シャンゼリゼ通りは美しくない!?
パリでがっかりした場所といえば、多くの人が挙げるのが、シャンゼリゼ通りです。パリに旅行で訪れた日本人からこんな話を聞きました。
「シャンゼリゼ通りは世界一高級で美しい通りという風に聞いていました。しかし、実際に訪れてみたら、がっかり。車はビュンビュン通ってるし、ただ普通にブティックがあるだけ。とりわけ美しいというわけでもなく、大したことがありませんでした」
シャンゼリゼ通りはパリの中でもものすごく観光地化されている場所です。チェーン店ばかりが立ち並んでいて、パリらしい特別さがある通りではありません。またシャンゼリゼ通りにあるカフェなんかは場所がらお値段が高いだけで特別美味しくもありません。実際に、フランス人はシャンゼリゼ通りにわざわざ足を運ぶことはないのです。
エッフェル塔はロマンチックではない
エッフェル塔を訪れると、1898年にこのような鉄の塔が作られたという事実に驚きますが、ロマンチックな場所をイメージして来ると、がっかりする人も多いようです。エッフェル塔はがっしりとした鉄の塔。ロマンチックな塔というわけではありません。
またエッフェル塔にせっかく来たんだから、登ってみようとすると、ものすごい長蛇の列に並ばなければなりません。そして、エッフェル塔から見るパリの街並みは美しいけど、劇的に感動するものかといえば、そうでないのも事実。東京などの日本の大都市は高層ビルが立ち並んでいるので、高いところから見る景色に慣れてもいるので、エッフェル塔からの眺めも思ったほどではなかったと感じるようです。
下町ではない!?モンマルトル
せっかくパリに来たんだから、パリの下町も体験してみたいと思い、モンマルトルを訪れる観光客は多くいます。しかし、サクレクール寺院、画家が集まると言われているテルトル広場は、連日観光客だらけ。下町の情緒を求めて訪れても、ただの観光地だったと感じる人が多いようです。
それに、サクレクール寺院は、スリが多い場所でもあります。普通のスリから、署名スリまで、緊張感を持って訪れなければなりません。観光客とスリ対策で、ただ疲れて帰って来たという人も少なくはないようです。
パリのデパートはカオス
パリに来たんだから、せっかくブランド物でも高級しようと思い、ギャラリーラファイエット等のデパートに訪れると、有名ブランドの店舗には長蛇の列が。ようやく店内に入ることができても、欲しかったものがなかったし、それに日本と値段もあまり変わらなかったので、がっかりしたという話をよく聞きます。
また、現在パリのデパートでは中国人観光客が主な顧客となっております。フランス人の店員には、「ニーハオ」と言われたり、中国人の店員には中国語で話しかけられたりして、アジア人は全員中国人と思われていることに、びっくりしてしまったという話もよく聞きます。
意外ながっかりスポットもあったでしょうか。実際に旅行で訪れた人はイメージしていたパリとの違いにがっかりしてしまうようです。パリでがっかりしないためにも、合わせてTABIZINEの記事「現地ライターが伝授するがっかりしないパリ観光ガイド〜おすすめ観光名所も〜」もご覧になってくださいね。
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Nanako Kitagawa ライター
2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。
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