白壁の街並みを眺めながら、のんびりと楽しめる「川舟流し」
美観地区の観光スポットは数あれど「川舟流し」は外せません。手漕ぎの舟に乗船し、情緒溢れる街並みを眺めることができます。川面から街を見るという非日常の体験は、なかなかできません。
かつて倉敷川は、物資を積んだ川舟の往来でにぎわっていたのだそう。その風情を今でも堪能できるんです。しかも料金は500円(大人)。チケットは川舟乗船場付近のチケット販売所で購入できます。12月〜2月までの寒い季節以外は、川舟流しを体験できますよ。
出発時刻:午前9:30始発〜最終便17:00 ※30分おきに出発
休日:3月〜11月/第2月曜日(祝日は除く)、12月〜2月/土・日・祝のみ運航
※年末年始は運休
料金:大人500円 子ども250円(5歳〜小学生以下)※当日販売のみ
HP:http://kankou-kurashiki.jp/recommend/funenagashi/
赤煉瓦に蔦が絡まった近代化産業遺産「倉敷アイビースクエア」
「倉敷アイビースクエア」は、白壁のイメージがある美観地区とは少し趣が異なるスポット。明治時代の倉敷紡績所の工場の外観や立木を可能なかぎり再利用した複合観光施設です。敷地内には、ホテルや文化施設、レストラン、ショップなどがあり、どこを切り取っても絵になります。
中でも1400平方メートルの広大な中庭広場は、休憩場所として活用できて便利。周辺のショップでジュースやワインなどを購入して、椅子に座って優雅に過ごすのもいいでしょう。蔦のはう壁面は夕方以降ライトアップされ、より幻想的な雰囲気になります。
ショップでは、倉敷や岡山の名産物やお菓子も販売しているので、お土産探しにもピッタリです。
教科書に登場する名画も展示されている「大原美術館」
「大原美術館」は1930年にできた日本で最初の近代西洋美術館です。倉敷を中心に活躍した実業家の大原孫三郎、洋画家の児島虎次郎が収集した西洋絵画を展示するために造られました。本館のギリシア・ローマ風の古典様式の門構えには圧巻! 大原美術館設立時の作品を中心にモネ、ルノワール、ピカソ、ムンクなど、世界的に有名な画家の作品が展示されていて、見応えがあります。
「工芸・東洋館」の工芸館には、陶芸や木版画、型染の作品などが展示されています。また「東洋館」には、児島虎次郎が収集した中国・朝鮮半島・エジプトの古美術コレクションなどが展示されていて、紀元前の器や大きな石仏も。「工芸・東洋館」は各部屋によって、床の素材や内壁のデザインが異なりますので、アートの一部として合わせて見学したいですね。
ロダン・ムーアの作品が立つ「分館」には、近代から現代までの日本洋画家や彫刻などが展示されています。岸田劉生の「童女舞姿(麗子像)」や草間彌生の絵画など、見逃せない作品が盛りだくさんです。
また、本館と分館の間には、日本庭園「新渓園」もあり、東屋でゆっくりと過ごすこともできます。
住所:岡山県倉敷市中央1-1-15
電話番号:086-422-0005
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日・12月28~31日
入館料:1,300円(大人)、800円(大学生)、500円(高校・中学・小学生)
HP:https://www.ohara.or.jp/
デニムグルメも充実している「倉敷デニムストリート」
細長いストリートにジーンズショップが並んでいる「倉敷デニムストリート」。ジーンズだけではなく、バッグなどのデニム小物も売っていて、デニム素材が好きな人にはたまらないスポットです。
倉敷デニムストリートには、オリジナルグルメも。デニムカラーをイメージした青い肉マンやアイスクリームなどを購入できます。アイスクリームはラムネ味で、さっぱりと美味しいです。
また、倉敷の児島地区は、国産ジーンズ発祥地。旧野﨑家住宅から野﨑の記念碑までの約400メートルのストリートには、地元ジーンズメーカーが軒を連ねています。時間に余裕があったら、児島地区の「児島ジーンズストリート」も訪れてみるのもいいでしょう。
住所:岡山県倉敷市中央1-10-11
電話番号:086-435-9135
営業時間:9時30分~17時30分
HP:https://www.okayama-kanko.jp/spot/10362
デザインが豊富! マスキングテープの専門店「如竹堂」
マスキングテープの専門店「如竹堂」には、倉敷4ブランドを含む約850種類のマキシングテープがズラリと並んでいます。カモ井加工紙の「mt」の品揃えも豊富で、あまり見かけないデザインも。マスキングテープは、スケジュール帳を彩ったり、家具やステーショナリーをデコるのにも最適です。自分や友だちへのお土産にしても良さそうですね。
街歩きが楽しい倉敷の美観地区は、女子旅にピッタリな場所。白壁の街並みを堪能しながら、のんびりと散策したいですね!
[All photos by あやみ]