台湾の夜市といえばB級グルメの宝庫。夜遅くまで賑わう夜市で台湾の人たちは一体どんなものを食べてるんだろうと思われたことはありませんか?
この記事では、台北の「寧夏夜市(ニンシア・イエシー)」に20代~30代の台湾人たちと行った際に出会った、めずらしいB級グルメを紹介します。日本人が選ぶものとは少し異なるかも?
寧夏夜市ってどんな夜市?
台北の地下鉄中山駅・雙連駅から歩いて行くことのできる寧夏夜市は、食の夜市としても知られるほど食べ物の屋台が所狭しと並ぶ夜市です。規模は小さいながらもありとあらゆるB級グルメが揃っており、いつも地元の人で賑わっています。
台湾の若者たちが選んだB級グルメの数々とは?
1.官財板(グァンツァイバン)
官財板(グァンツァイバン)は、揚げた食パンの中身をくり抜いてシチューを入れたパンです。タルタルソースやビーフカレーなど、好きなトッピングを選んで注文します。値段は1つ70元。
一つずつお店の人がていねいに作ってくれます。食パンのサクサク感と、中に入ったあたたかいシチューのハーモニーがおいしい一品です。
2.醬汁雞排(ジャンジージーパイ)
醬汁雞排(ジャンジージーパイ)は、しょうゆだれに漬け込んだ鶏肉を揚げたものです。値段は1つ70元、3つで200元。お店の人に頼むと食べやすいように一口サイズに切ってくれます。辛くするかしないかの選択も可能です。味がしっかりついた鶏肉はジューシーで食べる手が止まらなくなってしまいます。
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3.蛋黃芋餅(ダンフゥアンユービン)
蛋黃芋餅(ダンフゥアンユービン)は、寧夏夜市の中でも行列ができるほど人気のメニューです。1つ20元。列には台湾人の若者だらけ。
ふわふわな芋団子の中には卵の黄身とロウソンとして台湾人に親しまれている肉でんぶが入っています。肉でんぶは日本ではなかなか見かけないため、これぞ台湾の味と感じるかもしれません。
4.花生卷冰淇淋(フアシェンジュエン・ビンチーリン)
花生卷冰淇淋(フアシェンジュエン・ビンチーリン)というピーナッツアイスクリームロールは、クレープのような生地にピーナッツの粉とアイスクリームをのせ、お好みでパクチーも一緒に包んで巻いたもの。
え、パクチーも入れるの? と思われるかもしれませんが、食べてみるとその意外な相性の良さに驚きます。
5.塩水雞(イェンシュイジー)
塩水雞(イェンシュイジー)は、茹でた鶏肉や野菜を塩水につけたものです。ボールに好きな具を入れてお店の人に渡せば、あとは食べやすいように切ったり調理してくれます。
日本人だけで夜市に行くと、ガイドブックに載っているような定番メニューに偏ってしまうかもしれません。さすが台湾の若者はそれぞれの夜市ごとにおいしいものをよく知っています。もし夜市で行列を見かけたら、その先にはきっとおいしいものが待っていますよ。
[All photos by Yui Imai]