ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Nov 8th, 2016

TABIZINEでは海外に暮らす、あるいは海外になじみの深い日本人に、その国で驚いた出来事や経験を聞いてきました。そこで今回は東南アジアのベトナム編。

幸いにも筆者の友人に北部のハノイ、南部のホーチミンで働く日本人が居ます。その人たちに「ベトナムで驚いたことは?」と聞いてみました。

ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

いろいろと答えが返ってきましたが、その中で共通した回答をピックアップして紹介したいと思います。

1:牛乳がビニール袋で売られている

ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

最初の驚きポイントは、牛乳やジュースの販売方法。ローカルのお店で牛乳やジュースなどを買おうとすると、なんとビニール袋に入った状態で購入するのだとか。もちろんお店にもよるそうですが・・・。

とはいえ、筆者も東南アジアの別の国で、輪ゴムで止めただけのビニール袋入りコーヒーやジュースを買った記憶があります。「お店によっては本当に普通のビニール袋に入っているので、驚きました」という声もありました。ところ変われば牛乳の容器にも違いがあるのですね。「ありえない!日本人がドイツで驚いたこと8選〜温かい食事は一日一回!?〜」や「ありえない!日本人がオマーンで驚いたこと16選〜卵の賞味期限が3か月!?〜」でも海外での驚きの食事情が明かされていました。やはり地域により“当たり前”はいろいろと変化するようです。

※編集部注
ベトナム滞在歴12年の読者の方から「確かにローカルではすべてビニールに入れて飲み物(お茶、ジュース、スープ等)を販売していますが、牛乳は見たことがありません」という貴重なご指摘がありました。再度現地に問い合わせたところ、牛乳は農場直送で販売は地域によるようです。また、スーパーで販売されている袋入り牛乳はきちんとパッキングされた市販のもので写真のようなビニール袋とは異なるため、誤解を招かないよう一部本文を訂正させていただきました。

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2:意外に冬は寒いし、夏は日本の方が暑い

ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

次は気候の話題。ベトナムの冬は意外に寒い、逆に夏は日本の方が暑いというコメントがありました。確かに日本人からすれば、ベトナムは熱帯性気候の国で、年中猛暑といったイメージがあります。世界地図を見ても、北部のハノイは北緯21度程度。南部のホーチミンは北緯11度近くです。

例えば首都ハノイ近くを通る北緯20度の線を日本の方にたどっていくと、日本の最南端と言われる沖ノ鳥島があります。さらに太平洋に進めばハワイ諸島も。もちろん、沖縄の石垣島や宮古島よりも、ハノイは南に位置します。しかし、ハノイは冬になると寒く、気温も寒い日は10℃近くまで下がると言います。トレーナーやパーカーどころか、今風に言えばブルゾン(ジャンパー)も必要なのだとか。

南部のホーチミンに関しては、さすがにそこまで寒くはないと言います。ですが、年末になると朝晩はかなり涼しくなるそう。逆に夏を考えると日本の方が暑く感じると語ってくれました。不思議ですね。

3:意外に日本人が多い

ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

次は日本人の多さについて。今回話を聞いた日本人たちは、最初ベトナム転勤を命じられたとき、未知の異国へ流されるようなイメージだったと言います。

しかし実際に行ってみると、現地で多くの日本人に出会うのでびっくりしたのだとか。現地には日本語のフリーペーパーもあり、日本人同士のサークル活動も大きな都市では盛んだと言います。外務省の情報を調べてみると、2014年の時点で在留する日本人は13,547人。一概に多いとは言えないかもしれませんが、日本には人口1万人程度の村は幾つもあります。ある意味で、“日本人村”がベトナムにはあるのですね。

4:テレビの吹き替えを全部1人の声優が担当している

ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

最後は映画の吹き替えについて。海外の映画を日本でテレビ放送する際、何人もの声優が出演者1人1人を分担して受け持っていますよね? 例えば米俳優シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが共演している映画『大脱出』であれば、声優ささきいさおがスタローンを、玄田哲章が“シュワちゃん”を担当しています。

しかしベトナムでは一人の声優が全員分を担当してしまうのだとか。

上述の例で言えば、シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーを、ささきいさおが一人で担当するような話。想像すると、それはそれで面白そうですが、ちょっと違和感がありますよね。初めて見る日本人にとっては、誰が誰だかきっと分からなくなります・・・。

以上、ベトナムに暮らす日本人に聞いた、ベトナムの驚く特徴を紹介しました、いかがでしたか? 

その他にはバイクの交通量が激しい、雷魚を食事に食べる、信号のない巨大交差点がある、公園で運動をしている人が異様に多いなどの意見もありました。ベトナムに行く機会があれば、ぜひとも実際に確かめてみてくださいね。ベトナム旅行の際は、日本人が知らない穴場!ハリー・ポッターの世界を再現したカフェ「三本の箒」も要チェックです!

ありえない!日本人がベトナムで驚いたこと4選~牛乳がビニール袋で売られている~

[海外在留邦人数調査統計 – 外務省]
[ベトナム社会主義共和国 Socialist Republic of Viet Nam – 外務省]
[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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