トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【徳島編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 20th, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、徳島編です!

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【徳島編】

日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は徳島編です。

 

第5位・・・舎心山 太龍寺(6.6ポイント)

四国と言えばお遍路。四国八十八カ所の霊場の1つで、第21番札所になる舎心山 太龍寺が第5位にランクインしました。四国山地の東端にある標高618mの太龍寺山の山頂付近にあるお寺ですね。
 

「ロープウエイが結構長くて怖いのですが、景色は奇麗でした。境内には歴史を感じるたたずまいの本堂や大師堂などがあり、お遍路さんが絶えず参拝していました」(あやみ)

 
といったコメントと共に、同地を評価する声も寄せられています。コメントにもある太龍寺ロープウェイの全長は、なんと2,775mと西日本で最長。川を越え、深い森を越え、太龍寺山の急斜面を沿うように空中遊泳していきます。昔はこの道を徒歩でしかアプローチできなかったと考えると、少し申し訳ない気分になってしまうかも!?

 

第4位・・・阿波おどり(8.8ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【徳島編】

徳島と言えば阿波おどりを思い浮かべる人も少なくないと思います。2018年は市長と阿波おどり振興協会の間で意見の食い違いがあり、阿波おどりの中でもクライマックスにあたる総踊りが中止というニュースも流れました。しかし、結局踊り手が決行したとして、さらに話題になりましたね。
 

「実際に阿波おどり会館で阿波踊りを体験しましたが、想像以上に体力を消耗しました。しかし、踊っているうちに楽しくなって、もっと踊りたいと思うようになりました」(あやみ)

 
というコメントもあります。筆者は実際に踊った経験はありませんが、踊り手の爽快な笑顔はとても印象的。来年以降も全国の観光客を楽しませてほしいですね。

 

第3位・・・眉山(11ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【徳島編】

さだまさし原作、犬童一心監督の映画『眉山 ―びざん-』のタイトルにもなった眉山がランクインしました。筆者も70代のご婦人と映画館に連れ立って観た思い出の作品ですが、振り返ってみると2007年の作品なのですね。

眉山とは徳島県の県庁所在地である徳島市にある、市民のシンボルのような標高290mの低山で、どこから見ても美しい山容を楽しませてくれます。アクセスも簡単で、阿波おどり会館からロープウエイが出ていますので、すぐに山頂付近の眉山公園に登れます。公園からは町が一望でき、夜景も楽しめますので、徳島旅行ではとりあえず訪れておきたいですね。

 

第2位・・・大歩危・小歩危(13.2ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【徳島編】

徳島県の西部、愛媛県や高知県との県境近くの四国山地には剣山国定公園があり、その一部には祖谷渓、大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)などの景勝地があります。今回の調査では大歩危と小歩危、さらに大歩危観光遊覧船などを推す声がありました。
 

「吉野川の激流が作り出した渓谷は美しく、荘厳です」(米田ロコ)

 
といったコメントと共に、大歩危・小歩危を徳島県の観光地としてNo.1に評価する意見もあります。コメントにある吉野川は、高知県に源流を持ち、徳島を東西に横断する形で流れる一級河川。徳島市から紀伊水道に流れ出しています。まさに四国を代表する河川が作った景勝地ですから、ぜひともチェックしたいですね。

 

第1位・・・渦潮、大鳴門橋ドライブ(13.8ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【徳島編】

徳島県でNo.1に輝いた観光地は、鳴門の渦潮と大鳴門橋のドライブになりました。鳴門の渦潮に関しては、対岸の淡路島がある兵庫県のランキングでも登場しましたね。
 

「人生でなかなか渦潮を見ることってないと思うので、とても貴重です」(sweetsholic)

 
といったコメントと共に、同地を徳島県でNo.1の観光スポットに推す声もありました。
 

「開放感が素晴らしいです。海上45mの橋からも、タイミングが良ければ渦潮が見られます」(米田ロコ)

 
といった感じで大鳴門橋ドライブを推す声も。徳島旅行では必見のスポットと言えそうですね。

以上、プロの旅ライターが選ぶ観光地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか? 他には祖谷川など吉野川の支流を推す声や、阿波踊り竹人形の里 時代屋などを推す声も目立ちました。徳島と言えば、室戸阿南海岸国定公園の美しい海岸線もあります。関西方面からの四国の「入り口」ですから、関西旅行とセットで徳島へのサイドトリップも考えてみるといいかもしれませんね。

徳島については、過去記事『日本三大奇橋も!今すぐ旅立ちたくなる、もっと知りたい徳島の魅力8選』『阿波踊りを踊りたくなるほど美味!徳島県人が認める鉄板土産ベスト10』などもぜひチェックしてみてください!

[Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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