仕事から解放されて夏休み。国内あるいは海外旅行へ、帰省または日頃の疲れを自宅でゆっくり過ごす、と人によって様々のようですね。
さて、会社に戻る時、お土産をどうするかで頭が痛いかもしれませんね。
株式会社マクロミルは、会社の同僚へのお土産事情など、2018年の会社員の夏休みについて全国20~59歳の会社員1,000名に調査しました。職場へのお土産事情はどうなのか、皆はどう考えているのでしょう?
職場へお土産買っていく?
2018年の夏休みの時期がすでにわかっている692名に、夏休み中の過ごし方について尋ねたところ、「家でゆっくり過ごす」が50%、「お出かけ・旅行」が49%でした。今年の夏休み中に「お出かけ・旅行」もしくは「帰省」予定の465名に、 職場へのお土産を買うか買わないかを尋ねました。
「買う」 49.5%
「買わない」 50.5%
買う派と買わない派が、二分する結果に。買わない派が僅差で上回っています。
職場へ持っていくお土産の予算はいくら?
(C)PR TIMES
「買う」と回答した20代から50代の回答者230名に、お土産予算(複数購入する場合はトータルの予算)を尋ねたところ、「1,000円以上~2,000円未満」 が40%で一番多く、平均予算は2,593円。20代と40代は「2,000円未満」、30代と50代は「2,000円以上~3,000円未満」が一番多い結果になっています。
職場へのお土産を買う理由
夏休み中の「お出かけ・旅行」「帰省」 で職場にお土産を買う230名に理由を聞いたところ、下記のように考えていることが分かりました。
●同僚の喜ぶ顔が見たい
●習慣化
●コミュニケーションの円滑化
●皆が買ってくるので、自分だけ買わないわけにいかない
強制ではないものの、休暇取得の後、手ぶらで出勤は気がひける感じがします。自分の楽しかった話を聞いて欲しい、自分の気に入った味をシェアしたいと思う時もありますよね。
職場へのお土産を買わない理由
夏休み中の「お出かけ・旅行」「帰省」 で職場にお土産を買わない235名に理由を聞いたところ、下記のように考えていることが分かりました。
●夏休みは職場が一斉に休みなので、同僚に迷惑をかけていないから
●職場に習慣がない
●かわりばえがしないお土産に皆が飽きているので、社内で土産無しキャンペーンを発令中
「確かに」と思う反面、ちょっと寂しい気も。人間関係が希薄になってきている感もあります。
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~59歳の会社員(マクロミルモニタ会員)
割付方法:総務省 平成28年 労働力調査 雇用形態別雇用者数による、性年代別の正規雇用者の構成比にあわせて割付/合計1,000サンプル
調査期間:2018年6月13日(水)~2018年6月15日(金)
職場でありがた迷惑なお土産
では、職場でありがた迷惑なお土産とは。
●ワケの分からない置物(海外のお面、貯金箱など)
●挽いていないコーヒー豆(コーヒーミルがない家もある)
●好みが分かれる海外の超甘いお菓子、あるいはスパイシーすぎるスナック
●使用法が分からない海外のもの
●持って帰るのにかさばるもの
あなたは良かれと思って買ってきても、貰う人にとっては大迷惑な場合もあります。趣味の分かれる置物や食べ物、いかにも安っぽい物は選ばないこと。
上記は筆者もいただいたことがあり、捨てるに捨てれず困ったことがあります。人生で一番困ったお土産は、大きな「姫だるま」でした・・・。
基本的には後に残る物より、「自分が食べてみて美味しかった」お菓子などが良いでしょう。味見をしていないものをあげないこと。お皿やフォークが必要ない個装になっているもの、手が汚れないもの、美味しいお墨付き(ネットで評判になっている、モンドセレクションなどを受賞している、売り上げランキングにランクインしているもの)を選びましょう。
仲良しの同僚にだけあげる時は
仲良しの同僚だけに、別のお土産をあげたい場合がありますね。個別に渡す時は、タイミングに注意。渡す同僚に先に話して、ロッカーに入れておく、デスクの足元に置く、そっと渡すなど配慮しましょう。
お土産は出来れば手渡しで
職場環境にもよると思いますが、お土産は買ってきたあなたが配りましょう。お菓子であれば、お茶の時間にサッと配れば良いと思います。普段話したことがない同僚、話しにくかった上司ともきっかけが出来て話が広がったり、今後の仕事がスムーズにいく場合もありますよ。
ニューヨークで聞いてみました
筆者の住むニューヨークで、「あなたの国でのお土産事情」について聞いてみました。
チリ人(20代女性)チリで職場にお土産を買う習慣はない。家族や友人には買う。
コロンビア人(20代女性)コロンビアで職場にお土産を買う習慣はない。家族や友人には買う。
中国人(20代男性)中国では職場にお土産を買う習慣がある。その国や都市のロゴのついたものなど。
韓国人(30代男性)韓国では職場にお土産を買う習慣がある。日本と同様菓子類が多い。
チリ、コロンビアでは、職場にお土産を買う習慣はないとのことでした。家族愛が強いので家族にはマスト、友人にも買っていくそう。何を買うのか聞いたら、旅行先のロゴやキャラがついたキーホルダーやマグネット、マグカップなどが一般的だそうです。
中国、韓国がお土産好きなのは日本と同じ。日本人と同様に職場へお土産を買う習慣があるそうです。韓国は日本と同じ菓子類ですが、中国はその国や都市のロゴのついたものなどが多いとか。
日本人同士の場合を除いて、ニューヨークでは基本的に職場へお土産持参の習慣はないですね。筆者は日本のお土産(お菓子)が大好きだったので、夏休みに皆が持ってくるお土産、売り場で自分がさんざん味見をした挙句買ったお菓子などが懐かしいです。ニューヨークでは自由の女神饅頭や、エンパイア最中などはありません。日本のお土産のバラエティさは世界一。
日本はやっぱりお土産好きな、お土産大国なのです。
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