英国政府観光庁が発表した「日本人観光客の特徴」はこれだ!

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Jul 14th, 2018

日本から英国への旅行客は、2016年は約25万人、男性が多く、25歳から54歳が7割以上を占めていたそうです。観光目的が約46%、ビジネス目的が約31%、親族・友人訪問が約16%となっています。さて、英国政府観光庁が考える日本人旅行客の特徴とは?

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは

「意思決定のプロセスにおいて口コミがとても重要」

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは?

これは言えていますね。親しい人が「あそこはすごくよかった!」と言っていたら、行ってみようかなという気になることが多いですし、口コミサイトをよくチェックするのが日本人です。ちなみにイギリス人旅行者も口コミを重要視しているというデータがあります。

「20代、30代の女性は4つ星、5つ星のホテルを好む」

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは?

ようやく取れたお休み、そう頻繁には行けない海外旅行です。ここぞとばかりラグジュアリーに過ごしたいという心理はあります。「観光客は一般的に3つ星以上のホテルを好む」というのも、平均以上が安心の日本人らしい選択でしょう。ロンドンのホテルは日本よりも割高ですが、2人で泊まるならべらぼうに高いわけではないですしね。

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは?

試しにフランス人観光客はどうだろうかとみてみましたが、「B&Bを含む中程度の宿泊施設を好む」とありました。隣の国からさっと行くのと、12時間以上のフライトで向かうのとは気合いが違いますね。

「38%がバッキンガム宮殿のツアーに行きたがる」

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは?

イギリスといえば、イギリス王室のイメージは強いです。もふもふとした帽子をかぶった衛兵は、外国人が日本といえばサムライというくらいの典型的なイメージでしょう。この数字は妥当なところだと思います。

「グループは食事の際、ビュッフェ、定食、早い食事提供と会計を好む」

限られた時間の中、スケジュールがつまっていると、余計なところに時間を使いたくないというのはありますね。

「日本人旅行客がホリデーに求めるものは、“楽しさと笑い” “景観美を楽しむ” “日常の忙しさから逃れたのんびり”」

そうかもしれませんね。英国政府観光庁のリサーチによると、日本人は「楽しさと笑い」のためにアメリカへ、「景観美を楽しむ」「のんびり」するためにオーストラリアへ行っているらしいです。

「日本人は英国を美術館や音楽と強く結びつけるが、スポーツや映画などはそうでもない」

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは?

大英博物館、ビートルズから連なるUKロックはとても強いイギリスのイメージです。フットボールのプレミアリーグやシャーロックなども人気だと思うのですが、あまり試合観戦に行く人がいないということなのでしょうか。

「有名な建物や記念碑の観光、博物館や美術館、買物が好き」

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは

買物は、海外旅行のお楽しみのひとつであると同時に、人におみやげを買って帰る習慣のある人にはもはや義務ですね。

英国政府観光庁がマーケティングする日本人旅行客とは?

ビッグ・ベン、ロンドン塔、ナショナル・ギャラリー、確かに日本人は行きますが。特徴とするほどのことなのでしょうか。それ以外、ロンドンでどう過ごせというのか?ミュージカル?と一瞬考えてしまいましたが、他の国は、たいていが博物館や美術館に行っておらず、「パブに行った」とありました。日本人もパブに行っていると思いますが・・・滞在時間は短いかもしれませんね。

参考
[VisitBritain Markets Japan]
[VisitBritain Markets France]
[観光庁 訪日外国人消費動向調査 報告書2]

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

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