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今注目が集まる、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

Posted by: 春奈
掲載日: Jul 13th, 2018.

「アジア最後のフロンティア」と呼ばれる、いま注目のミャンマー。日本からの旅行者も増加しています。ミャンマーの基本情報や、早ければ2019年に世界遺産に登録される可能性のあるバガンなど、ミャンマーを代表する見どころをご紹介します。

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アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマー。ひと昔前は旅行がしづらい国でしたが、現在では外国人が訪れることのできる場所も増え、日本からの旅行者も増加しています。

いま注目のミャンマー旅行。ミャンマーの基本情報や、早ければ2019年に世界遺産に登録される可能性のあるバガンなど、ミャンマーを代表する見どころをご紹介します。


ミャンマー基本情報

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

ミャンマー(正式名称:ミャンマー連邦共和国)は、中国、タイ、ラオス、インド、バングラデシュと国境を接する東南アジアの国です。

面積は日本の約1.8倍にあたる68万平方キロメートル。国土が南北に長いため、エリアによって気候が大きく異なるのが特徴です。

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

人口は約5140万人(2014年)。ミャンマーはアジアでも有数の多民族国家で、人口の6割を占めるビルマ族に続き、カレン族やカチン族、モン族、シャン族など、異なる文化をもつさまざまな民族が共存しています。

公用語はビルマ語ですが、ミャンマーを構成する民族のなかには、独自の言語をもつ民族も少なくありません。

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

ミャンマーといえば、敬虔な仏教の国というイメージがあるかもしれません。確かに、国民の約9割が信仰するのが上座部仏教を信仰する仏教徒ですが、キリスト教徒やイスラム教徒などもおり、ミャンマーは日本で一般に思われているよりも多彩な文化をもつ国です。

通貨はチャット。日本円が両替できる場所は限られるので、あらかじめ米ドルを用意していくことをおすすめします。

ミャンマーへの道

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ミャンマーへは直航便が就航しており、ANAが成田とヤンゴンを所要約7時間で結んでいます。タイなどの近隣諸国を経由する乗り継ぎ便もポピュラーで、LCCのエアアジアを利用すれば費用を抑えて旅することができます。

2018年6月現在、日本パスポート保持者のミャンマー入国にはビザが必要。ミャンマーの観光ビザの申請はすべてオンラインで手続きが可能。オンラインで取得した電子観光ビザで滞在できるのは、最大28日間です。

ビザの申請手数料は50米ドル。ミャンマービザの申請には、パスポートの残存有効期限が6ヵ月以上必要ですので、有効期限が近づいている場合はご注意を。

最大の都市・ヤンゴン

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

ミャンマーの空の玄関口となるのが、最大の都市・ヤンゴン。ヤンゴンがミャンマーの首都だと思われがちですが、2006年にネピドーに遷都されたため、現在は首都ではありません。

民主化によって海外企業の進出も加速し、近代化が進んでいるヤンゴンですが、日本人の感覚からすればまだまだ田舎の雰囲気が残る町。

あずき色の袈裟をまとった修行僧の姿を見かけることも多く、古き良き時代に戻ってきたかのようなノスタルジーを感じるかもしれません。

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

ヤンゴンを代表する観光スポットが、巨大な黄金の仏塔が印象的なシュエダゴン・パゴダ。ミャンマー仏教の総本山であり、仏陀の聖髪を納めたことがはじまりとされるシュエダゴンパゴダは、ヤンゴンの象徴であり、ミャンマー人の誇りです。

全体が金箔で覆われ、ダイヤモンドやルビーなどの6000を超える宝石が散りばめられた仏塔は、目もくらむばかりの壮麗さ。

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お土産調達なら、1600以上のお店がひしめきあうボージョーアウンサンマーケットで。布製品や木工製品、ミャンマーグッズなどに加え、ミャンマー名産の宝石を使ったアクセサリー類も豊富に揃っています。

世界三大仏教遺跡・バガン

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ミャンマーきっての見どころで、「いつ世界遺産になってもおかしくない」といわれているのが、聖地バガン。およそ40キロにわたって広がる平野に、3000ほどの仏塔が林立する壮大な遺跡群です。

11世紀から13世紀にかけて、バガンはミャンマー最初の王朝、バガン王朝の都でした。バガンは、長いあいだ世界遺産暫定リストに載っていながら、修復の方法などがユネスコの基準に合わず登録を見送られてきましたが、早ければ2019年に世界遺産になる可能性があります。

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

広大な平原に、無数の仏塔がにょきにょきと顔をのぞかせる光景は、あまりにも幻想的。バガンはまだ観光地化されきっていないため、遺跡地区にはレストランもカフェもありません。

だからこそ、バガンには神秘的な空気が流れていて、「現代にまだこんな風景が残っているなんて」と感動せずにはいられないのです。

同じく「世界三大仏教遺跡」と称される、カンボジアのアンコールワットやインドネシアのボロブドゥールと比べると、バガンは圧倒的に観光客が少なく、まだまだ秘境的な雰囲気が残っています。

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

今後観光客が増えること必至のバガン。訪れるなら、まだ世界遺産になっていない今のうちかもしれません。

チャイティーヨー・パゴダ

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落ちそうで落ちない「ゴールデンロック」で知られているのが、チャイティーヨー・パゴダ。伝説では、仏陀の聖髪が納められているともいわれ、ミャンマー有数の巡礼地として多くの信者を集めています。

チャイティーヨー山の山頂、落ちそうで落ちずに絶妙なバランスを保っているゴールデンロック。なんと、数度にわたる大地震の際にも落ちなかったといいます。重力を無視したかのようなこの姿は、ゴールデンロックに秘められた聖なる力によるものなのだとか。

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巨大な岩が崖っぷちで静止している光景は圧巻。ミャンマーでは、ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ、マンダレーのマハムニダ・パゴダに次ぐ、3番目の巡礼地といわれますが、この姿を見るとそれも納得できるというものです。

アジア最後のフロンティア、神秘的な絶景に出会えるミャンマーってどんな国?

先進国では決して出会えない、素朴で神秘的な風景が詰まったミャンマー。あなたもこの国の知られざる魅力に会いにいきませんか。

[All Photo by shutterstock]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。


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