
店内はアートな空間が広がる

「三徑就荒(英語名:Hermit’s Hut、サンジンジュウフアン)」は、アートカルチャー施設「松山文創園区」近くにあります。この辺りはおしゃれなカフェやショップが立ち並び、感性の高い人たちが集まる場所として、人気のエリアです。大きな木の扉を持つテンポが「三徑就荒」です。

店名の「三徑就荒」の文字が白い壁に。お店の名前は中国の詩人から取られたものだとか。

扉を開けると、広々とした静かな空間が広がっています。昼間でも少し薄暗く、落ち着く雰囲気です。


席と席の間は広々と空間をとってあり、程よい距離感です。大きな窓のあるお座敷があり、とても気持ち良さそう。


店内はジャズがかかっており、カウンターではアーティストが作ったというアクセサリーなども販売されています。お店全体がアートっぽい空間で、今までイメージしてきた茶藝屋さんとは違い、初めてでも入りやすい雰囲気になっています。
台湾茶の飲み方をレクチャーしてくれる

お店のコンセプトは「茶を楽しみつつ、学ぶこと」。お茶についていろいろと教えてくれます。
例えば、用意されているお茶の種類は豊富ですが、どのお茶を頼んだらいいか迷った時はお店のスタッフの方がメニューの見方を丁寧に教えてくれます。このメニューの場合はお茶名の横にある「青茶」の横の数字がお茶の味の濃さ、その横がそのお茶が持つ香りやテイストなのだそう。
筆者は「高山金萱」を選んだのですが、お茶の濃さは「青茶3」で浅め、「Pungent(ピリッとした香り)、Milk(ミルクのような香り)」とのこと。こうう風にお茶を知るのは楽しいですね。


しばらくすると小さな七輪が運ばれてきて、茶葉をこの上で焙るのです。焙ることで余計な水分や雑味を飛ばすのだそう。このお店のこだわりなのだとか。

そして、お茶のセッティングを目の前でしてくれます。これが台湾茶藝のスタイル。

一緒に渡されるのが、それぞれの茶葉によって違う淹れ方ガイド。こちらにはお湯の温度や、蒸らす時間が書かれています。そして、時間や淹れたものによって変わるお茶の香りについても書かれています。



お茶の淹れ方がわからない時は、スタッフの方が丁寧に教えてくれます。お茶の温度や、香りの嗜み方、茶器でのお茶の淹れ方までわかりやすく教えてくれるので、2煎目からは自分で淹れられます。

淹れてくれたお茶を香りを楽しみながらいただきます。あ〜、このゆっくりした時間が至福の時なのです。

お湯が足りなくなったらスタッフに声をかけたら足してくれます。だいたい5煎くらいはしっかりいただくことができます。そして時間が経つにつれて変わっていくお茶の味を楽しんでみてください。
ゆったりした時間を台湾茶で過ごして

ゆったりした時間を過ごすのが台湾茶藝の楽しみ方。せわしない旅行の中で、一時気持ちを落ち着ける時間を見つけて訪れてみてください。心身ともにリラックスできますよ。
三徑就荒(英語名:Hermit’s Hut、サンジンジュウフアン)
住所:台北市信義區忠孝東路四段553巷46弄15號1樓
電話番号:+886 2 2746 6929
営業時間:【平日】13:00~20:00、【土・日】11:00-20:00
HP:
https://www.hermits-hut.com/
[All Photos by Kaori Simon]
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Kaori Simon ライター&フォトグラファー
東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。
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