一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第13弾。今回おすすめする旅先はフランスのアルザス地方です。
フランス・アルザス地方が海外一人旅におすすめなワケ

フランスの北東部、ライン川を挟んでドイツと国境を接するアルザス地方は、ドイツの影響を強く受けた独特の文化と街並みをもつ地域。

パリからTGV(高速鉄道)で2時間とアクセスも便利ながら、カラフルな木組みの家々や素朴な温かみを残す雰囲気はパリとはまったくの別世界。そんなアルザスなら一人でも心地良く過ごすことができます。

芸術鑑賞が好きな方はパリと組み合わせて訪れるのもいいですし、中世ヨーロッパの街並みが好きな方ならドイツを起点に、ハイデルベルクなどと併せて訪れるのもおすすめです。
世界遺産の街・ストラスブール

アルザス地方の中心都市が、欧州議会の本部が置かれ「ヨーロッパの首都」とも称されるストラスブール。街の名は「道の街」を意味するラテン語の「ストラテブルグム」に由来し、古くから交通の要衝として栄えてきました。現在も中世の面影を残す旧市街は「ストラスブールのグランディル」として世界遺産にも登録されています。

アルザス地方は石炭などの天然資源をめぐってフランスとドイツが熾烈な領有権争いを繰り広げた地域。一時はドイツ領となるなど、フランスとドイツのはざまで揺れ動いてきました。

(C) Haruna Akamatsu
ストラスブールを歩けばカラフルな木組みの建物の数々や、趣向を凝らした看板、街角で売られているプレッツェルなど随所にドイツの影響が見られます。

(C) Haruna Akamatsu
その一方で、ドイツにはないフランスならではの洗練されたエスプリも感じられます。ストラスブールはフランスとドイツの文化が融合した、他にはない魅力にあふれているのです。

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Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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