ありえない!日本人がロンドンの日本人フラットシェアで驚いたこと5選

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Jan 9th, 2018

家賃の高いロンドンでは、フラットシェアが割と一般的です。日本人でも、留学生、現地採用の社会人などは、フラットシェアをしている人が多いです。そして、日本人だけが暮らす物件も少なくないのです。

物件によりまた雰囲気もかわると思いますが、今回は筆者が経験した日本人フラットシェアで驚いたことをご紹介します。

日本人だけでも、案外お互い干渉しない

トイレットペーパーが人数分並ぶ!ロンドンの日本人フラットシェア

物件は、在ロンドンの日本人向けの掲示板に出た募集から見つけるのが一般的です。イギリスでは家具付きの物件も多く、日本人向けの家は、炊飯器や菜箸など、和食をつくるときの必須アイテムが備えられています。

家賃は週あたり、だいたい£100~200(15,000~20,000円)。1か月分はこの4.3倍くらいです。東京では一人暮らしができますね。
※2017年12月16日現在、£1=約150円で算出しております。

住人は2人の小所帯から7人といった大所帯まで! 大所帯は1軒家をシェアする形です。その場合はバスルームが複数あります。

運営方法はさまざま。日本人が1軒丸ごと借り、空き部屋を又貸ししてシェアハウスとして運営している場合や、大家との連絡係に任命された日本人の管理人がとりまとめる場合などがあるようです。

会えば話をするけれど、お互い干渉しない感じの家が多いです。

トイレにはトイレットペーパーが人数分並ぶ!

トイレットペーパーが人数分並ぶ!ロンドンの日本人フラットシェア

生活する上での消耗品はいろいろあるので、なるべく公平になるようなハウスルールがあります。例えば、洗濯用洗剤のみならず、食器用洗剤やトイレットペーパーは各自で用意するといったもの。

トイレにいくと、人数分のペーパーが並んでいます! 定位置があります。友人の家では、各自部屋に持ち帰ると聞きました。

食器用洗剤も、今の家では5本色とりどりのものが並んでいます。こちらはカラフルな洗剤が多く、見分けやすいよう、新入りは自然と違う色を選んでしまうようです。

以前の家では、食器用洗剤とトイレットペーパー9ロールを住人が順番に用意するといったルールでした。どちらも意外と使用量に個人差があるのと、入居期間が異なるので、公平ではなく平等かもしれませんが、個人的にはこちらの方が自然に感じます。

部屋の電気がコイン式

トイレットペーパーが人数分並ぶ!ロンドンの日本人フラットシェア

共有部分の電気代は家賃に含まれていますが、部屋の中で使用するものすべてがコイン式になっている場合も。これも公平を期した結果でしょうか。

1ポンドの半額、50ペンス玉(約75円)を用意して投入していきます。ひと昔前のビジネスホテルなどにあったコイン式テレビのようなイメージです。メーターがついた機械ボックスが壁に設置されています。

かかる費用は1週間あたり、£1~3(約150円~450円)が平均のようです。ですが電気ストーブを使うと、1日だけで£1.5 (約225円)使ってしまうことも。やはり電気を食いますね。

以前、シェア物件ではなく一人暮らしの部屋に住むオーストラリア人が、「結構家探しは難航した。いいなと思ったけど、電気がコイン式で! 馬鹿みたいだからそこは却下した」と言っていました。筆者もそのときは、そんな家があるんだとびっくりしたのですが、まさか自分が住むことになるとは!

友達が泊まる場合は2泊まで無料

トイレットペーパーが人数分並ぶ!ロンドンの日本人フラットシェア

1週間あたり2泊までなら自分の部屋に友達を泊めてよいというルールがあります。それを超えると宿泊料が請求されるとのことです。

これはもちろん家によってまちまちです。泊まりだけでなく、家には住人以外を入れてはいけない家もあれば、ルールはないけれど恋人を泊めてはいけない空気がある家なども!

こちらは音漏れしやすい家もあるので、なかなか気を遣います。

キッチン使用は30分まで

家によっては1回の使用は30分までというルールがあるところも。基本的に、他の人が使っているときは、立ち入らないという雰囲気です。特にゴールデンタイムなどは混み合うので、バッティングを避けて変な時間に料理してしまうことも。

また、基本的に、使ったものはすべて片づけてからキッチンを後にします。筆者は本来、パスタなど一刻を争うものは食べることを優先し、フライパンなど後で片づけてきたタイプ。そのため、いかに、出来上がりまでに洗い物を終わらせるかがキーになります。

いやでもテキパキするようになりますね(笑)。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

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