豊洲ふくらすずめ「北海道あんバターの鯛もなか」
2024年2月オープン!「豊洲 千客万来」とは?
2024年2月に、東京・豊洲市場の場外にオープンした東京の新名所「豊洲 千客万来」。隣接する豊洲市場から仕入れる新鮮な魚介類や、銀座・月島など東京の美味を味わえるだけでなく、全国のうまいものもが大集結した、まさに“日本の大きな市場”のようなスポットです!
施設の2階部分が、ゆりかもめ「市場前駅」とペデストリアンデッキで連結しているので駅直結でアクセス便利。他にも、晴海や勝どきなどの臨海部と、都心側の新橋・虎ノ門を結ぶバス「東京BRT」や、都営バスも施設から徒歩圏内のバス停に停車するので、バスを利用するのもアリです!
「食」を提供する「豊洲場外 江戸前市場」(写真手前)と、湯河原の名湯につかれる温浴施設「東京豊洲 万葉倶楽部」(写真奥)から成る本施設。食べて、湯に癒されて、東京湾を望んでと、東京を満喫できます。
さっそくGO! 2階入口の左手側にある「番屋」で館内の案内をしています。番傘、提灯、日本家屋とタイムスリップしたみたいでワクワクします!
筆者は平日の午後に訪問。あいにくの雨模様で、普段より人通りは少なかったようですが、それでも多くの人で賑わっていました。
実食しながら、いろんなお店を拝見してみました!
1階〜3階まで約70店舗が集結する食の宝庫!
(写真:施設パンフレットより)
1階エリアは、高級フルーツのカフェ「RE:SET」、店内で精米し羽釜で炊き上げる和食・定食屋さん「豊洲 奈良屋」、北海道ラーメン、九十九里のラーメン、本まぐろそばの店舗などが入っています。
2階で目立つのは「豊洲 千客万来」の象徴とも言える「時の鐘」。こちらの「豊洲場外 江戸前市場」は飲食テナントがメインに集まり、広場にはテラス席もたくさん用意されています。
屋内の「目利き横丁」は天井に大漁旗を飾って、飲食店や物産店が軒を連ねています。本物の市場のような雰囲気!
屋外の「豊洲目抜き大通り」は、左右のお店からおいしそうな香りが漂って誘われてと、目移りするばかり!
2階・玉子焼専門店「丸武Premium」
2階にオープンしたのは、大正末期に創業した築地の玉子焼き専門店「丸武」の新ブランド玉子焼専門店「丸武Premium」。です。
築地のお店とは違う特選卵を使った濃厚でフワフワ食感の新しい出汁巻き玉子が大人気。豊洲のお店限定・食べ歩きタイプ(300円)は、1日1,200個も販売されています!
屋内の目抜き横丁にもお店の窓口があり、こちらでは「食べ歩きの出汁巻き玉子の持ち帰り用」(900円〜)が購入できます。
他にも、だしジュレを添えたたまごソフトクリームやだしプリン、きみとお芋のチーズケーキのスイーツも(600円〜)。築地の伝統を引き継ぎつつ、新メニューもあり、目の前でクルクルっと玉子焼きを作る職人技でも楽しませてくれています。
2階・和カフェ「豊洲ふくらすずめ」
2階、時の鐘広場の前に佇む「豊洲ふくらすずめ」。ぜんざい、もなか、ソフトクリームなど、豪華で写真映えもして思い出に残るスイーツや、「宮内庁御用達珠屋小林珈琲 ロイヤルブレンド」などのコーヒーをいただけます。
店内利用・持ち帰りを選んで、パネルで注文し受け取る流れです。屋内にはイートイン席もあるのでちょっと一服にもぴったり。
“外国人観光客”にダントツ人気は、石川の金箔を贅沢に貼った「百万石の黄金ソフト」(左)、“日本人”には桜麩と鯛のもなかをのせた「鯛の大漁ソフト」(左から2つ目)と「バニラと抹茶の贅沢ミックス」(右から2つ目)が人気とのこと。ベースとなるソフトクリームのバニラと抹茶にもこだわっています(600円〜)。
くるみと黒蜜きなこを振りかけたヴィーガン系の「なめらか豆腐の特製ぜんざい」、あんことモチモチの白玉団子の共演は間違いない「金の白玉ぜんざい」。寒い日は特に人気のぜんざいには南高梅を添えています(単品800円/ドリンクセット1,300円)。
北海道産のあずきを炊いたあんこを使った「北海道あんバターの鯛もなか」、特製の芋あんや芋のレモン煮をのせた「ふくらすずめもなか芋菓子尽くし」、くるみを添えた「ごまあんとクリームチーズのお城もなか」、白あん・こしあん・ごまあんの食べ比べができる「もちもち紅白大福の三種あんもなか」と、どれも気になる進化系最中菓子(単品700円/ドリンクセット1,200円)。
お店のおすすめ「北海道あんバターの鯛もなか」をいただきました。手のひらサイズで、もなかと厚いバターの上に自慢のあんこをのせ、三色団子と麩菓子、鯛の形のもなかをのせていて春色ポップな見た目です!
