南八ヶ岳の自然と調和する複合施設が開業
東京・門前仲町に本店を構える人気ベーカリーブランド「トリュフベーカリー」が、2025年7月、南八ヶ岳に新たな拠点をオープン。約3,000坪の自然に囲まれた地に誕生したのは、パンの開発拠点を中心に「ラボ×ベーカリー×カフェ」が融合した、国内最大級の複合施設です。
レンガづくりのアーチをくぐると、まるで秘密基地のような空間が目の前に広がります。小道を進むと、ひときわ大きな建物が登場！ ここが施設のメインとなる「ベーカリーエリア」です。
週末限定でオープンする「ベーカリーエリア」
側面にある小さな扉から中へ入ると、入口付近には階段状のベンチが設置され、まるで劇場のような開放感ある空間が広がっていました。
リアルタイムで開発が行われているラボの様子、ずらりと並ぶ色とりどりのパン、こだわりが感じられるインテリアや音楽……。ここでは、ただパンを食べるだけではない“非日常の体験”が待っています。
開発拠点を東京から南八ヶ岳へ
画像提供：ピクスタ
パン作りにおいて重要な“水”。その品質に着目したトリュフベーカリーは、天然水の恵みが豊かな南八ヶ岳に開発拠点を移転。ここでは日々、職人たちが“おいしさのその先”を追求しながら、全国展開されるパンの開発に取り組んでいるそう。パンの約40%を占める“水”にこだわり、南八ヶ岳の水と空気に育まれたパンは、ひと口食べるだけでその違いを感じられます。
ここでしか食べられない限定パンに注目
新拠点では、トリュフベーカリーの人気商品を進化させた限定バージョンや、地元食材を使ったオリジナルメニューがずらり。開発拠点ならではのチャレンジングで個性豊かなパンが勢ぞろいしています。どれを選ぶか迷ってしまう、そんな楽しさもこの場所ならではの魅力です。今回現地に訪れてみて、気になった商品をいくつかピックアップしてみました！
話題の「白トリュフの塩パン」がさらに進化！
白トリュフの塩パン version八ヶ岳：1個 281円（税込）
看板商品「白トリュフの塩パン」も、ここ南八ヶ岳では特別仕様に進化！ 他店舗とは異なり、新鮮な野辺山の牛乳を通常より20％多く使用し、ミルキー感が増した生地はふっくら＆しっとり。芳醇なトリュフの香りと、やさしい塩気のバランスが絶妙で、一口食べれば虜になること間違いなし。まさに、ここでしか味わえないプレミアムな塩パンです。
地元の野菜を使ったオリジナルメニューの数々
仕込み中の赤いルバーブを見せていただきました！
八ヶ岳山麓の名産「赤いルバーブ」を使ったパンも多数登場。ルバーブとは、ビタミンCやカリウム、葉酸、食物繊維などを豊富に含むタデ科の野菜で、爽やかな酸味が特徴です。
ルバーブのクリームパン：1個 498円（税込）
ルバーブタルト：1個 626円（税込）
コンポートしたルバーブを使用した「ルバーブのクリームパン」や、酸味と甘みのバランスが絶妙な「ルバーブタルト」など、見た目も味も華やかに仕上げられています。さらに、季節ごとの素材を取り入れた新メニューも続々登場予定とのこと。今後のラインナップにも期待が高まります。
右：天然水ソーダ 378円（税込）、左：ルバーブヨーグルト 486円（税込）
また、楽しめるのはパンだけではありません。ルバーブとヨーグルトを組み合わせた可愛らしいドリンクや、レモンの酸味が爽やかな炭酸ドリンクなど、カフェメニューも充実しています。
「八ヶ岳限定パンボックス」も登場！
南八ヶ岳店でしか手に入らない、10種類の限定パンが詰まった特別なアソートボックスも登場します。事前予約制で、トリュフベーカリー公式アプリからオーダーが可能です！
八ヶ岳限定パンボックス：5,000円（税込）
金色の専用ボックスと、オリジナル紙袋に入れて手渡される特別感もポイント。ここでしか味わえないパンの詰め合わせは、自分へのご褒美にも、大切な人へのお土産にもぴったりです！
南八ヶ岳の自然とともに楽しむカフェタイム
「ベーカリーエリア」に加え、緑に包まれるような開放感あふれる「カフェエリア」も併設。ガラス張りの店内では、南八ヶ岳の天然水を使ったここでしか味わえない限定ドリンクが楽しめます。
入り口から一歩足を踏み入れると、自然の音と音楽が絶妙に混ざり合い、まるで森の中にいるような心地良さ。店内各所に埋め込まれたスピーカーからは、座る位置によって異なる音が聞こえるというユニークな演出もみられます。
木工作家・盛永省治作
アートディレクター、デザイナー・吉田昌平作
インテリアや建築デザインにも作家のこだわりが詰め込まれており、パンやドリンクを味わうだけでなく、五感で自然と調和する特別な時間を過ごすことができます。
アクセス・営業時間など｜おでかけ前のチェックポイント
画像提供：ピクスタ
「TruffleBAKERY 南八ヶ岳」があるのは、山梨県北杜市の静かな山間エリア。最寄りのJR小海線「甲斐大泉駅」からは徒歩約25分ですが、お店まではかなり急こう配が続きます。アクセスには車がおすすめ。「長坂IC」からは車で約15分、敷地内には駐車場も用意されています。
また、「ベーカリーエリア」は週末にしか営業していないため、訪れる際には注意が必要です！
開業日：2025年7月4日（金）
営業日：【ベーカリー】金土日祝 8:00～17:00／【カフェ】月木金土日祝 8:00～17:00
住所：山梨県北杜市大泉町西井出字石堂8240-6728
アクセス：JR小海線「甲斐大泉駅」から徒歩25分、長坂ICから車で15分
公式サイト：https://truffle-bakery.com/?page_id=3704
何度も訪れたくなる“進化するベーカリー”
第一期としてグランドオープンした「TruffleBAKERY 南八ヶ岳」ですが、今後は予約制レストランやパティスリー、中庭でのファーマーズマーケットなど、施設内はさらに広がっていく予定だそう。訪れるタイミングによって、出会える景色やメニューが変わるのも見どころの一つですね。
パン好きさんはもちろん、八ヶ岳の自然に触れたい方にもおすすめの新スポットです。
[Photos by Ray]
PROFILE
Ray ライター
何事にもハマりやすく、好きなことにとことん全力。海鮮が大好きで日本酒と合わせる時間が至福のひととき。趣味は推しを推すこと、野球観戦。行く先で出会う人々との「縁」を大切に日々生きる。
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