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パリの凱旋門から眺めるシャンゼリゼ通り
韓国のLCCティーウェイ航空ならヨーロッパへ片道5万円台も!?
画像提供:ティーウェイ航空
日本からフランスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国へ旅することは決してめずらしくはありませんが、このところ、航空券の高騰が気になり、足踏みしている人も多いはず。
一般的にヨーロッパ行きの航空券代は、往復で平均10万〜30万円といわれます。最近では高騰していて片道12万〜15万円というのもよくあります。これではさすがに気軽には行けませんよね。
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パリのエッフェル塔とセーヌ川クルーズ
そんな中、片道6万円ほどでパリに行ける方法があるのをご存知でしょうか。
それは、韓国のLCC(格安航空会社)を利用して、まず日本から韓国に行き、韓国で乗り換えてヨーロッパに行くという方法。
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パリのルーヴル美術館
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パリ中心部・シテ島にあるゴシック建築の教会堂サント・シャペル
ティーウェイ航空の例
この韓国経由でヨーロッパに行く方法は実際、どのくらいの航空券代になるのでしょうか? ティーウェイ航空という韓国LCCの実際の値段を調べてみました。
ティーウェイ航空は、韓国で最初に設立されたLCCで、日本からの利用者も多い人気の航空会社。東京(成田)、大阪(関空)、福岡、佐賀、熊本、札幌、沖縄の7都市から韓国各地に就航しています。韓国からはヨーロッパをはじめ、アジアやオーストラリアへも多数就航。
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パリの人気マルシェ モントルグイユ通り
2025年2月中旬現在、2025年3月にフランスのパリに行く想定で検索してみました。
すると……
東京(成田空港)からフランス・パリ(シャルルドゴール空港)まで、韓国(仁川空港)乗り継ぎで、なんと、片道59,448円(燃油サーチャージ・諸税混込み)と出ました!
これはびっくり! 5万円台といえば、アジア旅行のイメージがありませんか? 日本国内なら沖縄から北海道までのフライト代と同じくらいです。「パリに片道5万円台で行っちゃいました」と自慢したくなりますね。
旅ツウに聞いてみた!お得に買う裏技
ティーウェイ航空を利用して、韓国経由でヨーロッパに行く際に、よりお得に行くコツがあるという噂を聞きつけて、ある旅ツウに取材アタック!
すると、2つの裏技を教えてくれました。
【その1】「日本→韓国(仁川)」便をあえてティーウェイ航空以外の航空会社で手配する
日本から韓国までの便を、ティーウェイ航空ではなく別航空会社で手配し、韓国からヨーロッパまではティーウェイ航空で手配する方法です。
日本→韓国の路線は、多くの航空会社が運航しているので価格や時間帯の幅が広く、ティーウェイ航空のヨーロッパ便の時間帯に上手く合わせたり、価格の安い航空券を購入することができるそうです。
より航空券代を抑えられそうですね。
ただし注意点があるそう。それは、他社で購入した日韓線に遅延などが発生して、ティーウェイ航空のヨーロッパ便に乗れなかった場合でも、航空会社が異なるので保証対象にはならないので注意が必要です。
【その2】韓国の祝祭日や連休は避ける
ティーウェイ航空のヨーロッパ行きの航空券は、韓国発となるため、韓国の祝祭日や連休の影響を受けて価格が変動しやすくなります。
韓国では日本の祝祭日や連休とは異なるため、その影響の価格変動を見落としがちです。下記をよく押さえておき、混みそうな時期は避けましょう。
- 韓国の主な祝祭日一覧
- 1月1日:新正(シンジョン)
- 1月29日:旧正月(ソルナル)
- 3月1日:三一節(サミルジョン)
- 5月5日:こどもの日(オリニナル)
- 旧暦4月8日(新暦2025年は5月5日):釈迦誕生日(ソッカタンシニル)
- 6月6日:顕忠日(ヒョンチュンイル)
- 8月15日:光復節(クァンボクチョル)
