら焼き)「栗みかさ」や、奈良県産の吉野葛を使った餅菓子「大仏餅本舗」など、奈良の食材と手作りにこだわったお菓子を作る多口製菓が製造・販売しています。

“神鹿(しんろく)”として敬愛されている奈良の鹿たち。春日大社の境内・飛火野では「鹿寄せ」という、ナチュラルホルンの音色を合図に鹿たちが集まってくるほのぼのとした風習があり、「小鹿物語」では、好物のどんぐりをほおばる鹿たちの幸せそうな光景をモチーフにしているそう。
実食!

「小鹿物語」は、4個入(税込648円)、8個入(税込1,296円)で販売されています。箱から取り出すと、箱の中からも鹿のイラストがヒョコっと登場。個包装の袋にも小鹿の姿が描かれていて、常に和みます!

子どもの鹿をイメージして目や耳を点で描いた、あどけない表情のお饅頭。奈良県産の小麦粉「ふくあすか」と、奈良県産の蜂蜜を使った生地は、赤ちゃんの肌のようにすべすべで、食べるのもためらう可愛らしさ!

意を決してパカっ! しっとりとした生地はふわぁ~とやさしい甘みで、中には白いんげん豆の黄身餡がみっちりと入っています。口当たりがなめらかで、国産練乳を練り込んでいるのでミルク感も濃厚。和菓子のようで洋風の味わいもあり、お茶やコーヒーとも合います。

試しに、電子レンジで10秒ほど軽く温めたら、ほわほわで温かな黄身餡はよりなめらかになり、蜂蜜とミルクの甘みもアップ! 一層ほっこりして、まるでどんぐりを食べる鹿のように幸せな気分になりました。素材はシンプルながら満足感もあるお饅頭です。
奈良のお土産屋さんやオンラインでゲット
今回は、JR奈良駅直結の「奈良銘品館 JR奈良駅店」(商業施設「ビエラ奈良」2階)で購入しましたが、近鉄奈良駅内や、奈良県庁の隣にできた「奈良公園バスターミナル」内のお土産屋さんなどで取り扱っており、多口製菓のオンラインショップでも詰め合わせBOXが販売されています。

奈良の素材のおいしさを味わえるお饅頭。筆者も、早朝の春日大社の近くで見かけた無垢な小鹿の神秘的な光景を思い出して、奈良旅の思い出にほのぼのしました。
[all photos by kurisencho]
kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
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