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【リレー連載】世界のスーパーマーケットをめぐる旅
第1回フランス編
第2回オランダ編
第3回ドイツ編
第5回クロアチア編
第6回アメリカ編
世界のスーパーvol.4は、イタリア編です。
イタリアのスーパーマーケット
イタリアは、郊外型の大きな店舗が主流で、「コープ」や「エッセルンガ」などがあります。車で出かけては、買い物ワゴンいっぱいに食材を買い付ける家族の姿をよく見かけます。
食事をとても大事にするイタリアでは、スーパーでのお買い物は重要ミッションなのです。
もちろん、市内にもスーパーはあります。
市内によくあるのが「CONAD」。小規模ながら品揃えも充実しています。
そして、こちらも町中でよく見かける「Carrefour」。フランスのスーパーですが、イタリアにもたくさん店舗があります。
それから「Eataly」。日本にも店舗があるこちらは、イタリアのより選りの美味しい食材を集めた、高級ラインのスーパー。普段使いにはちょっと高いですが、とにかくイタリア全土のいいものが手に入るので、ぜひチェックしたいお店です。
営業時間は、店舗によって違いますが、8〜20時くらい。郊外型の店舗では、日曜、祝日を休みにしているところもありますが、大きな町の市内の店舗は日曜・祝日も営業しているところも多くあります。
ここが違う!イタリアのスーパー攻略法
日本のスーパーと違うところは、やはり、その土地の、その季節の物を中心に売っているという点。日本では、野菜や果物も季節を問わず、安定した商品を買えますが、イタリアではそうではありません。例えば、きゅうりを食べたくても、冬は売っていないなどということがありうるのです。しかし、それは季節のおいしいものが売っているということでもあるので、不便なこともありますが、イタリアのいいところだとも思います。
さて、その果物や野菜たち、季節ごとに種類が変わるので、これも買い物の楽しみのひとつです。新しいものが入荷される度、ああ、もうそんな季節になったのかぁと思いつつ、さてそれで何を作ろうかなと考えるのも楽しいものです。
野菜や果物は基本的に量り売りです。備え付けのビニール袋に1種類ずつ、欲しい分だけ入れて、側にある秤で計量します。計量すると値段のシールがスタンプされ出てきますので、それを袋に貼付けます。商品に触る際には、備え付けのビニール手袋を着けるのを忘れないようにしましょう。
イタリアですので、ワインの品揃えも豊富です。ワインショップで買うよりもお手頃な値段の物がありますので、ぜひチェックしたいところです。
そして、チーズの種類も豊富。イタリアは、ヨーロッパで初めてチーズの作り方が渡った土地ともいわれ、普段からチーズをよく食べます。牛乳から作ったチーズだけでなく、羊やヤギの乳から作ったチーズもあります。
そして、イタリアと言えば忘れてならないのがパスタ。日本でもおなじみの有名メーカーのパスタが、日本では考えられない値段で売っています。
それから、ぜひチェックしたいのが総菜コーナー。ハムやチーズの他、総菜も量り売りで買うことができます。旅行中、レストランばかりで食事になってしまいますが、たまにはホテルでゆっくり食べたい、そんな時にも便利ですよね。
質量の単位は、イタリアも日本と同じで“グラム”を使いますので、分かりやすいですね。“グラム”はイタリア語で“グランミ”と言います。数字の部分は英語でも大体通じます。最後に、お願いしますという意味の“ペルファヴォーレ”と言えば完璧です。
次はスーパーで見つけるおすすめお土産をご紹介します。
スーパーで見つけるおすすめお土産3選
お土産も、スーパーなら安く買うことができて、うれしいですよね。おすすめのお土産3選はこちらです。
お湯で煮るだけでできちゃうインスタントのリゾット。お土産としてだけでなく、自分用にも買い置きしたくなります。
老若男女、甘い物が大好きなイタリアでは、お菓子の種類も充実。とくにチョコレート菓子が豊富です。個別包装されているものを選べば、友達や職場で配るのにぴったりですよね。
3.アンチョビ・ペースト
料理好きの方にはアンチョビ・ペーストなどもいいですね。茹でたパスタにこのペーストを加えれば、アンチョビ・パスタができちゃう優れものです。オリーブオイルとまぜて、バーニャカウダのソースにもできたり、優れものです。
楽しいスーパー巡り、美食王国イタリアを支えるスーパーですから、その楽しさもひとしおです。観光の合間にぜひ覗いて見てください。
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