鯛のもなかにあんこを乗せたり、挟んでみたり。甘いあんこと有塩バターが濃厚で、1個で満足感があります!
2階・福岡県八女茶の和カフェ「濵風茶房」
2階の和カフェ「濱風茶房」。お茶の品評会で長年1位を獲得している福岡県の八女茶を使ったモンブランやソフトクリームなどがそろっています。屋内の入口から入店し注文するスタイルで、屋外ではモンブランが絞られる様子を見ることができて、撮影もできます。
人気は何といっても「八女茶モンブラン」(プレーン1,000円、プレミアム1,200円)。注文後プリンの上に「八女茶」を使用した餡を絞って仕上げます。「プレミアム」は抹茶プリン。開店と同時に行列ができるほどの人気もの!
「八女抹茶のドリンク」は、ストレート・ラテと選べ、抹茶の濃さも選べます(600円〜)。他にも、「ソフトクリーム」(450円〜)、あんこや白玉団子がのった「ミニパフェ」(700円〜)のひんやりスイーツも。両方とも「プレーン・ミックス・抹茶」とソフトクリームを選べ、「ワッフル・カップ」も選べます。
こちらは「ソフトクリーム(ミックス)」(600円)。しっとりとした口当たりで、八女茶は濃いだけでなく旨味もあって上品な味わい。バニラによって甘くまろやかになりますが、お茶の深みは終始なくなりませんでした! 抹茶好きも満足するこのミックス具合!
店内の北斎風の浮世絵も、店頭の暖簾も店舗の書体も素敵で、何を撮影しても映えますね。
お店では、八女の煎茶、ティーバッグ、ラングドシャなど関連商品も販売しています。福岡の八女茶をとことん味わい尽くせます!
2階・四季を愉しむ「フラワーおはぎ専門店 Oh!huggy‼︎」
まるでブーケのような和菓子が目をひく、大人気のフラワーおはぎ専門店。季節の花をモチーフにしたフラワーおはぎや、旬の食材を使用したおはぎを月替わりで楽しめます。筆者が訪れた平日の午後15:00過ぎにはすでに午前分は完売、次回は16:30頃とのことでした。平日は11:30頃と16:30頃の2回(各回約150個)、土日祝日は各回約200個が販売されますが、毎回発売開始から30分程度で売り切れになってしまうそう。
あんフラワークッキー 680円
わらび餅 約400g 1,280円
豊洲の彩りセット6個入り 2,430円/4個入り 1,570円
豊洲限定・2月のフラワーおはぎは、梅花や菜の花、フレッシュないちごなど春の足音を感じられるラインナップでした。
公式サイト:https://www.toyosu-senkyakubanrai.jp/206/
2階・北海道の乳製品がそろう「ハルニレ」
2階の屋内・目利き横丁に入っている「ハルニレ(HARUNIRE)」。北の大地を象徴する大木・ハルニレと同じ店名で、北海道の牧場やチーズ工房から厳選した乳製品を楽しめる乳製品専門店です。北海道ファン、乳製品好きから注目されている新店舗です。
必食は、北海道・登別から届く「のぼりべつ牛乳」を使ったオリジナルソフトクリーム! 登別の牛さんたちは、輸入飼料ではなく、現地の良質な牧草を食べて育っているため、栄養豊富で安心安全なグラスフェッドミルクです。登別の子どもたちも毎日給食で飲んでいる、とのこと。衛生的な生乳を新鮮な状態で低温殺菌することで、乳質を壊さず自然に近い牛乳になるそうです。
「ミルクソフト〜牧場直送牛乳使用〜」「季節限定あまおうソフト」「MIXソフト」(全て540円)。季節限定の期限はランダムですが、春頃までは「あまおう」が登場中。コーンとカップを選べます。
さっそく「ミルクソフト〜牧場直送牛乳使用〜」をいただきました。純白のソフトクリーム、きれいです。お店ではソフトクリームにピンスポを当てて牛さんと一緒に撮影もできます! なめらかで、生乳の甘味とコクがあり、フレッシュなミルクの余韻に感激…。一口ずつゆっくりと堪能してほしい逸品です!
