【夢のJALファーストクラス搭乗ルポ】77万円の航空券をマイルだけでゲットする方法

Posted by: もろたけいこ

掲載日: Sep 8th, 2024

先日、人生で一度は体験してみたいファーストクラスに搭乗してきました。筆者が利用したのはJALで、もし普通にその便を購入するならば、77万円するそうです。しかし、今回はコツコツ貯めた6万マイルで乗ることができました。ファーストクラスを楽しむために必要だと感じた搭乗前のいくつかのコツをご紹介。そしてこの方法なら意外と6万マイルも大変ではない、マイルの貯め方も大公開!

JAL ファーストクラス 搭乗記

【前日の心得】ファーストクラス搭乗前は空腹で挑むべし

JAL ファーストクラス 搭乗記
筆者が利用したのは羽田からバンコクへ飛ぶJL31便。午前10:55発で現地着は午後3:25と、睡眠も取ることはなくファーストクラスを満喫できそうな時間を選択。バンコク線にファーストクラスが導入されたのは2023年6月からだそうで、JAL国際線のファーストクラスをマイルで楽しむならば、バンコクが一番ハードルが低い路線です。

事前にファーストクラスのことを調べた際に出てくるのがこちら。

  • ラウンジでも食事を楽しめる
  • 機内ではコース料理が楽しめる
  • 機内ではアラカルトも楽しめる

飛行時間は6時間半ですが、ラウンジでも機内でもずっと食べられる環境!? ということで、必ず前日からお腹の空き具合を調整をすることがファーストクラスを楽しむ上で大事なことです。筆者は前日野菜しか食べないで挑みました。しかしほぼ断食状態だったため、当日たくさん食べたことで胃が驚いてしまったので、極端な選択はあまりおすすめしません。

【当日】フライトの4時間前に到着。いざラウンジへ

JAL ファーストクラス 搭乗記 羽田空港 ファーストクラスラウンジ

今回、ファーストクラスのラウンジを楽しむため、フライトの4時間前に空港に到着。羽田空港国際線のJALファーストクラスラウンジは朝6:30からオープンしているので、問題はありません。

なぜそこまで早く行くのかというとラウンジが広すぎるから! 全部満喫するには、それぐらい時間がかかるなと実際に体験して感じました。

チェックインは、ファーストクラス専用のカウンターで声をかけると専用のチェックインの部屋に案内され、ぼーっとしていると搭乗券を渡されるという人間をダメにしてしまうような手厚いサービスです。いつもの保安検査も別レーンで待つことはなし。いざ羽田空港のファーストクラスラウンジに向かいます。

握りたてのお寿司を満喫

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ お寿司

まずは午前便しか楽しめない「鮨 鶴亭」へ向かいました。こちらでは板前さんが目の前でお寿司を握ってくれるとのことで気分が高まります。

オーダーはモバイルオーダー。何を食べるか迷います。鮨 鶴亭で提供されるお寿司は、週替わりで3品。筆者のときはマグロ、ノドグロ、玉子でした。握りたてのお寿司なので、それはもう絶品。出国前に日本を感じるには最高です。

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ ハンバーガー

他にもこちらではサラダやハンバーガーをはじめ洋食もオーダー可能です。特製辛味噌と辛子高菜がきいた「JAL特製豚骨ラーメン」も人気なんだそう。セルフで楽しむドリンク・アラカルトコーナーもあり、JALといえばの特製ビーフカレーを好きなだけいただけます。

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ シャンパン

さらにワインテイスターさんなどプロがセレクトしたワインやシャンパン、日本酒がズラリ。鮨 鶴亭と後ほど紹介するJAL’s TABLEで提供される「シャンパーニュ バロン ト ロスチャイルド」を試すことをおすすめします。

鮨 鶴亭
営業時間 7:00~11:00

開放感抜群!メインラウンジ JAL’s TABLE

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ

広いラウンジを使用したい方におすすめなのが、メインラウンジとなるJAL’s TABLEです。こちらでも同じようにモバイルオーダーが可能、ドリンクはセルフで楽しむことができます。時間によってはできたてのお料理をカウンターで提供しているそうなので、ぜひ立ち寄ってチェックしてみては?

大人が集うライブラリールーム RED SUITE

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ RED

JAL’s TABLEの奥に潜むのが「大人の隠れ家」とも言われるRED SUITE。ライブラリールーム、ギャラリールーム、プレイルーム、バールームの4つのゾーンに分かれており、シックな装いです。1950年代のパイロットバッグなどJALのアーカイブズが展示されており、旅行好きにはたまらないのではないでしょうか?

