森の恵みの和菓子屋さん「ナッツストック 実森」

2022年春に東京駅の大丸東京店にオープンし、1年が経つ「ナッツストック 実森」。

「バターステイツ」や「コメダ珈琲店の小倉トーストサブレ」など話題のお菓子を発信するメーカー「グレープストーン」のスイーツブランドで、名前の通り、“木の実、果の実、豆の実”というナッツたっぷりのお菓子をメインに、パッケージもカラフルな和心ある和菓子屋さんです。

NEW和菓子「お抹茶ショコラサンド 茶の福」

2023年5月19日（金）から登場している新しいお菓子「お抹茶ショコラサンド 茶の福」。東京駅の大丸東京店と羽田空港第1ターミナルで通年販売されているほか、2023年5月16日（火）〜9月25日（月）の期間限定で、公式サイトにてオンライン販売もされています。

“森の恵み”ナッツに、抹茶とお米を合わせた和洋菓子で、5個入（税込972円）、8個入（税込1,620円）の2タイプの販売。お店の代表菓子「極地味サンド」とのセット（10個入／税込1,782円）もありました。2023年5月下旬現在、5個入タイプは生産が追い付かないほどの人気ぶり！

こちらは8個入。鹿を描いたBOX、実りある森を描いたお土産袋、両方ともイラストが可愛らしい！

天保7年に創業した京都の老舗茶舗「矢野園」の宇治抹茶と、数種類のナッツ、そして、お米のパフを合わせた抹茶のショコラサンド。洋菓子のようで、和素材をしっかり感じる新感覚の和菓子なのです。

正方形のショコラサンドは1枚が分厚くて緑が濃く、袋から出した瞬間から香りも豊か。宇治抹茶とナッツは、クッキーとショコラの両方に練り込んであり、クッキーで宇治抹茶ショコラをサンドした3層仕立て。ショコラの中で白いライスパフが際立っております！

宇治抹茶とマカダミアナッツを練りこんだクッキーは、サクッとした食感でマカダミアナッツがマイルド、抹茶の香りもやさしい……。一方、宇治抹茶ショコラには、アーモンド・くるみ・ライスパフを贅沢に混ぜ込んであり、異なる素材の存在感を味わえます。

まずは、ライスパフのお米の甘みがパフっと届き、じわじわ〜と抹茶の旨味もやってきて、最後に、渋味がすぅっと余韻を残してゆくのが趣深いです。細かく砕いたトリプルナッツもザクザクと噛むごとにナッティな深みを出してきます。

それぞれの素材が主張しすぎず、ふんわりとやさしい。だからこそ、それぞれが調和をとって、分厚いからこそ、一口ごとに抹茶・お米・ナッツのハーモニーと変化も楽しい。噛みしめる度に幸せを感じる、和みのお菓子です。

「羊羹流しのおはぎもち」や「極地味サンド 黒ごまナッツ」もチェック

最後に、「ナッツストック 実森」のほかのお菓子も少し見てみましょう。

北海道あずきと「満月もち米」を使ったおはぎを水羊羹で薄く包んだ「羊羹流しのおはぎもち」も、午前中には完売することもあるという人気もの。夏に向けてのお土産にもぴったり。

発売から1カ月で7万個を販売した代表菓子「極地味サンド」からは、2022年秋に「極地味サンド 黒ごまナッツ」も登場し、ナッツ好きが満足する新和菓子がそろっています。

ちなみに、「お抹茶ショコラサンド 茶の福」5個入は午前中に完売することもあるので、早めの時間帯にゲットしておきたいところ。パッケージの可愛らしさもあわせて、ぎゅっと風味豊かな新しい和菓子を東京土産に贈りたくなりました！

［all photos by kurisencho］
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kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。