自然を満喫するマウンテンリゾート「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」
県土の8割を森林が占める長野県。車で「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」に向かう途中、野生のサルの群れに遭遇!この場所が実に自然豊かな場所だということを目の当たりにしました。
黒部ダムをはじめ、周囲には見どころも多いため、観光するなら車で訪れるのが便利。公共交通機関を使う場合は、東京からJR北陸新幹線で長野駅まで約80分。長野駅からホテルまでは直通の高速バスが運行しています。
ホテル名の「くろよん」は、黒部ダムの通称「黒四ダム」によるもの。47万平米もの広大な敷地の中に立つリゾートには、葛温泉100%の引き湯を満喫できる天然温泉や1年中泳げる室内温水プール、24時間利用可能なフィットネス、スパトリートメントなど、くつろぎながら楽しめる充実の施設が魅力です。
館内を散策していると、小さな宝箱を発見。こちらは中に入っているカードに書かれた文字を組み合わせる宝探し。こうしたゲストを楽しませる工夫を随所に感じることができます。
館内2階には、大町市の自然をモチーフにした広いキッズクラブもあり、ファミリーにも評判。子どもから大人まで楽しめる要素が詰まった「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」にすっかり魅了されていました。
暖炉が設置され、山の宿らしい趣を感じるロビーには、カフェスペースが併設されており、中庭を眺めながらのんびりとお茶やコーヒーを味わうのもおすすめ。昼は窓から差し込む柔らかい太陽の光、夜は暖炉の灯りとともに、思い思いのひとときを過ごすのも贅沢な時間です。
「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」のお部屋
同行者や旅行のスタイルに合わせて選ぶことができる8タイプ、73室の客室は、北アルプスの自然からインスピレーションを得たというナチュラルなインテリアでまとめられています。
宿泊したモダンジャパニーズルームは、ツインベッドルームに加え、足をのばしてのんびりくつろげる畳のリビングスペースがあり、布団を敷いて畳の上で寝ることもできます。4名まで宿泊可能で、洋室と和室のいいとこ取りのお部屋は使い勝手が良く、グループ旅行やファミリーにおすすめ。
キッズスイートは、りんごのデザインがかわいい2段ベッドが設置され、電気を消すと光る壁紙などなど遊び心いっぱいの仕掛けが。子ども部屋と大人の部屋が分かれているので、子どもが寝た後は電気を消して薄暗い部屋で過ごす・・・なんてことにはなりません。
森が望める大きな窓、バルコニー付きの2階建てのデュプレックスは、最も広い73.2平米。まるでロッジに宿泊しているかのような天井高は、くつろぎの空間を演出します。バルコニーには、テーブルとチェアが用意されているので、のんびりと森林浴を楽しむことができます。
自然を活かした、四季折々の多様なアクティビティを用意
「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」の魅力はなんといっても、北アルプスに囲まれたロケーション。2020年7月の開業時から「家族みんなでわくわくドキドキの発見と冒険を」というコンセプトを掲げ、この土地ならではの自然を活かした、四季折々の多様なアクティビティやプログラムを用意してきました。
ロビー横にあるリゾートセンターでは、観光情報やアウトドア、アクティビティを発信。周辺には、カヌーやラフティングを楽しめる仁科三湖や犀川、トレッキングコースのある山々など、手つかずの自然の中で過ごすマウンテンバケーション体験が魅力。冬になると、近隣スキー場と連携した特別パッケージの販売もあります。
今回私が体験したのは、アウトドアプロデューサーの長谷部雅一氏と協同して企画した『おとなこどもプロジェクト』。ホテル近隣の自然を散策して、森を駆け巡る非日常感を味わうことができます。まるで冒険するように大自然を満喫できるプログラムは、大人が童心に返り、子どもは楽しく自然に触れながら学べる内容になっています。東京ではなかなかお目にかかれない植物や生き物を間近で見ることができ、小さな子どもから、ご年配の方まで思い出に残る時間になること間違いなし!
