白壁の街並みを眺めながら、のんびりと楽しめる「川舟流し」
美観地区の観光スポットは数あれど「川舟流し」は外せません。手漕ぎの舟に乗船し、情緒溢れる街並みを眺めることができます。川面から街を見るという非日常の体験は、なかなかできません。
かつて倉敷川は、物資を積んだ川舟の往来でにぎわっていたのだそう。その風情を今でも堪能できるんです。しかも料金は500円(大人)。チケットは川舟乗船場付近のチケット販売所で購入できます。12月〜2月までの寒い季節以外は、川舟流しを体験できますよ。
赤煉瓦に蔦が絡まった近代化産業遺産「倉敷アイビースクエア」
「倉敷アイビースクエア」は、白壁のイメージがある美観地区とは少し趣が異なるスポット。明治時代の倉敷紡績所の工場の外観や立木を可能なかぎり再利用した複合観光施設です。敷地内には、ホテルや文化施設、レストラン、ショップなどがあり、どこを切り取っても絵になります。
中でも1400平方メートルの広大な中庭広場は、休憩場所として活用できて便利。周辺のショップでジュースやワインなどを購入して、椅子に座って優雅に過ごすのもいいでしょう。蔦のはう壁面は夕方以降ライトアップされ、より幻想的な雰囲気になります。
ショップでは、倉敷や岡山の名産物やお菓子も販売しているので、お土産探しにもピッタリです。
教科書に登場する名画も展示されている「大原美術館」
「大原美術館」は1930年にできた日本で最初の近代西洋美術館です。倉敷を中心に活躍した実業家の大原孫三郎、洋画家の児島虎次郎が収集した西洋絵画を展示するために造られました。本館のギリシア・ローマ風の古典様式の門構えには圧巻! 大原美術館設立時の作品を中心にモネ、ルノワール、ピカソ、ムンクなど、世界的に有名な画家の作品が展示されていて、見応えがあります。
「工芸・東洋館」の工芸館には、陶芸や木版画、型染の作品などが展示されています。また「東洋館」には、児島虎次郎が収集した中国・朝鮮半島・エジプトの古美術コレクションなどが展示されていて、紀元前の器や大きな石仏も。「工芸・東洋館」は各部屋によって、床の素材や内壁のデザインが異なりますので、アートの一部として合わせて見学したいですね。
ロダン・ムーアの作品が立つ「分館」には、近代から現代までの日本洋画家や彫刻などが展示されています。岸田劉生の「童女舞姿(麗子像)」や草間彌生の絵画など、見逃せない作品が盛りだくさんです。
また、本館と分館の間には、日本庭園「新渓園」もあり、東屋でゆっくりと過ごすこともできます。
大原美術館
住所:岡山県倉敷市中央1-1-15
電話番号:086-422-0005
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日・12月28~31日
入館料:1,300円(大人)、800円(大学生)、500円(高校・中学・小学生)
HP:
https://www.ohara.or.jp/
デニムグルメも充実している「倉敷デニムストリート」
細長いストリートにジーンズショップが並んでいる「倉敷デニムストリート」。ジーンズだけではなく、バッグなどのデニム小物も売っていて、デニム素材が好きな人にはたまらないスポットです。
倉敷デニムストリートには、オリジナルグルメも。デニムカラーをイメージした青い肉マンやアイスクリームなどを購入できます。アイスクリームはラムネ味で、さっぱりと美味しいです。
また、倉敷の児島地区は、国産ジーンズ発祥地。旧野﨑家住宅から野﨑の記念碑までの約400メートルのストリートには、地元ジーンズメーカーが軒を連ねています。時間に余裕があったら、児島地区の「児島ジーンズストリート」も訪れてみるのもいいでしょう。
デザインが豊富! マスキングテープの専門店「如竹堂」
マスキングテープの専門店「如竹堂」には、倉敷4ブランドを含む約850種類のマキシングテープがズラリと並んでいます。カモ井加工紙の「mt」の品揃えも豊富で、あまり見かけないデザインも。マスキングテープは、スケジュール帳を彩ったり、家具やステーショナリーをデコるのにも最適です。自分や友だちへのお土産にしても良さそうですね。
街歩きが楽しい倉敷の美観地区は、女子旅にピッタリな場所。白壁の街並みを堪能しながら、のんびりと散策したいですね!
[All photos by あやみ]
Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
絶景を眺めながらの映えパフェも!e-Bikeで楽しむ江戸時代の宿場町「矢
Nov 9th, 2023 | わたなべ たい
岡山県の倉敷から電車でも車でも30分ほどの距離にある「矢掛町(やかげちょう)」。実はこの矢掛町は、旧山陽道の宿場町として栄え、300年以上変わらぬ江戸時代の街並みが残っているんです。そんな江戸時代の面影をのんびり楽しみながら自転車でタイムスリップ! 穴場絶景から歴史的建造物、道の駅、日帰り温泉、ランチスポットやカフェ、おすすめ宿まで、外せない観光スポットをたっぷりと紹介します。後編は、矢掛町の「食べる・買う」楽しみを中心にめぐります!
