(C) Shutterstock.com
秋穂
「あいお」
山口市の南部の地名で、古くから伝わる霊場「秋穂八十八ヶ所」があることで知られています。秋穂地区と隣接する秋穂二島地区を中心にお札を納めるお寺「札所」が点在しており、白装束に身を包み、札所を巡礼するお遍路さんの姿が見られます。
惣太夫
「そうだゆう」
山口市の惣太夫町はJR山口駅がある町です。山口駅は、新山口駅から津和野駅までの区間を走る「SLやまぐち号」の停車駅のひとつ。「貴婦人」の愛称で有名なC57形蒸気機関車、「デゴイチ」と呼ばれ親しまれるD51型蒸気機関車が、もうもうと煙をあげて走る姿が見られます。
明木
「あきらぎ」
萩市にある地名です。江戸時代の参勤交代で開かれた、萩から防府市へと続く街道「萩往還」。幕末には維新の志士たちが駆け抜けた街道でもあり、歴史ロマンが漂います。明木の一升谷には、幅1ｍの石畳が延長38ｍにわたって敷かれ、今も当時の姿のまま残されています。
防府
「ほうふ」
瀬戸内海に面する港町・防府市。「ぼうふ」と読み間違えられることが多いのですが、正しくは「ほうふ」と読みます。防府天満宮は、全国に約1万2,000社ある天神様（菅原道真公）を祀る神社の中で、日本で最初につくられた由緒ある神社です。
上天花
「かみてんげ」
山口市の上天花町も、萩往還が通る町。「ここは一の坂四十二の曲がり 降りてくだされだんな様」と歌われた「四十二の曲がり」と呼ばれる難所があり、つづら折りになった急勾配の坂がいくつも続いています。
PROFILE
内野 チエ ライター
Webコンテンツ制作会社を経て、フリーに。20歳で第1子を出産後、母・妻・会社員・学生の4役をこなしながら大学を卒業、子どもが好きすぎて保育士と幼稚園教諭の資格を取得、など、いろいろ同時進行するのが得意。教育、子育て、ライフスタイル、ビジネス、旅行など、ジャンルを問わず執筆中。特技はワラビ料理と燻製作り。
SHARE
