心が癒されそうなクラシックに、仕事の集中力を高めてくれるジャズやボサノバ。気分転換を図りたいときや前向きな気分になりたいときなど、音楽の力はあなどれません!
音楽の好みと思考パターンには関連性があるそうです。研究に裏付けされた「音楽診断」、みなさんも試してみませんか?
好みの音楽から分かる!「共感型」vs「論理型」
英ケンブリッジ大学が4000人を対象に、音楽の好みと思考パターンを調べる実験を行いました。まずは被験者に心理学に基づいたアンケート調査を行ったのち、26のジャンルに渡る50種類の曲を視聴・評価してもらいました。被験者が選ぶ音楽から「共感型」と「理論型」のふたつのカテゴリーに分け、それぞれの思考パターンや特性を判断。
この結果「共感型」と判断された対象者は、R&Bやソウル、ソフトロック、AD(アダルト・コンテンポラリー)といった、感情移入しやすい甘いメロディを好むことが分かりました。共感型は感受性が豊かな(思いやりがあり、物事を感情的に捉えがち)傾向にあるそうです。
一方、「理論型」とされた対象者は、パンクやヘビーメタル、ハードロックといった快活でスリリングな曲調を好む傾向にあり、複雑な思考の持ち主が多かったということです。研究を行ったジェイソン・レントフロー博士によれば「音楽は私たちの感情や思考パターンを映し出すもの」とのこと。
みなさんが、現在気に入ってるのはどのようなメロディですか? 音楽の好みは、ご自身のことを分析するだけでなく、異性との相性を探るのにも役立ちそうです。合コンや婚活で気に入った相手に「好きな音楽のジャンルは?」と尋ねてみると、相手の思考パターンをつかむことができるかも!?
興味深い「音楽診断」、小ネタとして覚えておいても損はなさそうです。
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