■あわせて読みたい 【連載】海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?
第1回「タイのバンコクで3つのハッピーを味わう旅」
第2回「台湾の魅力がギュっと詰まった街、台北」
第3回「一人で気ままに歩きたい街ロンドン」
第4回「ドイツ・ロマンティック街道のレトロ可愛い町へ」
第5回「異国情緒たっぷり、不思議と街に溶け込めるマレーシア」
一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第18弾。今回おすすめする旅先は、アジアと西洋の魅力が融合した、香港とマカオです。
香港・マカオが海外一人旅におすすめなワケ
治安が安定している香港・マカオなら一人でも安心して旅行ができます。観光だけでなくグルメ、ショッピングと、飽きない魅力が満載。週末旅行ができる距離の近さも嬉しいですね。
ダイナミックなエネルギーを感じる! 香港
さまざまな文化が混じり合う、世界有数の大都会・香港は、アジアらしいエネルギーに満ちています。近代的なビル群と、昔ながらの古い街並みを残す下町の風景が共存するダイナミンクな街並みに圧倒されます。年々進化を続けるこの街の多彩な魅力を発見しに出かけましょう。
チムサアチョイ・プロムナード
香港を象徴する風景といえばここ。ビクトリアハーバーに沿って、スターフェリー・ピアから、尖東へと東西に延びるプロムナードです。
100年もの歴史をもつイギリス植民地時代の時計塔や、ブルース・リーやジャッキー・チェンをはじめとする香港映画のスターの銅像や手形が見られる、アベニュー・オブ・スターズは必見。ほかにも、香港文化中心といった文化施設も充実しています。
しかし、なんといってもプロムナードの目玉はその景色。ビクトリアハーバーの対岸にそびえる摩天楼のダイナミックな風景が「香港に来たんだ!」と実感させてくれることでしょう。
キャットストリート
(C) Haruna Akamatsu
高層ビルが立ち並ぶ都会のイメージが強い香港ですが、ノスタルジックなエリアにも足を踏み入れてみてはいかがでしょう。昔懐かしい下町の雰囲気漂う、骨董品を売る店が並ぶ通りがキャットストリートです。
(C) Haruna Akamatsu
一味違ったレトロな中国雑貨が揃うだけでなく、周辺にはオシャレなカフェも点在しているので、宝探し気分で散策してみましょう。
金魚街
近年、注目が集まっているのが、金魚を売るお店が集まった金魚街。地元の人向けの商店街ですが、辺り一面に金魚が並ぶ光景が「幻想的」「香港らしい」と観光客に大人気となっています。
香港では金魚は風水で縁起のよいものと考えてられているため、金魚を飼うのが好まれるのだとか。珍しい種類の金魚もおり、見て歩くだけでも異国情緒が楽しめます。
レパルスベイ
香港島南部に位置する、「香港で最も美しいビーチ」といわれるレパルス・ベイ。ハリウッドの名作映画「慕情」の舞台としても知られています。
西洋風のマンションやホテル、おしゃれなショップが並ぶ光景は、まるでヨーロッパのリゾート地のようで、喧噪の中心部とは違ったゆったりとした時間が流れています。
美しいビーチの風景やエレガントな雰囲気だけでなく、さまざまな願いを叶えてくれる神様が勢ぞろいしたパワースポットがあることにも注目です。
恋愛運、金運、長寿、商売繁盛などその御利益はさまざま。愛と結婚の神様「月老」のそばにある「婚姻石」には、「1000里離れた男女でも、縁があればめぐり会える」とのいわれがあるのだとか。良縁を願う方は、月老に願掛けしてみては。
西洋風のビーチリゾートにど派手な中国寺院という、ちょっとミスマッチな光景も「なんでもあり」の香港を象徴しているようで面白いですね。
グルメ
美食の街として知られる香港では、絶品グルメも楽しみのひとつ。香港に行ったら絶対に見逃せないのが本場の飲茶。シュウマイや小籠包といった多種多様な点心の数々に、目移りしてしまいます。
もともと飲茶は文字通り「お茶を飲む」ことからはじまりました。茶館でお茶うけとして出されていた茶菓子が発展し、現在の点心になったのです。
香港には庶民的なお店から超高級店までさまざまな飲茶のお店がひしめきあっています。庶民的な人気店の一つが、「世界一安いミシュラン!?」といわれる、ミシュラン一つ星を獲得した手頃な点心専門店「添好運(ティンホーワン)」。
お金をかけずとも絶品グルメを味わえる香港は、まさに美食の天国です。
第6回「東洋のパリ・ホーチミンでごほうび旅」
第7回「韓国・ソウルでこっそりきれい旅」
第8回「アイルランド・ダブリンで歴史とフレンドリーな人々に出会う」
第9回「中世香るオーストリアに酔いしれる」
第10回「ヨーロッパ最古の王国・スコットランドを訪ねて」
ショッピング
ショッピングタウンとしても知られている香港。世界に名だたる高級ブランドから、現地の若者に支持されるプチプラファッションまで、何でも揃うのが魅力です。
(C) Haruna Akamatsu
香港らしい洗練されたショッピングスポットのひとつが、「1881 HERITAGE」。1881年から建設が始まった歴史的建造物を利用した商業施設で、高級ブランドのショッピングが楽しめます。かつてイギリスの植民地であった香港らしいコロニアル建築をベースにした美しい建物は、買い物をしなくとも一見の価値があります。
下町風情あふれるローカルショッピングを楽しむなら、名物ストリート「女人街」に行ってみましょう。約1kmの範囲に女性向けのファッションや雑貨、日用品を中心に所狭しと露店がひしめく光景は圧巻。中国雑貨を売る露店もあるので、バラマキ土産の調達にもいいかもしれません。午後3時頃から営業が始まり、夜までにぎわいます。
世界遺産さんぽが楽しいマカオにも足を延ばそう
香港に行くなら、世界遺産の街、マカオにも行ってみませんか? マカオといえば「カジノの街」のイメージが強いかもしれませんが、22の歴史的建造物と8つの広場が世界遺産に登録されている歴史的な景観を残す街です。
かつてポルトガルの植民地であったことから、中国文化と南欧文化が融合した独特の味わい深い街並みが魅力。南国的なゆるりとした雰囲気が心地よいマカオでは、気ままに世界遺産散歩を楽しみましょう。
セナド広場 (C) Haruna Akamatsu
パステルカラーの新古典様式の建物に囲まれたポルトガル時代の面影を色濃く残すセナド広場や、マカオのシンボル、聖ポール天主堂跡など、徒歩圏内に多くの見どころが集中しています。
聖ポール天主堂跡
香港とはまた違ったノスタルジックな雰囲気のマカオには、どこかほっとさせられることでしょう。
アジアと西洋の文化が融合した多様な表情をもつ香港とマカオなら、きっと欲張りな旅心も満足させてくれるはずです。
[香港ナビ]
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