今月1月20日で、8年間に及ぶ任期を終えるバラク・オバマ大統領。未だに続投を望む声がやみません。
常にマイノリティへ心を寄せていた大統領は、非英語ネイティブにも伝わりやすいようシンプルな英語表現を使うことで知られていました。中でも特にわかりやすく、やる気が出てくる名言を5つご紹介します。力強いメッセージの数々が、新年のスタートダッシュを後押ししてくれるかもしれません。
目次
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- 1 If you're walking down the right path and you're willing to keep walking, eventually you'll make progress.
- 2 I don't have time to feel sorry for myself.
- 3 When we succeed, we succeed because of our individual initiative, but also because we do things together.
- Page 2
- 1 Why can't I just eat my waffle?
- 2 Change will not come if we wait for some other person or some other time.
目次
If you’re walking down the right path and you’re willing to keep walking, eventually you’ll make progress.
「もし君が正しい道を歩んでいて、その歩みを止めなければ、いつの日か進歩を遂げているだろう」
オバマ大統領は、ケニア出身で黒人の父とアメリカ出身で白人の母のもとに産まれ、ハワイやインドネシアで育ちました。自分がアメリカの大統領になるなど、昔は想像もしていなかったのではないでしょうか。しかし、コロンビア大学在学時から「変革をもたらすために活動したい」という思いを抱き、地域社会活動家、弁護士、イリノイ州上院議員などのキャリアを経て、ついには大統領に就任します。
正しい道を選ぶこと、かつその道をまっすぐ歩き続けること。それがやがて、想像もできないくらい遠くの場所へ自分を連れて行ってくれるのです。
I don’t have time to feel sorry for myself.
自分を憐れんでいる時間なんてない。
「この道を進む」と決めたら、文句を言ったり愚痴をつぶやいたりしている暇なんてありません。ただ一心に突き進むのみです。
オバマ大統領は、アフリカ系・ハワイ出身として初めてというだけでなく、1960年代以降生まれとして初めての大統領でもありました。2008年、圧倒的に知名度の高かったクリントン候補を抑えて民主党候補に。そして大統領に当選。彗星のように現れ、たちまち人々の心をつかんでしまった若き才能。一心不乱にひとつの道を進んだからこそスピーディーな躍進を遂げたのではないでしょうか。「自分は運も才能もなくて、なんて可哀そうなんだ」なんて嘆いていたら、足が止まってしまいますもんね。
When we succeed, we succeed because of our individual initiative, but also because we do things together.
「個人が力を発揮するだけではなく、私たち皆で取り組むことが成功をもたらすのだ」
オバマ大統領はスピーチにwe(私たち)という主語を多用することで、聞き手との一体感を高めたと言われています。
アメリカは個人主義(individualism)の国で、集団の幸福よりも個人の自由を尊重する傾向にあります。それを「全員でアメリカを良くしよう。君の力が必要だ」と訴えたところにオバマ大統領の新しさがありました。
一人ひとりが能力を発揮するのはもちろん大事。でも、一人の力には限界があります。チームで取り組めば、一人ではできない大きなことも成し遂げられます。
(次のページに続く)
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