[参考画像]エンリケ・オリヴェイラ《Corupira》2023
©Henrique Oliveira
一部休場していた展覧会ゾーンが再開
金沢21世紀美術館では、2024年1月に発生した能登半島地震の被害を受け、整備と修繕のため展覧会ゾーンならびに「スイミング・プール」の地下部は2024年6月21日まで休場していました。再開を今か今かと待ち望んでいた人にとって、待ちに待った再開のニュースです。
「Lines(ラインズ)—意識を流れに合わせる」開幕
サラ・ジー《喪失の美学》 2004
金沢 21世紀美術館蔵
© Sarah SZE
2024年6月22日から入場が可能となり、新たな展示もスタート。「Lines(ラインズ)—意識を流れに合わせる」が、2024年6月22日(土)~10月14日(月・祝)まで開催されます。
タイトルにあるように同展は「Lines/線」がテーマ。これは、英国の人類学者のティム・インゴルド著作の中で初めて邦訳された『ラインズ 線の文化史』(左右社、2014年)からインスピレーションを得て構想されました。
彼は、今日最も注目されるべき思想家で、従来の文化人類学の枠組みを大きく越える思索を続け、哲学、社会学、生態心理学などさまざまな分野を横断しながら人類学研究に取り組んでいます。
地球上に存在するあらゆるものが紡ぎ出す線をアーティストが見出し、彼らの創造的なプロセスによって私たちの身の回りに新たな世界が創り出されます。同展では、それぞれのアーティストが創り出す「Lines/線」を感じることができるでしょう。
開館20周年記念!16作家35作品を展示
マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》2017-2019
金沢21世紀美術館蔵
©Mark MANDERS
photo: KIOKU Keizo
金沢21世紀美術館では、開館前の2000年から現在まで、約4,200点の現代美術作品を収蔵。同展は開館20周年を記念し、コレクション作品の中からさまざまな線を見出すことのできる作品をピックアップして展示が行われます。
さらに、日本、ベトナム、オーストラリア、ガーナ、フランス、オランダ、デンマーク、チェコ共和国、アメリカ、ブラジルの10カ国から多種多様な文化的背景を持つ16作家(グループ含む)による35作品が紹介されています。
Lines ̶意識を流れに合わせる
会期:2024年6月22日(土)~10月14日(月・祝)
休場日:月曜日(ただし2024年7月15日、8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開場)、2024年7月16日、8月13日、9月17日、9月24日
開場時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
※観覧券販売は閉場の30分前まで
会場:展示室7~12、14、交流ゾーン
料金:一般 1,200円(1,000円)/ 大学生 800円(600円)/ 小中高生 400円(300円)/ 65歳以上の方 1,000円
※本展観覧券は同時開催中の「コレクション展1」との共通です
※( )内はWEB販売料金と団体料金(20名以上)
※当日窓口販売は閉場の30分前まで
日時指定ウェブチケット購入方法 当館ウェブサイト(
https://www.kanazawa21.jp)より購入できます。
出品作家(姓のアルファベット順):エル・アナツイ、ティファニー・チュン、サム・フォールズ、マダディンキンアーシー・ジュウォンダ・サリー・ガボリ、マルグリット・ユモー、マーク・マンダース、ガブリエラ・マンガーノ&シルヴァーナ・マンガーノ、大巻伸嗣、エンリケ・オリヴェイラ、オクサナ・パサイコ、ユージニア・ラスコプロス、SUPERFLEX、サラ・ジー、ジュディ・ワトソン、八木夕菜、横山奈美
「スイミング・プール」地下部への入場
金沢21世紀美術館の人気展示作品である「スイミング・プール」。地下部入場口はコレクション展エリア内にあるため、チケットの購入が必要です。なお、2024年9月30日~11月1日の期間は、展示替えで鑑賞できないためご注意を。
金沢21世紀美術館
石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号:076-220-2800 (代表)
開館時間:
展覧会ゾーン 10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)/交流ゾーン 9:00~22:00
※各施設の開室時間はそれぞれ異なる
休館日:
展覧会ゾーン 月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始/交流ゾーン 年末年始
※各施設の休室日は展覧会ゾーンに準ずる
公式サイト:
https://www.kanazawa21.jp/
TABIZINE Editors
「人生に旅心を」
TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにした、オフタイムWEBマガジンです。
旅の情報や世界中の小ネタを通して、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。
TABIZINE(タビジン)を覗き込むと、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ、旅へ向かわずにはいられなくなるような、
そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。
人生は一瞬一瞬が心の旅。
みなさんが何にもとらわれることなく、自由で、冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。
TABIZINEスタッフ一同
【日本初】本物の宇宙船が目の前に!UFOの街にある宇宙科学博物館「コスモ
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石川県羽咋市(はくいし)にある宇宙科学博物館『コスモアイル羽咋』。本物の宇宙船をはじめ、宇宙に関する多彩な展示や、ドーム型で臨場感溢れるコスモシアターなど魅力が盛りだくさん。宇宙に興味を持つすべての人にとって、ここでしか見ることのできないものが勢揃いした施設です。
【金沢21世紀美術館が6月22日から展覧会ゾーン再開】開館20周年を記念
Jun 19th, 2024 | TABIZINE編集部
2024年10月で20周年を迎える「金沢21世紀美術館」。能登半島地震の影響により、展覧会(有料)ゾーンと恒久展示作品「スイミング・プール」の地下部を休場していましたが、2024年6月22日からいよいよ観覧が再開! 同日から開幕するコレクション展「Lines(ラインズ)—意識を流れに合わせる」と合わせて紹介します。
【位置情報でアート制作】GPSアート&海岸清掃で北陸・石川を応援「がんば
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