沖縄郷土料理をリーズナブルに楽しめる「森のこかげ」

石垣島の中心街・ユーグレナモールから1本外れた通りに佇む「森のこかげ」。カーテンがかかり店内が見えにくいせいか、外観の感じの良さとは裏腹にお客さんはまばらです。

店に入ると、店名の通り木を多用した“森”のイメージ。木目を基調とした寛げる空間です。テーブル、カウンター、半個室から席を選べます。アルコール消毒はもちろん、感染症対策に神経を使われているのがよくわかります。

店に入ってすぐの右の席が半個室だったのでこちらへ。密を気にせず、ゆっくり食事を楽しめます。

メニューは、八重山の食材を活かした郷土料理から居酒屋メニュー、石垣牛を使ったにぎり寿司など多彩にそろいます。ドリンクは泡盛をはじめ、ビールやワイン、果実酒とドリンクも豊富です。アルコールは避け、さんぴん茶（ジャスミン茶）にしておきました。

まずは前菜に「すくがらす豆腐」400円（税込）。お店の方に「これ、知ってます？かなり塩辛いですけど大丈夫ですか？」と尋ねられました。とりあえず小さな魚が並ぶ姿がかわいくて、試してみたかったので注文。

スクガラスとは、アイゴという魚の稚魚の塩漬けだそうです。絹ごし豆腐のせていただきます。確かに塩気が強いですが、お酒のおつまみにぴったり！

「島らっきょ浅漬け」480円（税込）。この地ならではの島らっきょうを塩もみしたものを、かつおぶしといただきます。ほんのり辛くてこれも酒の肴系。

「島らっきょの天ぷら」580円（税込）。上記の島らっきょうの天ぷらです。塩を少しつけていただきます。すっきりとした味わいのらっきょうにコクが加わり、また違ったおいしさです。

沖縄にいるからには！と何度もいただいた「海ぶどう」550円（税込）。このプチプチ感がたまりません！

「オオタニワタリの天ぷら」580円（税込）。コリコリとした歯触りです。食用には新芽の部分を使うそうです。

「オオタニワタリと豚バラ炒め」800円（税込）。こちらは炒め物。メニューが豊富で野菜をたくさんいただけるのがいいですね。

やはり豚肉料理も欠かせません！「てびち」（豚足の煮込み）590円（税込）。「用意するのに40分ほどかかりますが」とのことでした。最初のオーダーで注文しておけば、タイミング良くいただけます。昆布だしで煮込み、トロトロです！コラーゲンたっぷりで美容にもうれしい。

シメには「ソーメンチャンプル」650円（税込）。やはり本場の沖縄で味わいたい一品。

2度訪れ、いろいろ食べても2人で毎回合計4,000円台だったと思います。八重山の郷土料理が数多く、味付けは全体的にあっさりとしています。お店の方が品が良く、とても感じが良いのが印象的でした。

石垣島の料理を堪能！地元の人が集う「島料理 うらさき」

石垣島の中心街にある730交差点にほど近い居酒屋。外から見ると、お客さんは地元の人しかいない様子なので入ってみました。

店内はテーブルとカウンター合わせて全17席とこじんまりとしています。コロナ禍で席を減らしての営業とのこと。店主の浦崎英明さんが一人で料理を作り、ご親戚がサービスをされるアットホームな雰囲気です。

こちらでは石垣島の島料理をいただけます。メニューは、このほかにも数多くそろい種類が豊富です。沖縄本島地方と宮古島、八重山諸島とは歴史と文化が異なり、こちらでは石垣島ならではの島料理を味わえるのが魅力です。

まずは「オリオン生ビール」500円（税別）と「うっちん茶」300円（税別）で乾杯！

「ジーマミ豆腐」380円（税別）。ピーナッツを原料に作った、粘りのある独特の食感です。「海ぶどう」500円（税別）。

違う日に「ジーマミ豆腐の揚げ出し」500円（税別）もいただいてみました。これがかなりおいしい！独特の食感でコクのあるジーマミ豆腐と衣、だしとが相まってクセになります。

超定番の「ゴーヤチャンプルー」680円（税別）。滞在中一度は本場の味を楽しみたいですね。ビタミンCがたっぷりでヘルシー！石垣島でおなじみの泡盛「請福」の水割りと共に。

本日のおすすめの「ヘチマの味噌炒め」720円（税別）と「ラフテー」650円（税別）。沖縄や八重山地方ではおなじみのヘチマ（ナーベラーと呼ぶようです）は、なめらかな食感で甘みがあります。しょうゆ、砂糖、泡盛でしっかりと煮込んだ「ラフテー」はとろけるように柔らかい！

こちらも本日のおすすめの「パパイヤチャンプル」780円（税別）。シャキシャキとしたパパイヤも南国で味わいたいもの。八重山地方の料理はシンプルにして野菜たっぷりでヘルシーなのがいいですね。

「アーサの天ぷら」580円（税別）。岩のり・アーサは鮮やかな緑色がキレイです。

そして、とってもおいしかった「グルクンのから揚げ」680円（税別）。標準和名はタカサゴで、八重山地方では定番メニューです。揚げると赤い色になります。

居心地の良さと穏やかで誠実さがにじみ出ている店主の浦崎さん、リーズナブルでおいしい料理に惹かれて3度通いました。地域の人に親しまれ、普段使いできる店を1軒知っておくと安心です。

石垣島産の美崎牛バーガーが絶品！「YAMBURGER 石垣島」

一度はハンバーガーを食べたい！とランチに訪れた「YAMBURGER（ヤンバーガー） 石垣島」。市役所通りをまっすぐ行き、JAの「ゆらてぃく市場」の向かいにあります。テラスなら安心してランチができるかなと。

店内はカラフル！南国らしいですね。

メニューはハンバーガーのみ。トッピングやサイドディッシュを追加できます。11時～15時はドリンクセットで-100円。

「YAMBURGER（ヤンバーガー） 」1,100円（税込）は人気No.1！石垣島産の黒毛和牛ブランド・美崎牛A5ランク100％（120g）のパティとアボカド、島でとれたトマトやレタス、チーズをサンドしたボリュームしっかりの一品。

「AVOCADO WASABI BURGER（アボカド・ワサビ・バーガー）」1,100円（税込）。ピリリとスパイシーなわさびソースと肉汁滴るパティとが絶妙！

「ポテトフライ」330円（税込）をサイドディッシュに。「オリオン・ビール」660円（税込）と味わえば、沖縄気分を満喫できますよ！

[All photos by Yo Rosinberg]
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ロザンベール葉

ロザンベール葉

主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。