2月の寒い冬場に関わらず、休日は1日600本も販売したほど大人気。納得の味わいでした!
他にも北海道ならではの珍しい商品が並んでいます。「上士幌ミルクショコラクッキー」(750円)は、上士幌町産の新鮮な生乳「上士幌フレッシュミルク」を使った人気のクッキーで、現地、道の駅かみしほろでしか販売されていません!
チーズ好きは味わってほしい「十勝ラクレット モールウォッシュシュレッド」(970円)。十勝川温泉の「モール温泉水」でチーズを磨いて熟成させた 芳醇でまろやかな味わいが特徴。「World Cheese Awards 2019」GOLD、「ジャパンチーズアワード 2018」金賞など様々な賞を受賞しています。
他にも、「十勝トテッポ工房」のチーズケーキやヨーグルトなどもありますが、この日は完売で入荷待ち状態になっていました。ここにしかない、生産者さんの思いがこもった乳製品のレア商品と出会えるニューミルキースポットです!
公式サイト:https://www.harunire.store/
2階・江戸情緒が感じられるお土産や和雑貨がそろう「豊洲えんぎもの」
せっかく千客万来を訪れたなら、お土産もゲットしたいですよね。「豊洲えんぎもの」は、日本ならではの「おいしい」「たのしい」を届けるお土産処。選りすぐりのお菓子や和雑貨などがそろい、日本各地の利き酒を楽しめる『豊洲のみよし』を併設しています。
豊洲 千客万来に行ってきましたプリントクッキー 12枚入り 900円
マグロの切り身クッション 2,200円
人気商品は、「千客万来」とプリントされたクッキーや、マグロの切り身クッション。クッションは、豊洲市場内マグロ専門仲卸の「(有)山金商店」さんご協力のもと本物のマグロそっくりのやわらかクッションが実現!
公式サイト:https://www.toyosu-senkyakubanrai.jp/268274/
1階・まぐろチャーシューが絶品!「本まぐろそば 䱻(こつ)」
1階の路面店「本まぐろそば 䱻(こつ)」では、一味違う個性派ラーメンがいただけます。
本まぐろそば 980円
本まぐろより抽出した「旨味凝縮スープ」と、直前に炙った香ばしい「まぐろチャーシュー」、こだわりの特注麺を使った至玉の一杯。本まぐろ100%のスープは、さっぱりいただけるのに奥深い旨味があり、最後の一滴まで飲み干したい抜群の満足感。一番人気のメニューは本まぐろそばと海鮮ヅケ小丼セット(1,580円)も人気だそうですが、この日はすでに売り切れでした(小丼セットは14:00くらいに完売することが多いそうです)。
このまぐろチャーシューがまたジューシーでやわらかく美味。スモーキーな香ばしさもたまらない。この味は、宇和島産の本まぐろにしか出せないのだそう。まぐろチャーシューは好みが分かれるとお店の方はおっしゃっていましたが、筆者的にはまぐろの新たな魅力に開眼するきっかけの一杯となりました!
公式サイト:https://www.toyosu-senkyakubanrai.jp/107/
他にも食べ歩きスイーツが続々
2階屋外大通りの入り口付近にある江戸深川屋の名物、深川コロッケ(2p 600円)は、筆者が訪れた平日15時過ぎには残念ながら売り切れ。
同じく2階、屋外の大通りにある「月島もんじゃ 十五夜」では、ワンランクアップしたもんじゃ焼きを頂けますが、お店で作っているテイクアウトの「あんバターたい焼き」(400円)も長蛇の列ができていました。十勝小豆の自家製餡とバターがとろけて、ゲットした皆さんはホクホク顔でした。
2階の横丁内にある青果「芋松」。豊洲市場内の青果仲卸を運営しており、店内には湘南野菜や産直の有機野菜、日本酒などが並んでいます。新潟の「さつまいも農カフェ きらら」で人気の、焼きイモにガンジー牛ソフトクリームをのせた「イモぽんソフト」も販売されているようです。マツコ・デラックスさんが絶賛し、田中みな実さんや山口もえさんもおいしいと喜ばれたみたいですね。
2階、横丁と万葉俱楽部の間に入っている「浅草茶屋 たばねのし」。2022年に浅草にオープンし、静岡県産の掛川抹茶を使った和と現代的要素が融合した人気のクレープ屋さんです。こちらも常に列ができて、途切れませんでした。
豊洲店限定「掛川抹茶ティラミス」をはじめ、「芋蜜」「あんこバター」など浅草のメニューに、期間限定(オープン時は「掛川抹茶と黒胡麻」)のラインナップ。鮮やかな抹茶の緑と水引の包み紙が美しく、食べる前の撮影も楽しくなりますね。
2階、「東京豊洲 万葉俱楽部」を通り過ぎた奥にある「日本酒立ち飲み 米三角/屋形船江戸前汽船案内所」。星付きレストランプロデューサーの【おにぎりと発酵と熟成コンセプトの酒菜】と【米から生まれた厳選SAKE】の組み合わせを味わえます。
こぼれ海鮮おむすびなど3品の「末広がり看板メニュー 888円(税込976円)」もある穴場スポットです!