神秘の木霊が聞こえるヤッホー公園とは!?e-Bikeで楽しむ江戸時代の宿
Nov 8th, 2023 | わたなべ たい
岡山県の倉敷から電車でも車でも30分ほどの距離にある「矢掛町(やかげちょう)」。実はこの矢掛町は、旧山陽道の宿場町として栄え、300年以上変わらぬ江戸時代の街並みが残っているんです。そんな江戸時代の面影をのんびり楽しみながら自転車でタイムスリップ! 穴場絶景から歴史的建造物、道の駅、日帰り温泉、ランチスポットやカフェ、おすすめ宿まで、外せない観光スポットをたっぷりと紹介します。
【日本三大まんじゅう】志ほせ饅頭・大手まんぢゅう・柏屋薄皮饅頭の背景にあ
Nov 4th, 2022 | 山口彩
日本のまんじゅうの始まり東京・塩瀬総本家の「志ほせ饅頭」。そこに、岡山県・大手饅頭伊部屋の「大手まんぢゅう」、福島県・柏屋の「柏屋薄皮饅頭」を加え、日本三大まんじゅうとされています。いずれも創業170年以上の老舗ですが、そもそも日本は100年以上続く企業数が世界一の老舗大国。10月20日「老舗の日」に開催された「老舗フェスティバル2022」でのパネルディスカッションをもとに、日本三大まんじゅうの背景とそれぞれのまんじゅうの特徴を、実食ルポで紹介します。
11月3日から岡山城もリニューアルオープン!アートと食と観光のいいとこど
Nov 2nd, 2022 | 渡邊玲子
2022年11月27日まで3年に一度の国際現代美術展「岡山芸術交流2022」が開催中。会場となっているのは、「岡山カルチャーゾーン」と呼ばれる岡山城や岡山後楽園周辺エリアの様々な歴史文化施設です。2021年6月大規模改修に入っていた岡山城も2022年11月3日よりリニューアルオープン予定。JR岡山駅前にある路面電車の岡山電軌東山線・岡山駅前駅から3駅目の城下(しろした)駅を起点に、実際に筆者が地図を片手に訪れたスポットをご紹介します!
【岡山芸術交流2022】の見どころピックアップ!街歩きをしながら世界中か
Oct 13th, 2022 | 渡邊玲子
芸術の秋。岡山県岡山市で3年ごとに開催される国際現代美術展があるのはご存じですか? 今年3回目を迎える「岡山芸術交流2022」のタイトルは、「僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか(Do we dream under the same sky )」。2022年9月30日から11月27日の51日間にわたって、世界各国からの「旅人」であるアーティストの作品が展示されているんです。岡山城や岡山後楽園周辺エリアの様々な歴史文化施設などを会場としているので、街歩きと一緒に楽しめますよ。
【岡山県のアンテナショップ】人気商品ランキングはコレだ!真っ赤な宝石桃太
Oct 1st, 2022 | わたなべ たい
東京の有楽町や銀座は、日本全国のアンテナショップが集まる一大密集地なのですが、そんな東京で買える、ローカル色豊かな各都道府県の人気商品・お土産をランキング! 第6回目は、前回に引き続き「とっとり・おかやま新橋館」を取材。今回は、岡山県の人気商品・お土産を実食ルポで紹介します。
全長360mの廻廊が圧巻!桃太郎伝説が残る岡山・吉備津神社で鳴釜神事を体
Jul 30th, 2022 | Chika
桃太郎についての伝説が残る、岡山県の吉備津(きびつ)神社。縁結びや夫婦円満、安産育児、延命長寿、学問などのご利益があり、パワースポットとしても知られるこの神社では、国宝である本殿・拝殿や、写真映えする全長360mにわたる廻廊などが必見です! 釜の鳴る音で吉凶を占うという鳴釜(なるかま)神事もぜひ体験してみたいもの。鳴釜神事を実際に体験した様子や、チェックしておきたいポイント、御朱印情報まで、現地ルポで詳しく紹介します。
現代アート好き必見!SNS映えする異空間に浸る「奈義町現代美術館」
Jul 27th, 2022 | Chika
岡山県にある奈義町(なぎちょう)現代美術館は、作品と建物とが一体化した現代アートを楽しめる場所です。大地、太陽、月という3つの常設展示があり、それぞれの世界観が際立つ見ごたえのある作品ばかりです。中でも「太陽」の部屋は、写真映えスポットとしてSNSでも人気。現代アート好きには一度は訪れてほしい、奈義町現代美術館を現地ルポ。
あの晴苺を東京で!限定いちごスイーツも必食の「とっとり・おかやま新橋館」
Feb 5th, 2022 | kurisencho
次々と新品種も生み出され、ご当地ブランドを食べ比べるのも楽しい「いちご」。東京・新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」では、岡山県産の新生いちご「晴苺(はれいちご)」がお披露目されました。さらに東京の3カ所では、晴苺の限定スイーツフェアも春先まで開催中。そこで今回は、一足先に晴苺の試食会にお邪魔したので、晴れの国のいちごとスイーツの味をレポートします。
岡山の美味しさ新発見!「お茶のほんぢ園」のほうじ茶ソフトが豪華すぎる【岡
Mar 21st, 2020 | kurisencho
岡山県庁の近くにある表町商店街を歩いていると、大きな看板のお茶屋さんを見つけました。外のショーケースに和の喫茶メニューがたくさん並ぶそのお店は、お茶と茶道具の老舗「お茶のほんぢ園」です。岡山のおいしいはフルーツだけではありません。種類豊富な和スイーツをいただきに、観光の休憩にぶらり立ち寄ってみました。