青森の味覚といえば、大間に代表される“マグロ”を思い浮かべる人も多いのでは。そんな鮮度抜群のマグロを「これでもかッ!」というほど豪快に、ボリューム満点にいただける店があります。塔のようにそびえるマグロ丼が衝撃的です!
マグロステッカーで覆われたインパクト
青森の奥座敷と知られる「浅虫温泉」にある「鶴亀屋食堂」。青森駅からも電車で20分足らずなので、温泉を楽しみながら足を伸ばしてみるにはもってこいのロケーション。
ドライブインのような何の変哲もない外観で、暖簾も店の中に入っていますが、これは風が強くて飛ばされてしまうから。暖簾が中に入っていても、ガラッと引き戸を開けて店内へ。
テーブルと小上りがある食堂のような趣ですが、よ~く目を凝らしてください! 壁から天井に至るまで、すき間がないほど多くのステッカー(シール)で埋め尽くされています。本マグロ・メバチマグロ・キハダマグロ・インドマグロ・・・ マグロの種類はもちろん、産地別のステッカーは、マグロの1本買いをしている証なのです。
色鮮やかなマグロの塔がドンブリにそびえ立つ
80余年の歴史を誇り、3代目のご主人のお眼鏡に叶ったその時期一番おいしいマグロが食べることができると、県内はもちろんのこと、全国各地から足を運ぶ人が後を絶たない「鶴亀屋食堂」。
本日注文したのは、青森県・深浦産の本マグロ。ミニは2500円、小は3500円、中は4000円。この鮮やかな色を見てください! 下から赤身・中トロ・大トロの三段重ねになった「中」は、高さ20㎝を超えるマグロの塔がそびえます。
ごはんでかさ上げなんていうセコイことは一切なし!! メニューにはマグロ20枚と書いてありますが、それを上回るマグロのボリューム。ひとりでは到底食べきれないので、3名ぐらいでシェアしながら食べるのがおすすめ。大間産や風合瀬産の本マグロは、7~10月上旬がおすすめで、9月下旬~12月までは、三陸東沖の上質なメバチマグロ「ひがしもの」が旬を迎えるとか。
生唾ゴックン! きれいな生うに丼にひと目惚れ
旬の魚介類はマグロだけではありません。青森県・平館産の「生うに丼」2500円。このなんともいえない優しい色合い。思わず“ゴクリ”と喉を鳴らしてしまいます。まったく味付けされていない生の状態でまずはパクリ! これだけウニが乗っていれば、ごはんとの配分を心配する必要もありません。口でまろやかにとろけるウニの風味。頬から鼻へと広がるウニのコク・甘み・磯の香り。大間昆布醤油や大鰐醤油なども用意されているので、お好みでたらして召し上がれ! 至福のひとときが訪れます。
マグロをはじめとした魚介類は、その日の仕入れや産地などにより、種類も値段も変わるので注意。店内のステッカーの洪水もスゴイのですが、最後に訪れたトイレでは、マグロの曼荼羅状態の圧巻の光景が広がっていました。
鶴亀屋食堂
住所:〒038-3501 青森県青森市浅虫蛍谷293-14
TEL:017-752-3385
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
アクセス:青い森鉄道「浅虫温泉駅」より徒歩6分
HP:―
[All Photos by tawawa]
TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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