「Tsundoku=積んどく」がイギリスでも使われています。
イギリスのBBCが、「Tsundoku=積んどく」を紹介しました。日本人なら説明が不要なこの言葉、英語だと「The art of buying books and never reading them=本を買っておいても読まないというアート」だそうです。
イギリスのCollinsは歴史ある辞書の出版社。Web版で「Tsundoku」を調べてみると、こちらにも乗っていました。まさに、本を買っても決して読まずに部屋に積んでおくという行動だそうです。日本人なら、説明は不要ですよね。
日本人は「積んどく」の「どく」の部分が「読書」の「読」と掛けてあることがわかりますがBBCの記事でもCollinsの辞書にも、それについては書かれていませんでした。
このTsundoku、BBCの記事ではネガティブに捉えられているというよりは、そういうのあるよねといった共感といった書きぶりです。英語にもなったということは、外国の人たちにも共通した習性ということのようです。
最近の日本語由来の英語。
Tusndoku以外にも、海外で使われる日本語由来の言葉があります。新しめのものだと。。。
Bokeh=ボケ
写真撮影で使われます。写真の焦点があっていなくてボケている部分のこと。「いいボケが出ている」などど、写真好きやプロの写真家が使います。
Suudoku=数独
言わずと知れた9X9のマスに数字をいれて、ある規則通りに並べるというゲーム。もともとは「Number Place」という名称でしたが、2005年ごろに日本の会社ニコリが「数独」という名前でパズル雑誌に出してブームになりました。そして、いまでは世界各地でSudokuで通じます。
Umami=旨味
これはアメリカの「Umami Burger」ウマミバーガーで一躍有名になりました。日本にも出店しているので食べたとがある人も多いと思います。旨味を最大限に引き出す調理法で作られているそうです。
Mottainai=もったいない
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんが来日した際に、もったいないの精神を「Mottainai」として世界に広めることを提唱したのがきっかけで、使われるようになりました。
Bento=弁当
インスタグラムのおかげなのか、デコ弁の完成度の高さからなのか、Bentoも英語で使われるようになりました。これまでのランチボックスの、ちょっとそっけないお昼ご飯とは一線を画している、日本的なお弁当箱や容器に入れるものがBentoです。
その他にもいろいろあります。
気象に関連する単語
Tayphoon=台風
Tsunami=津波
台風太平洋で発生したもの。カリブ海ならハリケーン、インド洋や南太平洋で発生するとサイクロンです。
日本のサブカルに関連する単語
Manga=漫画
Anime=アニメ
Otaku=オタク
Emoji=絵文字
Karaoke=カラオケ
日本の漫画はMangaで、アメリカンコミックはComic Bookです。
スポーツ・健康関連の単語
Karate=空手
Judo=柔道
Sensei=先生
Senpai=先輩
Shiatsu=指圧
Jyujyutsu=柔術
日本発祥のスポーツなら当たり前と言えば当たり前ですが、先生・先輩と言った人間関係の言葉も使われてるのが興味深いです。
日本の食に関する単語
Tofu=豆腐
Ramen=ラーメン
Wasabi=ワサビ
Teriyaki=照り焼き
この他にもたくさんあると思います。日本食の魅力ってすごいですよね。
その他
Shinto=神道
Zen=禅
Origami=折り紙
Futon=布団
Kaizen=改善
Futonは1990年代から畳めるベッドのような商品の名前で使われています。
さて、これからはどんな新しい世界で通じる日本語がでてくるでしょう。
[Tsundoku: The art of buying books and never reading them]
[Collins English Dictionary]
[32 Cool Japanese Loanwords We All Use in English]
[15 Japanese words that English needs]
[17 English Words that Come From Japanese]
[辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書]
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