3階フードコート
3階のフードコートにも本格的な飲食店が並んでいます。
(写真:施設パンフレットより)
豊洲市場ならではのボリューミーな焼き魚定食を提供する「まるり水産」、ミシュランガイド掲載店の新店「中華そば豊洲勝本」の他、江戸前の寿司や海鮮丼、ホルモン丼など豪華なメニューが集結しています。特に、本まぐろや本ズワイ蟹など約50種のメニューを味わえる「海鮮バイキング いろは 豊洲」は朝から行列!
フードコート内はカウンター席にテーブル席とあり、席も照明も装飾が美しく日本風にまとめてあります。
コの字型なので、屋外の大通りも見下ろせます。
夜の路地裏で立ち飲み気分になれる席や、小さな子どもを遊ばせながら食事をできる席もあったり。どこの席に座っても江戸の粋な雰囲気を満喫!
8階の無料足湯「千客万来足湯庭園」
8階にある無料で利用できる足湯「千客万来足湯庭園」には、「万葉倶楽部」の温浴棟(2階)から入館できます。足湯の利用時間は10時〜20時まで、足湯タオル(現金払い200円)もあるので、手ぶらでOK!
エレベーターホールは青い空間で、エレベーターを待っている時から癒されモードに。足湯の“人数を表示した現在の混雑状況”もサイネージで案内しています。
8階に到着! 縦長の足湯では多くのお客さんが足を温めておりました。お湯は、湯河原温泉の温泉で、かつては江戸に運ばれて将軍家に献上されていたそうな。今回は利用していませんが、温泉からはほわほわ〜と湯気が立ち、気持ちよさそうで、1度足をつけたら立ち上がれなくなりそうな予感がしました!
足湯は小学生以下は保護者同伴で、足湯中の飲酒・飲食はもちろん不可。残念ながらの小雨模様でしたが、天気がいいとレインボーブリッジが架かる東京湾を望め、遠く富士山まで見えるかもしれません!
(写真:東京豊洲 万葉俱楽部のパンフレットより)
写真は、温浴等の屋上(10階)からの眺めのイメージ写真ですが、足湯庭園でも東京のロマンチックな夜景と出会えそうですね。ちなみに、屋上(10階)にある万葉倶楽部の入浴客のみが入れる「万葉倶楽部 展望足湯庭園」 では360度パノラマの足湯もあります。
夜の灯りも風情あり
昼間は賑やかな大通りも、夕方になるとお店の軒先に提灯が灯り、昼とはまた違った風情がでてきていました。時間があったらこのノスタルジーな景色も見てほしいものです。
最初は観光客向けの高価格帯・海鮮メインのイメージでしたが、意外とそうでもなく、海鮮以外もスイーツもたくさんあって、おでかけスポットとして日本人も楽しめる要素もいっぱい。オープンしたばかりなので、今後の展開にも期待大です!
住所:東京都江東区豊洲6-5-1
TEL:03-3533-1515
営業時間:10:00〜20:00
*2階・目利き横丁:10:00〜18:00(一部店舗は9:00~)
*一部営業時間が異なります。詳細は各店舗のページをご覧ください。
*ペット通行可能エリアは限定されています。ペット連れの店舗入店不可。補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)は全館同伴可能。
交通:電車(2階で駅と直結)ゆりかもめ「市場前駅」から徒歩約4分/バス:東京BRT「豊洲市場前」から徒歩3分、都営バス「市場前駅前」から徒歩5分
公式サイト:https://www.toyosu-senkyakubanrai.jp/
[phptos by kurisencho & TABIZINE編集部]
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