台北MRT西門駅近くのかき氷店「楊記冰店」
台湾の原宿とも呼ばれる西門町は、グルメ店やショッピングスポットが点在する散策の楽しいスポットです。
新しいお店がどんどんオープンするこの街で、1960年から営業している台湾の伝統的なかき氷屋さんが「楊記冰店(ヤンジービンディエン)」です。
筆者が訪れた9月末現在は、コロナウイルス対策のためイートインは行っているものの、政府の指針によりテーブルとテーブルの間隔が大きく開けられていました。そのため、店の端には積み上げられたテーブルや椅子がたくさん。
かき氷のトッピングはいろいろ
かき氷は、あずきやタロイモなど、台湾で昔から親しまれているトッピングが中心です。でも、このお店ならではのトッピングで有名なのが、トウモロコシ!ほかのお店でもトウモロコのシトッピングは見かけたことはあるのですが、名物がトウモロコシかき氷というお店は珍しいなと感じます。
ランキング形式のメニュー表を見てみると、人気ナンバーワンのかき氷は「花生玉米加圓冰(ピーナッツとスイートコーンのタピオカミックス入りかき氷)」とのこと。日本語訳を少し訂正させていただくと、かき氷に入っているのはタピオカではなく、湯圓という白玉団子のようなお餅です。
今回はとりあえずお店で一番人気のメニューを試してみよう!ということで、こちらを注文。価格は100元(約400円)です。
トウモロコシやピーナッツ、お団子たっぷり「花生玉米加圓冰」
できあがったかき氷は色鮮やかで、当たり前ですがトウモロコシがたっぷりとのっています。横にはやわらかいピーナッツ、そしてかき氷全体にカラフルなお団子(湯圓)がたくさん。
さっそくトウモロコシの部分をひとくち。ほんのり塩気を感じつつも甘味のあるトウモロコシのプチプチ感が、不思議とかき氷に合っています。ひんやりとしたスイートコーンを食べているような感じというか・・・、なんとも形容しがたい味わいです。
ピーナッツがかけられた部分は甘さが強めで、かき氷と混ざり合うとちょうど良いです。お団子のもちもち感もアクセントに。
トウモロコシの塩気とピーナッツの甘さが混ざり合うこのかき氷は、これまで出会ったことのない味わいでした。おそらく好き嫌いは分かれると思います。また、一人で食べきるにはちょっと多いので、何人かでシェアするのがおすすめです。
いつか台北に来られた時には、珍しいトウモロコシかき氷を、ぜひ試してみてくださいね。
住所:台北市萬華區漢口街二段38號
[All photos by Yui Imai]
Do not use images without permission.