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ シャンパン

こちらで必ず楽しみたいのが、ジョセフ・ペリエ」のシャンパン。スタッフさんから「ラウンジ内ではこのシャンパンはここでしか楽しめませんよ」とお声かけいただき、楽しみました。

2011年の英国王室ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングで献上されたこともあるブランドだそう。すでに酔っ払いでしたが、細かいキレのある喉越しでした。

バーテンダーが作る最高級なBAR!JAL’s SALON

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ こだわり コーヒー

ラウンジの上の階に上がるとバーテンダーさんがいる特別なバーカウンターJAL’s SALONが! ここでは国産クラフトビールや山崎12年をはじめとするプレミアムウィスキーなどを楽しむことができます。すでにお腹いっぱいでしたが、オリジナルカクテルで提供されていた黒糖マティーニをいただきました。これもここでしか味わえないもの。

さらにマストで試したいのがコーヒーメーカー・ミカフェートによるオリジナルブレンドコーヒー 「All Hands」 。プロが淹れたコーヒーをアーティスティックなカップでいただくことができるので、出発前の一服にピッタリ。付け合わせにゴディバのチョコレートをいただきました。さらにここから見える飛行機からの眺めも最高です。

JAL ファーストクラス 搭乗記 ファーストクラスラウンジ マッサージチェア

さらには上のフロアにはマッサージチェアも! もっと早く来れば色々できたのですが、4時間前に到着してもここでタイムオーバー。本当に時間が足りなかったです。

JAL’s SALON
営業時間 7:00~11:00、15:00~23:00

ファーストクラスの座席の様子は…

JAL ファーストクラス 搭乗記 フルフラット 座席

席は居心地というレベルを超えた、住み心地を意識したフルフラットになるシート! アメニティはロクシタン、さらに女性はクレ・ド・ポー・ボーテのパックが……! そして、パジャマをいただくことができるので必ずGETするようにしましょう。

ドリンクで注目なのが…1本22万円のシャンパン!?

JAL ファーストクラス 搭乗記 SALON2013 シャンパン

さて機内での食事です。ドリンクでまず注目したいのが、市場価格で約22万円するシャンパン・SALON2013をいただけること。グラスの数には限りがあるので、噛み締めて飲みましょう。

JAL ファーストクラス 搭乗記 森伊蔵

幻の焼酎と呼ばれる「森伊蔵」も提供されています。こちらはなかなか入手できないものの機内販売で購入することも可能。お好きな方はぜひチェックを!

コース料理は、ミシュランシェフたちの競演!

6時間ほどのフライトでは、和食と洋食のコースを選べます。今回は和食をチョイス。和食では前菜五種、お椀、中皿、煮物、ご飯、味噌椀、香の物、甘味とフルコース! 特に、中皿では伊勢海老、ウニ、キャビアを用いたもので、本当にここは空の上? と頭の理解が追いつきませんでした。

注意点は、旅行先での食事

他にもアラカルトで、串の盛り合わせ、カツサンドや和牛カレーやアイスが提供されますが、本当にとにかく食べすぎてアラカルト全制覇はできず……(涙)到着してからバンコクでは何も食べることができませんでした。

ファーストクラスに乗る体験というのが大切だったので、個人的には全く問題なかったのですが、到着してから旅先での食事プラン1日目は要検討した方がいいかもしれません。

77万円の航空券を6万マイルで手に入れるには?

今回、6万マイルでファーストクラスのチケットを手に入れましたが、最低は5万マイルから。1機につき8席しかないファーストクラスなのでなかなか空きは出ませんが、出発直前あるいは1年後ならば空きが出ることがあります。実際、筆者は搭乗の10カ月前に交換しました。

6万マイル貯めるのは大変では? と思われるかもしれません。しかしJALはPontaポイントや楽天ポイントからの相互交換をしており、たまに交換引換アップも。通常でも、12万ポイントを貯めれば、6万マイルになります。12万ポイントを貯めるのも大変ですが、1ポイント=1円で使っていたいつものポイントだとした場合、12万円が77万円の航空券になると考えるとお得じゃないでしょうか? 他にもポイントサイトを経由してポイントを獲得することもできますし、意外と12万ポイントはそこまで難しくないのです。

ファーストクラス搭乗記いかがだったでしょうか? 一生に一度は乗ってみたい! そんなきっかけになれば幸いです。

©︎Keiko Morota

PROFILE

もろたけいこ

Keiko Morota ライター/テレビプロデューサー

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

某キー局勤務・ドラマプロデューサー。多忙な仕事のスキマ時間で旅をするスキマトラベラー。世界一周も2回経験し、81カ国渡航・行っていない大陸は南極だけ。女性誌の読者モデルを務め、旅とファッションも諦めず、時にはバックパックも背負う冒険家スタイル。最近はマイルハックも勉強中でお得に旅する方法を追求中。

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