帰り道は、「あかいろのもの」「ふわふわしたもの」など、自然を題材にしたビンゴを体験しながらホテルに戻り、最後にビンゴカードをフロントで提示すると、お菓子のプレゼントも。
ホテルオリジナルマスコット「キッキー・ウィッキー」がデザインされた超小型EVモビリティ四輪車を、ホテルのゲストに対してレンタル提供するサービスも近日開始予定。ホテルは日々進化し続けています。
森林浴をしながら1日の疲れを癒やす、贅沢な露天風呂
(C) ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん
ほのかな硫黄の香りが漂う葛温泉の引湯をかけ流した露天風呂は、目の前には森が広がり、森林浴しながら1日の疲れを癒やすことができる贅沢な空間。朝は、森の清らかな風と澄んだ空気を感じながら、気持ちの良い1日の始まりを迎えることができます。
(C) ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん
60分1,650円(税込)で利用可能な貸切家族風呂もあるので、プライベートな空間でのんびりと温泉を堪能してみては。
地元の食材を味わう「ボタニカ」レストラン
旬の食材を活かした郷土料理や、地元で採れた食材を味わうのは、旅の醍醐味。「ボタニカ」レストランで、では、地元で採れた旬の食材を和洋折衷のビュッフェスタイルで味わうことができます。
夕食はビュッフェスタイルに加え、数種類のメインお料理の中から一品選ぶシステム。ファミリーにうれしい特典『Kids Stay & Eat Free』というサービスがあり、12歳以下の子どもは、添い寝であれば宿泊料金がかからず、レストランでの専用キッズメニューの食事も無料に。
朝食はハーフビュッフェスタイル。和・洋食どちらも多種多様なメニューが用意されているので、ぜひお好きなものを。ライブキッチンカウンターではオムレツやポーチドエッグなど好きな料理を選ぶことができ、サンドイッチやクレープなど朝からテンションが上がるメニューばかり。
天井が高く、一面がゴルフコースに面した大きな窓のため、日の光が差し込む気持ちの良い空間です。
「HATAKE AOYAMA」とコラボレーション!食育&アートを学ぶ料理体験イベント
子どもは旅を通してさまざまなことを学び、成長していくもの。近年、「旅育」が注目されていますが、9 月に大町で開催予定の『北アルプス国際芸術祭』に合わせて、大町の豊かな土壌で育った野菜から食の大切さや環境を考えるきっかけに、楽しみながら学べるイベントを企画。「HATAKE AOYAMA」のオーナーシェフ神保佳永氏とコラボレーションした食育&アートを学べる料理体験イベントを2021年9月5日(日)に開催。7月19日(月)よりプラン販売を開始しています。
じゃがいもの皮をむいてつぶし、素材が変化していく様子に触れることでより興味が湧く「手作りジャガイモのニョッキ トマトソース バジルの香りを添えて」を子どもと一緒にご家族みんなで作り、他コースメニューと合わせた全5品を味わうことができます。
神保シェフは「大町市の自然を肌で感じ、五感で『食』を養い、ここでしか味わえない その日限りの食育体験をお子様に味わっていただきます。耳で聴いて、目で見極め、手に触れて、 匂いを感じ、味覚で味わう” お子様の感性をどんどん伸ばすスペシャル体験授業です。」とコメント。
イベント当日に作るニョッキを含めたコラボレーションメニューは、9月6日(月)〜10月31日(日)までの期間限定で、「ボタニカ」レストランにて味わうことができます。
ホテル内でのんびりしているだけで、1日が過ぎてしまう「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」。特別な場所に行かなくても、ホテル内にいるだけで不思議と癒やされるおこもりにぴったりなマウンテンリゾートで、リフレッシュする旅を楽しめます。
住所:長野県大町市平 2020
電話:0261-22-1530
チェックイン/アウト:15:00/11:00
公式サイト:https://kuroyon.holidayinnresorts.com/
[Photos by Sakiko Kubo]