日本にフランス菓子を広めたパティスリー「パティシエ・シマ」
「パティシエ・シマ」の創業者は日本にフランス菓子を広めた先駆者の島田進さん。フランスで3年間経験を積まれた後、日本の有名フランス菓子店でパティシエとして活躍され、1998年に「パティシエ・シマ」をオープンされました。2005年にはフランス政府より農事功労章シュバリエを受勲され、日本フランス菓子界のトップパティシエのおひとりです。
ご子息である島田徹さんも渡仏し「ピエール・エルメ」のもとなどで経験を積まれ、技術と感性を磨かれたそうです。そして2009年「パティシエ・シマ」にて伝統を大切にしながら新たなお菓子を創造。「お菓子を通じてフランスの豊かな食材・食文化を日本中の人に届けたい」という想いをもち、親子2代でフランス菓子を作っています。
今回訪れたのは休日の11時頃。開店したばかりで、ショーケースにはケーキがキラキラ!季節や材料によりますが、40種以上の生菓子と30種以上の焼菓子が並ぶそうです(300円台〜)。
こちらは、島田進さんが日本に広めた「クレーム アンジュ」。フランス産フロマージュブランの中にフランボワーズソースが染み込んだスポンジを入れた人気のオリジナルチーズケーキです。
生クリーム、カスタードクリーム、マスカルポーネクリームなどクリーム系もさまざま。
チョコレート系、お酒入りの大人向けのもの、鮮やかな果物がのったものなど、眺めているだけで幸せになる光景。どれにしようか迷いました・・・選ぶのに時間をかけ、2種類のケーキをいただきました。
シェフの極上チーズケーキ
淡黄色と黒のコントラストの「スペシャルチーズケーキ」(594円・税込)。厳選した3種のチーズと北海道根釧地区の生クリームを合わせて湯煎焼きしています。
ホロッとくずれ、柔すぎず固すぎない食感。チーズは濃くてさっぱりと、表面の粉糖がちょっぴり甘さを届けます。僅かな固形感は口の中であっという間に溶けてしまい、テリーヌのようになめらかに!
周りを縁取ったココア生地はギュッと密度があり、ビターで後味を引き締めます。食感も味も何度も味わいたくなる変化が楽しく、確かに極上のチーズケーキです。
伝統菓子のひとつ、パリ・ブレスト
フランス伝統菓子のひとつ「パリ・ブレスト」(496円・税込)。表面にスライスしたナッツと粉糖が散りばめられ、中にはキャラメルクリームが丁寧に絞られています。
シュー生地はサクッパリッと軽やか。外側にはキャラメリゼしたアーモンドとチョコレートが飾られ、見た目にも素敵なアクセント。
クリームの中には、さらに生クリームを包んだミニシューが入って二重でうれしい!ほんのり苦くてミルキーで甘く、クリーム好きにはたまらない幸せな組み合わせは、ぜひ頬張っていただきたいものです。
お店でお取り寄せで味わおう
ちなみに、ケーキのショーケースの上には「クグロフ」「クロワッサン・アマンド」「クロックムッシュ」「ピッツァ」「麹町ミルクパン」などパンも数種類並んでいました。
広島県産レモンのケーキに、
クッキーなどの焼菓子詰め合わせもあり、贈り物にもピッタリです。
お店のHPからは「クレーム アンジュ」などお取り寄せができるケーキもありますが、焼菓子を中心に「タカナシミルクWEB SHOP」からもお取り寄せが可能です。今日のスイータイムに、お祝いや贈り物に、宝石のようなフランス菓子はいかがでしょうか。
住所:東京都千代田区麹町3-12-4 麹町KYビル1F
電話:03-3239-1031
営業時間:月~金11:00~19:00、土・祝11:00~17:00
※コロナウイルスの影響の為、営業時間を変更しています
定休日:日曜
交通:東京メトロ有楽町線「麹町駅」から徒歩約3分
HP:http://www.patissiershima.co.jp/index.html
タカナシミルクWEB SHOP(お取り寄せ):https://www.takanashi-milk.com/smartphone/list.html?category_code=ct87
[all photos by kurisencho]