- 10月3日:開天節(ケチョンジョル)
- 旧暦8月15日(新暦2025年は10月6日):秋夕(旧盆)
- 10月9日:ハングルの日(ハングルナル)
- 12月25日:聖誕節(ソンタンジョル:クリスマス)
(無印は日本と同じ新暦の日付です)
※2025年は28月(火)から30日(木)までがソルナルの連休。さらにその直前の土・日とソルナルの連休に挟まれた平日の27日(月)も臨時公休日に決まったことから、1月25日(土)から1月30日(木)まで事実上、6連休となります。
※2025年は3月3日(月)が振替休日となります。
※2025年は5月6日(火)が振替休日となります。
※2025年は10月5日(日)~7日(火)がチュソクの連休。8日(水)が振替休日となり、ケチョンジョル・ハングルナルとあわせて7連休となります。
参考:VISITKOREA
長時間のLCCでのフライトを快適に過ごすコツ
海外旅行好きで、搭乗体験談なども多数YouTubeなどで発信しているHaruさんに、ティーウェイ航空の乗り心地や、その他のLCCも含めたロングフライト時間のすごし方のポイントなどを伺いました。
ティーウェイ航空の乗り心地は?
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Haruさん
かなり快適で、本当にLCC!? という感じでした。機種にもよると思いますが、私が乗ったときは他社のLCCと比べて前の座席との間隔も広く、座席の作りもしっかりとしていました。お水を貰えるサービスやUSBポートがあったりと、個人的に好きなLCCの一つです
ちなみにティーウェイ航空では、ワイドボディ機のエアバスA330を導入し、ヨーロッパやオーストラリアなどの長距離国際線の路線網を強化しています。ヨーロッパ路線の就航は韓国系LCCでは初とのことで、期待が高まります。
またヨーロッパ路線では、ビジネスクラスだけでなくエコノミークラスも機内食2回無料サービスが付いてくるのも注目のポイントです。
長時間のLCCで快適に過ごすコツ
長時間のLCCフライトは、便利グッズを活用するのがポイントです。折りたたみスリッパやノイズキャンセリング付きイヤホンなどのほか、おすすめの便利アイテムを教えてもらいました。
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Haruさん
例えば、ホットアイマスクは私の相棒。長時間フライトで寝れなかったらかなりしんどいですよね。ホットアイマスクをすると緊張が解れ、いつの間にか寝てしまっています。光を遮断する効果もあるのもおすすめの理由です。服装もなるべくパジャマのようなストレスフリーな格好がおすすめ。電波がなくても遊べる携帯ゲームや、長めのYouTubeの動画をいくつかダウンロードしておくのもよいですよ
長時間のLCC搭乗の注意点
長時間フライトで注意したいのは、エコノミー症候群。想像以上に、同じ姿勢でいるのは辛いものなので、定期的にトイレへ行って、軽く体を動かしたり、座席にいるときはストレッチしたり、足をもんだりしましょう。着圧ソックスやスパッツなども浮腫み対策になるのでおすすめです。
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Haruさん
機内は乾燥しているのでマスクをしたり、水分をこまめに摂るとよいですよ。女性の方は、搭乗前にメイクを落としておくと楽ですし、機内でいつでも保湿できるように小さいサイズのクリームなどをバッグに忍ばせておくと安心♪
リアルな体験に基づく役立つアドバイスでしたね! ぜひヨーロッパ行きのLCC利用の際には、参考にしてみてくださいね。
ヨーロッパへ6万円以下で!
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パリの凱旋門
ティーウェイ航空を利用すれば、ヨーロッパへ6万円以下で行くことが、時期によっては実現可能。もしヨーロッパに出かけたいなら、ぜひ検討してみてくださいね。
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Haruさん
長崎県出身。旅行とドーナツが大好き。 コロナ禍になり、新しい事に挑戦しようと海外旅行系のYoutubeチャンネルとブログ、LINEスタンプの製作をしています