一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第17弾。今回おすすめする旅先は、日本からもっとも近いヨーロッパ、フィンランドです。
フィンランドが海外一人旅におすすめなワケ

世界でも屈指の治安の良さで知られる森と湖の国、フィンランド。国土の8割を自然が占めるという、癒しの国として有名です。

実は、フィンランドは日本からもっとも近いヨーロッパでもあります。日本から首都ヘルシンキまでの飛行時間は約9時間半と、ヨーロッパの中では比較的気軽にアクセスできる点も魅力。
成田、中部、関空とヘルシンキを結ぶフィンエアーなら飛行機の機体もマリメッコ柄で、到着前からフィンランド気分を味わえます。
フィンランドの首都・ヘルシンキ

首都ヘルシンキは、フィンランド南部に位置する穏やかな港町。人口60万人のバルト海に面するモダンな都市でありながら、3分の1が緑に覆われているという、自然との調和を大切にした心安らぐ街です。映画「かもめ食堂」の世界そのものの、ゆったりとした空気感にすっかり魅了されてしまうことでしょう。
およそ4km四方に見どころが集中するコンパクトな街なので、徒歩でも十分見て周ることができます。
ヘルシンキ大聖堂

離れて見るとまるで宙に浮いているかのように見える、白亜の外壁と5つのドームが美しいヘルシンキのランドマーク、大聖堂。ドイツ人建築家のカール・ルードヴィッヒ・エンゲルによって設計された福音ルーテル派の大聖堂です。
大聖堂に隣接する元老院広場は、御影石が敷き詰められたフィンランド最大の市民広場で、中央にはロシア皇帝アレクサンダー2世の像が力強くたたずんでいます。
ウスペンスキー寺院

大聖堂からほど近い丘のうえにそびえるのが、北欧最大のロシア正教の教会、ウスペンスキ―寺院。フィンランドがロシアの統治下にあった1868年に完成したもので、クリミア戦争で破壊された建物の赤レンガを再利用して建てられました。
きらびやかな装飾が施された内装も圧巻で、とりわけスラブ・ビザンチン様式を取り入れた巨大な祭壇には圧倒されます。


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Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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